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2012年11月4日日曜日

BROOK or BONNET?? VOL.1@下北沢GARDEN

『BROOK or BONNET?? VOL.1』
10月28日(日)下北沢 GARDEN
THE GROOVERS/TAIJI at THE BONNET(佐藤タイジ、ウエノコウジ、
阿部耕作、うつみようこ、奥野真哉)
18:00開場/18:30開演
前売4,000円/当日4,500円(ドリンク別)



本日も、とても楽しみな対バンのライブ。
仲良し対バンの好カード。

いつもの相棒と、その相棒が手に入れてくれた良番チケットを持って、
地下の階段で開場を待っていた。
最前列確定の番号なので、ウキウキ、ソワソワとしていたのだが、
な、ん、と!
イープラスの先行チケットの方が先に呼ばれたのだ。
・・・愕然とうなだれる二人。
当然のごとく、箱チケが優先だと思い込んでたからね~。
かなりショック・・・なんだけど、
いい大人がそんなことくらいで狼狽えるわけにはいかない、
「そいうこともあるよねぇ」なんて言って、平気ぶってみた。

けど、ありがたい事に、イープラス先行の人は20~30人だったので、
その後の入場でも、なんとか最前列をキープできた。
下手サイドはちょっと層が厚かったので、上手のボブさん前へ、イン。
よかった、よかった。



THE GROOVERS
あれ?登場のSEあたっけ?
なんか記憶が曖昧なんだけど、SEが無かったような・・・。

一彦さんは、ペイズリーのシャツで、いつもに比べると地味だったな。
いや、一般的にはじゅうぶん派手だけど。

一曲目『Groovaholic』でスタート。
そうそう、このグルーヴを待っていたのだ。
まさに、Groovaholicの私にとっては、麻薬のよなもの。
しかし、ジャンキーはそう簡単に満足しないからね。
もっと、もっと、もっと・・・!!

そこへ、あの駆り立てるようなギターリフ。
『独断』
キャーーー!!
大好きな曲!もう、無条件にアガる!
思わず、逆サイドにいる一彦さんの手元を凝視してしまう。
あのキレキレのカッティングを弾くところが、
どうしても見たくなってしまうのだ。

『放浪の運命』は、ライブでは定番の
セカンド・ラインのリズムアレンジで。
このときのボブさんのステップが可愛らしいのだ。

「タイジくんと初めて会ったのは、
お互い専業のギタリストだった頃で・・・」というMCは
どのタイミングだったっけ?
「オレはヴォーカリストをクビにしたことはない!」
と言っていて、このときは特に何も思わなかったのだけれど、
後日、この二人の対談を読んで、
このときに、そういう話題が持ち上がっていたのね、と納得。

『12月だけのクリスチャン』
少し驚いた。
12月のワンマンでしか聴けないものだと思っていた。
だから、何故、今日のライブで?と。
今年は12月に恒例のワンマンが、年明けになってしまい、
演るタイミングがなくなってしまったから、
ただそれだけのことなのかもしれない。
でもね、私は深読みしてしまうのだ。

今の日本の情勢を冷静に考えてみると、
かなり、厄介なことになっているのは明らかである。
どこかの知事とか市長とか元総理とかが出てきて、
日本を右傾化しようとしてるのに、それを批判するマスコミは少ない。
「白紙委任」なんて言葉を聴いたときには、
その恐ろしさに震え上がったのは、私だけではないはずだけれど。

こんなときだからこそ、の選曲だったのではないのか?
「悪いようにはしない」と言われ、戦場に連れ出され、
酷い目にあっていく、この歌の主人公みたいなことが、
現実に起こるかもしれないのだ。
黒い服の男に気を付けろ、と言いたかったのではないか?
そういうメッセージだったのではないか?
少なくとも、私はそう受け止めることにした。

なんて、ちょっとブルーな気分が『ロザリー』で吹き飛んだ。

『ARROW』も、意外な選曲。
ライブで聴くのは、初めてかもしれない。
あれ、ひょっとして・・・?と思い当たったことがある。

一月ほど前、一彦さんがダイノジのUst番組に
ゲストで出演したことがあって、このとき大谷さんが、
「SETZNA」の一曲目のイントロがカッコいい、と言ったのだ。
つまり『ARROW』のことだよね。

新曲・・・、一度どこかでタイトルを聞いたことありそうなんだけど、
ぜんぜん思い出せない。
もうライブで何度も聴いてる、沁みるバラード。
イントロのギターが美しく優しい響き。

ピックで弾いた後、指で爪弾くために、
握った掌の中へピックを移動させ、指で爪弾いた後、
またピックを持ち直す。
この2小節単位で繰り返される一連の動作が、あまりにも優雅で、
息を飲んで見つめていた。
このイントロがずっと続けばいいのに、と思いながら。

『最後の煙草~』が、なんだがせつなかったのは、
まだまだ、グルーヴァーズに満たされてなかったから。
やっぱり、ワンマンじゃなきゃ満足するのは難しいなぁ。


Groovaholic
独断
放浪の運命
12月だけのクリスチャン
ロザリー
欠けた月が出ていた
ARROW
SAVANNA
グッド・モーニング・シャングリラ
(新曲)
最後の煙草に火をつける



TAIJI at THE BONNET
スターウォーズのテーマが流れる中、
メンバー全員、ジェダイのマントを頭から被って登場。
すぐに脱いじゃったけど。

私の前にはようこさん。
デッカイ男子ばかりの中にいると、いかにも紅一点、
衣装も派手派手で可愛らしいなぁ。
「LAメタル」と言われてた、アニマルプリントのスパッツとか、
カラフルでステキ。(これで葛城ユキもいけるはず!)
ようこさんのギターは初めて見た、SG。
ピックアップが一つだったから“ジュニア”でしょうか。

BONNETの曲は知らないけど、
みんな、すーっと入ってくる感じで、気持ち良く聴けた。
そして、ようこさんの歌が好きだなぁ、と再認識。
なんか落ち着くというか、懐が深いというか、
ようこさんの歌声が聴こえるだけで、妙な安心感があるのだ。
あっ、メインボーカルはタイジ氏なんだけどね。

MCがダラダラと面白いバンド、という評判をきいていたのだが、
なぜか、今日はそれは封印らしい。
(それでも十分面白かったけど)

12月20日の「THE SOLAR BUDOUKAN」の告知は力入れてたな。
この日は伝説のライブになるから、って。
一応、うぉーー!とノッておいたけれど、
その日はフラカンなので行けないのである。
ゴメンナサイ。

結局、ウエノくんは、
「さっきサイゼリヤで喋りすぎた」と、一言は発しただけだった。



アンコールで、
ジェダイマントに身を包んだ一彦さん登場。
これも、一瞬で脱いでしまったけれど。

『SWEET JANE』をようこさんの英詞バージョンと、
一彦さんの訳詞バージョンの両方で。

そうそう、このとき奥野さんとようこさんが
ポジションを入れ替わっていて、奥野さんがギター!!!
すごくギターが小さく見える!

一彦さんとタイジさんが向き合ってギターソロ合戦。
こういうの見てると微笑ましい。
ウエノくんも、この二人を見て「まったく・・・」というように
笑って首を振っていた。
そして、奥野さんは、果敢に絡みに行った。
ギタリスト三つ巴、面白い。

エキサイトし過ぎたのか、タイジさんの5弦が切れてた。
それほど激しいギタープレイだったのね。



いやー、いい対バンだったね。
この顔合わせで、また演って欲しいなぁ。

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