「晩秋 HIKIGATARI BUDDY 2011」
藤井一彦(THE GROOVERS) × 八熊慎一(SPARKS GO GO)
11月29日(火)下北沢 440
19:00開場/19:30開演
3,300円(+1drink 500円) 《SOLD OUT》
ついに、一彦さんのソロを初めて観た。
基本的にグルーヴァーズというバンドが大好きなので、
一彦さんのソロ活動には、ちょいと微妙な思いもあったりして、
今まで観ることがなかったのだ。
でも、西の方にお住まいのあの方が、
一彦ソロを絶賛されてたので、私の重い腰が上がったわけだ。
この前の251でのライブが震えるほど良くて、
その勢いでチケットを買ってしまったというのもあるが。
で、チケットを手に入れてしまったら、
そりゃもう、楽しみで仕方なかったわけですよ。
ソロ音源聴きながら「ここの所はどんな風に弾いてるんだろう」
と、その姿を想像しながら、ニヤニヤしてたわけですよ。
そして当日、440の前で一彦ラヴァーのりーさんと合流。
すでに大勢の人で店の前はごった返していたけれど、
うーん・・・。
どうやら、スパゴーファンが大部分だなぁ。
どこが違うのか上手く言えないけれど、
グルーヴァーズのファンとは雰囲気が違いますな~。
まぁ、私もスパゴーファンだと思われてたかも、だけど。
アウェイな予感、プンプン。
最初に出てきたのは、ヤックさん。
年功序列の法則により、一彦さんが先だと思ったんだけど、
ハズレたなぁ。
あっ、私、もちろんスパゴー的知識は皆無。
曲もまったく知りません。(キリッ)
ヤックさんのお顔も、ちゃんと認識したのは初めてなくらいで。
ヤックさんは、ベースボーカルらしい。
ギターの弾き語りでライブやるのは、2回目らしい。
へえ~。
そんなわけで、弾き語りでは後輩になるので、
先に演ることにしたんですと。
初めて聴くヤックさんの歌声は・・・というか、
MCの雰囲気も含めて、なんだかOTと似ているなぁ。
その場で曲を選んで、弾き始めてから「やめたっ!」
と違う曲始めちゃったりする感じとかが。
席は、5,6列目くらいの中央だったのだが、
どうしても、前の人の頭が被るんだよね~。
座ってるヤックさんの姿はほとんど見えなかった。
必死になって覗き込む気もないから、
音声だけで楽しませていただきましたよ。
で、この日のジョイントについて、
私は、それぞれのソロをたっぷり演って、
最後に3曲くらい二人でセッションして終了~、
という流れかと思っていたんだけど、違った。
二人で一緒にやるのがメインだった。
なので、
ヤックさんソロ→ヤック&一彦(ユニット名は「藤熊一一」)→
一彦さんソロ→ヤック&一彦(「藤熊一一」の読みは
「ふじくまーあー」)
という進行。
一彦さん登場で、藤熊一一の第一部。
「こんばんは、橘あつやです!」と、とり合えず掴みにかかる。
こうやって先輩(といっても1歳違いだっけ?)と
対峙してる一彦さんって始めて見るなぁ。
その敬語ちっくな感じが新鮮だ。
一彦さんはスタンディングだったし、
なぜか、私の視界は一彦さん前がすこーんと開けていて
手元までよく見えたのだ。
嬉しいなっ。
初っ端は、直球勝負な選曲で
ディランの『風に吹かれて』とルースターズの『ガールフレンド』
あと、スパゴーの曲とグルーヴァーズ曲は『美しき人よ』
ヤックさん、グダグダした感じながらも、
グルーヴァーズの曲を褒めてくれたので、好感度アップだわ。
一彦さんのソロは、
『LAZY FELLOW』『確信犯的ストレイシープ』
あと、まだ音源になっていない新曲。
そのうちの1曲が『ジェミニ』というタイトルで、
りーさんが「私たちのための歌だね(妄想)」とのたまわった。
そう、私たち双子座コンビですものね。
それにしても『確信犯的ストレイシープ』は、痺れるわ~。
あのカッコよさは、反則!
カッティング、っつうか完全ミュートしてるからブラッシングか、
あの、ザキザキザキザキという音。
そんなもん、ミュートしてて音程なんてないのに、
いい音なんだよな~。
お腹がギュウっとなるんだよ。
一彦さんのアコギは、マーチンのカッタウェイのエレアコ仕様。
・・・だったと思う。
なんか、マーチンのイメージってさぁ、
繊細に爪弾くのが似合う感じだと思ってたんだよね。
まさか、こんなにガンガン、
ストロークプレイで鳴らしちゃうなんて、うひょーーって感じ。
そういうのってギブソンのイメージだからね~。
想像以上にロックだな~。
アコギを激しく掻き鳴らしてる姿がセクシーダイナマイト!
