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2013年2月19日火曜日

孤高の正義

思い出したきっかけは、上京記念日のGのブログ。





↑↑ こんな写真がアップされていて、見た瞬間にハッとなった。
マリア・マッキー!!!
このCD、私も持ってるじゃん。



Maria McKeeは、Lone Justiceというバンドで
デビューしたシンガーである。
Lone Justiceを知ってる人はどれくらいいるだろうか?
興味のある方はググって調べてみて下さいね。
詳しく説明できるほどの情報は、私も持っていないので。

私が高校生のとき、このLone Justiceの1stアルバムを
レコードが擦り切れそうなほど、よく聴いていたのだ。
当時は今ほど、女性ヴォーカルに抵抗がなかったんだなぁ。

カントリー・ロック調のサウンドに、
マリアのキレキレで勢いのあるヴォーカルが魅力的だった。

当時、マリアは19才か20才くらい?
ジャニスの再来というような謳い文句で、
プロモーションにも力が入っていたようだが、
そのわりにはブレイクしなかった。

次に出た2ndアルバムでは、メンバーもゴソっと入替え、
サウンドも当時の時流にのった重めのロックサウンドで、
カントリー色は消えていた。
曲はいいんだけど、オリジナリティが乏しくなって、
心なしかマリアの歌声も、悲しみを帯びて聴こえた。

結局、この2枚のオリジナル・アルバムで、
このバンドのキャリアは終わってしまったようだ。


YouTubeで探すと、ライブ映像がかなり沢山見つかった。
中でも、いい感じにマリアがはじけてるのがコレ ↓



この曲、大好きだなぁ。




その後、私は就職して上京。
社会人になって2、3年たった頃、
ふっと、CDショップで「Maria McKee」の文字を見つけた。
そのとき手に取ったのが、Gが手に持ってるCD
『You Gotta Sin to Get Saved』だったのだ。




久しぶりに魔窟からCDを引っ張り出してきて、聴いてみると、
シンプルで耳馴染みの良いサウンドが、心地よく、
マリアの声に郷愁を感じた。
我が青春の一頁には、間違いなくマリアの声が染み付いているから。

なのに、20代の私は、このアルバムがあまり気に入らなかったのか、
それほど聴いた記憶がないんだよね。




ところで、現在のマリアはどうなってるんだ?と、
またまた、YouTubeで探してみたところ、
一番最近と思われる、2009年の映像を発見した。



何十年という歳月が流れているので、
可愛らしかった少女が、オバサンになってしまうのは仕方ない。
私だって相当なオバサンになってるんだからねぇ。

英語がまるっきり苦手なので、よくわからないのだが、
いきなりマリアのトークから始まるこの映像、どこかのイベント?
かなりフランクな雰囲気で歌っている。

あぁ、この雰囲気、わかる。

小さいライブバーでの、アットホームな温かさを感じる
あのライブの雰囲気だわ。

そうか。
マリアは、今も、こんな温かいライブで歌っているのか。
そう思うと、なんだか、とても嬉しくなった。

もう、ステージを飛び跳ねながら、ギターを掻き鳴らして
シャウトするような姿は見られないだろうけど、それはそれ。
ずっと歌い続けていてくれればいい。
そして、またいつか・・・
もっと年をとった私の前に、颯爽と現われてほしいな~。


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