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2011年4月12日火曜日

ザ・クロマニヨンズ@日比谷野外大音楽堂

ザ・クロマニヨンズ ツアー2010-2011
~ウンボボ月へ行く
2011/04/10 日比谷野外大音楽堂
開場 17:00 / 開演 18:00
前売 4,800円




うぉーーーっ!
って、雄叫びをあげてしまうくらいに、爽快だ。
良いライブだった。




なぜか、ホットスタッフでとるとチケット運が良くて、
今回もA列で見ることができて、ラッキー!

しかも、カツジを見るのになんの障害もなし!
なんてステキなアングル!

それでも、私なんかより数段格上の、
あのラッキーガールが目の前の席に居たりして。
やはり、強運だな~。
敵わないわ。

もちろん、ショーの始まりは『オートバイ~』から。

やっぱり野音の音の響きは特別。
そのままどこまでも突き抜けていくように、
空高く舞い上がるように、広がっていく音にときめく。

今日は、ちゃんとマーシー見なきゃ、と思ってたんだけど
逆サイドだったので、前の背の大きい男子がちょいとカブリ気味。
でも、頑張って覗き込むようにして、その横顔を見つめた。
ライトの逆光に浮かびあがるその横顔のシルエットは
凄みのある美しさだった。
うん、確かに、人間というよりも半神と呼ばれる種族のよう。
遥かに上から見通しているようだけど、
まったく手が届かないくらいに高いわけじゃない。
私もいつかそこまで辿りつけますか?

なんてことを考えて、
かなりセンチメンタルになりながら「オイ!オイ!」と
拳を振り上げてたわけだ。
目の前で4人がロックンロールを鳴らしてて、
それを受け止めてる自分が幸せ過ぎたものだからさ。

こんなことじゃダメだ。
せっかくのロックンロールを、
ただそこに転がってるだけの純粋なロックンロールを
変に味付けしたり脚色したりしちゃいかん。
と、気を取り直して思う存分楽しんでやることにした。
・・・って、つまり、「勝たん」でいくということなのだが。

『キャデラック』
しゃぶちゃんの上にライト(食卓にあるやつみたい)が点灯。
その照明がショボいのは、べつに“節電”とは関係ないらしい。
このリズムが好きなんだけど、
ヒロトのインディアンっぽいキュートな動きも好き。

『多摩川ビール』
ちょうど暗くなり始めた頃で、
ステージいっぱいに吊るしてあった豆電球(LEDだと思うけど)が
点されて、うわーっ!となる。
星というよりも、ホタルがたくさん舞っているようだった。
客席の中央にぶら下がっていたバルーンも、
月のようにやさしく照らしてたよ。
そして、当然ながら、コビーの指弾きに注目!
このステキな舞台演出により、
いつもにも増して、ウットリと見惚れてしまったのさ。

そして、ついにきた新曲コーナー。
やっと聴けたぁ。
『流線型』は、マーシーのコーラスがいいなぁ。
不思議なもので、マーシーが作った曲は全部、
マーシーのコーラスが映えるようにできてるんだよね。

あっ、『飛び乗れ!!ボニー!!』もコーラスが効いてたわ。
「ハッ、ハッハッ!」とか、いいよね~。

気のせいか、4人とも、いつも以上にいつも通り。
とにかく仲良さげで、見てるだけで顔がニヤけてしまう。
曲間でステージに背を向けてカツジとお喋りするのが、
みんな好きみたい。
きゃっ、カツジったら人気者!

今回も、カツジのパフォーマンスをじっくりと堪能いたしました。

カウントに入る前にスティックをクルクルっと回すとことか、
コビーとじゃれ合ってる感じとか、
一生懸命コーラスするとことか、堪りませんね。
とくに、「アナーキー!」というときの、ちょっと苦しげな顔が萌。




 オートバイと皮ジャンパーとカレー
 伝書鳩
 あったかい
 底なしブルー
 キャデラック
 多摩川ビール
 グリセリン・クイーン
 草原の輝き
 ムーンベイビー
 流線型
 飛び乗れ!!ボニー!!
 スピードとナイフ
 ひらきっぱなし
 7月4日の横田基地
 ボンジュール ロマンマン
 いきもののかん
 我が心のアナーキー
 エイトビート
 ギリギリガガンガン
 あさくらさんしょ
 紙飛行機

 南南西に進路をとれ
 土星にやさしく
 タリホー





そして、今日はステージ広いからね、
アンコールの『南南西~』は4人整列バージョンだよ。
カツジが先頭でマーチングバンド風に登場。
ちゃんと曲中も、足踏みしながら叩いてるのが可愛い。
もちろん、ヒロトが大太鼓を鳴らす姿も、
なんだか子供じみてて可愛らしいんだけどね。
そこは、まぁ、勝たんなので、こっち中心に見てしまうわけよ。

今日のアンコール2曲目は『土星にやさしく』がきた。
うん、ぴったりの選曲。

『タリホー』のイントロのギターを聴くと、
反射的にキューーーンと胸が痛む。
あぁ、これで終わってしまう・・・。

いつものように、盛大にスモークがたかれて、これがクサいんだよ。
おかげで、センチな方向にふれかけた心の針が、
ぐっと引き戻されて、ちょっと救われる。
ステージ上の方々は、あれ、大丈夫なんでしょうか?
毎度のことながら、カツジが見えなくなるのも寂しい。

「空へ、空へ」と上を指さした先に、
本当の夜空が広がっているということが、
なんて気持ちのいいことか。

「またねー」という、あのお美しい方の声を合図に、
夢の世界から帰ってきたみたいな気がして、
どうしようもなくせつない気持ちになる。
でも、いい夢だったな~。

4 件のコメント:

  1. サフィレット2011年4月13日 11:52

    桜色に染まった、完璧すぎる春の宵でした。何もかもが夢の中の出来事だった気がしています。

    日比谷では、コビーの素敵さが際立ちましたね!いつもより動きも派手で、照れたり笑ったり素顔が覗き、胸がキュンとなりました~。
    そして、まさに眼福の「多摩川ビール」。俯き加減で、右側に口を引き結んでいる横顔‥‥ほうれい線が素敵で息を呑みましたー!!肩よりちょっと上から、あの黄金ラインは始まっていたのですね♪

    ロックンロールは、私の中を軽やかにすり抜けていきました。それでも、空を見上げる度に、あの爆音が鳴り響いてきます。月へ行った、ウンボボの仕業なのでしょうか?

    追伸:色々とお世話になりました☆nemuriさんの「カツジ!」、まるで熟練の大向こうのように小気味良くて、感激しました(*^^*)

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  2. >サフィレットさん
    あの『多摩川ビール』は、
    一生忘れられないくらい素敵でしたね。
    しかし、ほうれい線とは!なんとマニアックなのですか?
    さすがに私もそこまでは・・・。

    ところで私、「カツジ!」なんて声出しましたっけ?
    お恥ずかしい・・・。
    そういうことは、心のフィルムに焼付けないで、
    早めに消去しちゃって下さい。

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  3. やはり真島菩薩はもう半分人ではなくなってましたか~。
    そして、
    マーシー曲のマーシーコーラス映え、同感です。

    それにそうですよ、
    目の前のロックンロールをそのままの味で召し上がってください。

    次の野音はご一緒に。
    雨ですか~やはり~;

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  4. >tokageさん
    ロックンロールを丸かじりで頂戴してきましたよ。
    たいへん美味しゅうございました。

    さて、今週は趣向を変えて、
    雨の中、馴染みのお店でいつもの料理をいただくとしましょう。

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