あー、そのギターが羨ましい!
私がギターになりたいわ。
そして、そんな風に激しく鳴らして欲しいわ。
キャーーー!!
・・・と、やや温度低めのスパゴーファンを置き去りに、
エキサイトしまくりの我々。
実は、隣にいる人のことなんて目に入ってないのだけれど、
りーさんが盛り上がってないわけがないからね!
えぇ、まぁ、予想どおり、どアウェイでしたよ。
しかし、一彦さんは、そんなのお構いなしだね。
むしろ、却って燃えたのかもしれない。
再びヤックさんと二人で。
二つのバンドには共通点が多い、という話。
もともと4ピースだったのがヴォーカルが抜けて
3ピースになった。
二人とも“仕方なく”歌ってるそうで、
いまだに、いいヴォーカルを探してるんだって。
3人のうち2人の姓が同じ。
・・・って、スパゴーの方は兄弟じゃないか!
ギターとドラムだから「倶知安のヴァンヘイレン」
と呼ばれてたとか(???)
で、「藤井くんは、兄弟じゃないんだよね?」と今更の確認。
ヤックさん、なんとウィキペディアで調べたらしい。
一彦さんの話によると、
広島県福山市には「藤井」という姓が多いのだとか。
同じクラスに4人も「藤井」が居たことがあったって。
へえぇ~。
ちょっとした豆知識ですな。
この辺りから、記憶が曖昧で、
アンコールまで含めて、記憶がごった煮状態。
ヤックさんはベースを弾いたり、ギターを弾いたり。
全然聴いたことないのは、全部スパゴーの曲と思うのだが。
グルーヴァーズの曲は『奇跡のバラッド』と『BUDDY』
『BUDDY』はスパゴーも演っているらしい。
というより、スパゴーの為に一彦さんが書いたのだな。
あと、CCRの『HAVE YOU EVER SEEN THE RAIN』
(りーさん、思い出してくれてありがとう!)
最後は、BO GUNBOSの『トンネルぬけて』を
ヤックさんが楽器を持たず、情感たっぷりに、というか、
ちょっと抜けたいい感じで、歌い上げた。
ここで、ちょっと話は戻って『奇跡のバラッド』ね。
選曲のとき、ヤックさんが
「絶対にコレ!」と強く推してくれたみたい。
いんやー、いい曲だわ。
今更だけど。
んー、グルーヴァーズのライブでは聴いたことないかも。
なにげに一彦さんの書く歌詞、好きなんだよな。
ニヒルぶってるくせにセンチメンタルで、
男の青臭いロマンが垣間見えて、キュンとなる。
音がシンプルになると、歌の力、言葉の力が
ストレートに響いてきて、
ヴォーカリストとしての一彦さんを再認識させられたわ。
ぶっきらぼうでブルージーな歌声がいいんだよなぁ。
やっぱり、バンドとは別物の良さがある。
また来年も、この「藤熊一一」でやりたい、と言ってけど、
私は一彦さんのワンマンでガッツリ見たいなぁ。
と、やや不完全燃焼気味な気分で思ったのである。
じっくり読みました。反芻しながら。
返信削除「一彦さん、いい!!」しか記憶がないので、そうかそうか、とね。
一彦さん、本当に素っ晴らしくセクシーでしたね。
私は激しくザキザキされるより、優しくつま弾いて欲しいタイプです~(なんの話だ!?)。
「良いライブはあっという間」らしいですが、やはりもうちょっと長く一彦さんを堪能したかった。
ワンマンを待ちましょう。
なにやら楽しそうなライブですね~。
返信削除アコギってこういうジャンルがあるんだな!と思います。
そして一彦!
福岡のライブはあまりにアングラで(2階でやってましたが;)詳しく書くのを控えたんですよ。
一彦ハイキックしましたか?
私はストロークにつきますわ~。
で、
私もジェミニなんですけど…ジェミニは2人までですかね。
>りーさん
返信削除本当にあっという間だったので、少し物足りなさを感じてしまいますね。
確かに「良いライブ」でしたけれど。
こんな拙い私の文章で、りーさんがちゃんと反芻できたか心配ですが、
12/17のグルーヴァーズのワンマンまで、禁断症状に耐えて下さいね。
>tokageさん
ええ、してましたよ、ハイキック!
痺れました~。
今、思い出したのですが、ハープもカッコよかった。
これも、弾語りならではですよね。
そうか、tokageさんもジェミニでしたよね。
残念ながら、この日440で歌った『ジェミニ』は、
私とりーさんのものだと思いますよ。(←超・妄想)