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2012年11月13日火曜日

マダムギターパンダ/びっくりしたな、もう@紅布

マダムギターパンダ初CD「新しい人」発売記念ライブ
11/7(水)新宿 レッドクロス
マダムギターパンダ/びっくりしたな、もう
開場19:00/開演19:30
前売2500円/当日3000円



びっくりしたな、もう
ステージのセッティングを見て、3ピースのバンドだろう、
ということだけは予想できた。

時間になり、メンバー3人が出てきた。
やっぱり3ピースだ。
あれっ?あのギターの人、見たことある顔だわ。
んん?桜井さんに似てる・・・いや、本人か!?

というわけで、なんと真心ブラザーズの桜井さんだったのよ。

びっくりしたな、もう は、桜井さんが、
真心でデビューする以前に活動していたバンドで、
5、6年前から再び、ゆるーいスケジュールで活動再開したらしい。
桜井さん以外のお二人は、音楽が本業ではないそうだ。

印象はPOPなんだけど、なんだか一癖あるメロディー。

私はちょうどベース前にいたので、ベースの人を見ていた。
地味ながらも可愛らしい、私の好みのルックスだったので。
そしたら、また、指弾きの2フィンガーが、
たいそう色っぽい動き方をするので、ヨダレ垂れそうだった。
はぁはぁはぁ・・・。

何年かぶりに作ったという新曲が、なんと8分の5拍子という
変態・・・じゃない、変拍子の曲で、
プレイする方も「アドリブ禁止令」が出されたり、
みなさん、緊張の面持ちでしたわ。
でも、演奏が始まってみると、意外にもノりやすくて、
変態POPな感じが楽しかったなぁ。

最後の曲だったかな?
ファンキーなリズムギターが、すっごくカッコ良くて、
このときばかりは、桜井さんを凝視してしまった。

真心ブラザーズって、どうしてもYO-KINGの方に注目してしまうので、
今まで気付かなかったけれど、桜井さんって、
こんなに歌もギターも上手かったんだぁ・・・と、
失礼千万なことを考えていた。



マダムギターパンダ
はい、お待ちかねのマダムギターパンダ。
マダムギター(長見順さん)と、ギターパンダ(山川のりをさん)の
ユニットである。

順さんは、真っ白のマリー・アントワネットみたいな
大仰なドレスをズルズルと引き摺りながら定位置へ。
素敵マダムですわ。
パンダは、きっちりパンダのまま袖から出てきた。
やっぱりデカイ!ジャイアント!

マダムギターパンダ、二人組みのロックバンドです。
新人です!よろしく!的な挨拶の後、
『マダムギターパンダのテーマ』でスタート。
後のセットリストは、基本的にデビュー・アルバムからなので、
とくに書かなくてもいいかな。

パンダの脱皮パフォーマンスも相変わらず。
しかし、1回分だけで、すぐにカルピス・プレスリーへ。
キャーーー!と、心の中で黄色い歓声を上げた。
のりをさんのプレスリー姿、エロくて大好きなんだよ。

のりをさんのグレッチ、直アンプの音が、好きなんだよなぁ。
今日もハイハットを踏みながら、器用にギターを弾いてる。

順さんのギターは、ブルースの濃い音色。
一つ一つの音を体から振り絞るようにして弾くところが、カッコいい。
あの右手の親指が、渋いわぁ。

順さんがピアノへ移動して、福島3部作。
『東北新幹線』『フルーツライン』『港にて』
こういうの聴くと、順さんの“福島愛”がジンジンと伝わってきて、
ちょっぴり泣けてしまう。
ただでさえ、順さんの歌声には無条件に涙腺が緩んでしまうというのに。

でも、やっぱり、ギターを弾いてる姿が好き。
マダムギターなんだもん。
『SMOKE』とか『補修工事』のノリが、すごく気持ちいい。
のりをさんが、ときどき順さんの方を見て、
嬉しそうにニコニコしながら、弾いてるのが新鮮だった。

『廃人』のときの、のりをさんのかすれ声が
たまらなくセクシーでしたわ。
あの苦しそうなところが、たまらん。

「次の曲で最後です」ってことで、
お馴染みの「ロクスケ!」も5、6回出たかな?
順さんも果敢に挑戦なさってましたよ。
「ロクスケ!」と言ったときの満足そうな表情が可愛かった。
たしかに、アレは、言ってみたいよね。



アンコールは、桜井さんも一緒に登場。
まったく打ち合わせしてなかったらしく、お店の方が、
慌ててセッティングをしていた。

『ジョニー・B・グッド』のメロディーに、
「のりをくんGO!GO!」と、のりをさんの自叙伝風な歌詞をのせて。
ギタリスト3人でのソロ回しが、とっても楽しげ。
いいなぁ。

次に、順さんメインで、ドロッとブルースなフレーズが始まったので、
何?何?と、思ってると『舟唄』でしたわ。
前に、パンチの効いたブルースのライブで聴いたなぁ。
順さんが「お酒はぬるめの燗がいい~」と歌い出したときの
桜井さんのビックリ顔からすると、本当に打ち合わせしてないのが、
よーく、わかった。
でもって、ここから、曲が『We Will Rock You』的に
展開していくのだが、ステージの桜井さんを始め、知らない人たちは、
やや面食らっていたようだ。
面白かったな~。



とても、いいライブだったんだけど、
ハコ的には、ちょっと違和感があったかなぁ。
オールスタンディングではなくて、テーブルがあって
飲み食いできるハコの方が似合ってるような気がするんだよなぁ。


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