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2012年11月27日火曜日

天月@BOOGIE STOCK (2012/11/23)

天月
(湯川トーベンvo,b/田中”ヤッチ”裕千vo,g,/向山テツdr)
11月23日(祝) 新代田 ROCK BAR BOOGIE STOCK
OPEN18時/START19時
自由席(入場整理番号順)¥3,000+¥1,000(2ドリンク代)



今年最後の天月ライブ。
場所は、横浜じゃなく、新代田のテツさんのお店。
いつもにも増して、ギュッと詰まったスペース(要するに狭いってこと)で、
濃密なライブだったわ。



最初の曲は『天使の月』
やっぱり、一発目の出音でのけぞってしまった。
この狭小空間でも、手加減なしの爆音炸裂なのね。

店主のテツさんよりも、トーベンさんの方が気にしてたよね、
上の階から苦情がくるんじゃないかって。
「ここで演るのは、最後かもしれない」とか。
いやー、それは悲しい。

一応、小さいスピーカーもあるのだけれど、
どう考えても、アンプ直の音を聴いてるわけで、ドラムも生で、
いいバランスで鳴ってて、すごく気持ち良かったんだよ。
できれば、またここでライブして欲しいんだけどなぁ。
苦情きてなければいいなぁ。

ヤッチさんとトーベンさん、それぞれのマイクスタンドに、
小型のモニタースピーカーが取り付けてあったのに驚いた。
テツさんのお手製だそうだけれど、
スペースの有効活用という点では、なかなかの優れものだね。
面白い。

ちなみにミキシングはテツさんが自らやっておられました。
ハウると、そそくさと立ち上がって調整したり、
自分がヴォーカルとるときだけ、リバーブかけちゃったり。
今日はテツさんのヴォーカルが2曲もあったし、
店主大忙しといったところ。

トーベンさんはラグランの長Tを着ていたのだが、
ちょっと襟ぐりが広めだったようで、ストラップで引っぱられて、
鎖骨が・・・、セクシー。
時間が進むうちに薄っすらと汗ばんで、さらに・・・悩殺。
喉元フェチの私には、たまらん光景でしたわ。
あー、あの汗を、そっと拭き取って差し上げたい!(←妄想三昧)

・・・と、目の保養もさせてもらったけれど、
これは、飽くまで副次的な産物であって、
カッコいい音楽が、主にあってこそだということを忘れちゃいけない。
今話題の「楽器を演奏しているようなパフォーマンス」なんかじゃ
こんなに痺れるワケがないのだよ。

トーベンさんのSキャラは、今日も発揮されてて、
MCタイムに入って、ヤッチさんが煙草に火を点けると、
「なに休憩してんのー、もう演るよー」と、
火を点けたばかりの煙草を消させて、次の曲へいくという・・・。
ヤッチさんも「なんか、今日は苛められるなぁ」って、苦笑い。

『日本のおっさん(命名、私)』のコール&レスポンスで
「おっさん!」「オッサン!」「おまえが!」「オッサン!」
というやりとりは、いつものことで、
もちろん、その標的は客席にいる男性陣なわけだが。
今回は、それの「おばちゃん」バージョンも。
これは珍しいことだな。
実際、私を含め、客席は「おばちゃん」と呼ばれても
何の不思議もない年齢層の女性が多数を占めているのだけれど、
今までのトーベンさんを見ていると「女性は弄らない」という
不文律を守っているように思っていたので。
まぁ、特定の個人ではなく、客席全体への呼びかけだからいいのか?
当然、おばちゃん達は臆することなく
「おまえが!」「オバチャン!」というC&Rは、至って元気。
この光景を見て、ヤッチさんが大ウケ。
「やってみれば?」とトーベンさんに振られても、
「いやいやいやいや・・・」と、かなり腰がひけてたのは、
おばちゃんパワーに恐れをなしていたのだろうか。

『青春パンク(仮)』からグイグイっとアゲていって、
『四畳半のロックスター(命名、私)』という終盤の流れが圧巻だった。

天月の出す音は、内臓にグッとくる。
爆音でグルーヴィーな音を聴いてるうちに、軽くトリップだ。
得も言われぬ多幸感に包まれる。
(だから、エロい妄想に発展していくんだろうなぁ、といいわけ)
でも、この幸せな時間は、間違いなく終演(終焉?)に向かって流れ、
留めておくことはできない。
そんなことが、ときどき頭をよぎる度に、
胸の奥がキューーンと痛くなった。
この瞬間を冷凍パックにして、持って帰れたらなぁ・・・。

せめて、音源が欲しいところである。
トーベンさんもが「アルバム作るように仕向ける」と言っていたので、
その言葉に期待!

せつなさに打ちひしがれながら、お店を出るときに、
トーベンさんが立っていて「ありがとう」と言って送り出してくれた。
その瞬間が幸せ過ぎて、泣きそうになった。
こちらこそ、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。

2 件のコメント:

  1. ナイスな席をありがとうございました。
    最初から最後まで、ゾワーっと鳥肌がたちっ放しでした。
    どの瞬間を切り取っても、カッコいい!
    天月、最高!
    トーベンさんの言葉を信じて、アルバムを待ちましょうね。

    「おばちゃん!」と口に出した時、一瞬「あっ、言っちゃった」という顔をしたトーベンさんが可愛かったです。
    店を後にする時の笑顔もね。

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    1. >りーさん
      りーさんの地元でのライブでしたね~。
      音も良かったし、横浜よりも近いので、またあそこでライブがあるといいんですけどね~。

      早くあのグルーヴをレコーディングしてもらわないと、
      ジャンキーですから、ヤク切れで暴れ出しそうです。
      あのトーベンさんの笑顔を思い出しながら、乗り切るしかないなぁ。

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