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2013年2月24日日曜日

かみぬまゆうたろう/ワタナベマモル/ギターパンダ@紅布

2013年2月22日(金)新宿レッドクロス
open 19:00 / start 19:30 
前売 2500円 / 当日 3000円
出演:ワタナベマモル / ギターパンダ / かみぬまゆうたろう



かみぬまゆうたろう
ステージのセッティングが、至ってシンプル。
中央にコンデンサーマイクが一本立ててあるだけなのだ。
そこへ、ボーダーのシャツを着たメガネ男子が
小ぶりのアコギを抱えて出きた。
彼が、かみぬまゆうたろうくん。
どうも、はじめまして。

第一印象は・・・若い!!
1988年生まれとプロフィールにあったから、25才?
いやー、もっと若く見えるわ。
お肌がプクプクしてて、かわいいなぁ。

彼は、ラブソングのような体裁をとりながら、
男のエゴをいやらしく、且つ、爽やかに歌い上げていた。
明るくてハリのある声で、ちょっとドキッとするような
歌詞を歌ってるのが、なかなかいい。

ギターも歌もマイクで拾ってはいるんだろうけれど、
ほぼ生音を聴いてるようなもん。
かなりな声量で歌っているのに、それに負けない響きをする
その小さいギターの音色が素晴らしかった。
とくに、爪弾いたときの6弦のビョーンという音の
味わい深さといったら、もう・・・。

と、そのギターのことを歌ったと思われる曲が
『アメリカ生まれのおじいさん』
「穴を明けたりしない、売り飛ばしたりしない」
と、本当に愛おしそうに歌っていて、可愛らしかった。

まっすぐな歌声は、少し奇妙くんと似ているかも。
優しい響きなのに、力強く、私の心にキレイに着地していた。

また、いい“歌うたい”に出会えたなぁ。



ワタナベマモル
マモルさんの弾き語りは、はじめて観た。
けど、基本的なスタンスは、バンドのときと変わらない。
ひたすらに、ロックンロールだ。
とことんロックンロールだ。

マモルさんも「バンドのときよりリラックスしてるよ」
「楽しいぞー」と、いい感じ。

アコギとハープというスタイルなんだけれど、
足を開いたスタンスの取り方が、ロックンロール。
カッコいい。
しかし、マモルさんを見てると、失礼ながら、
つい“カワイイ”と口走ってしまうのは、
そのサイズ感のせいだけじゃないと思う。
何から何まで、茶目っ気たっぷりだからなんだよ。

MCも面白かったなぁ。
車の中にお味噌汁をこぼしてしまった話。
だから、その車に乗って帰るのが気が重いとか。
その隣に止めてあった車がのりをさんので、
「二人で一緒にレッドクロスに来たよ」って。
あー、この二人並ぶと、かなりな凸凹コンビなんだろうなぁ・・・。
その微笑ましい2ショット、見たかった。

早くも、次のレコーディングに向けて、
曲作りをしているとか。
なんというハイペース!
まだ、ニューアルバムも手に入れないまま、
グズグズしているというのに・・・。

知ってる曲も、知らない曲も、
ロックンロールだもの、楽しいに決まってる。
心が躍れば、体も踊っちゃうに決まってる。
気付けば、少し汗ばむくらいに動いていたらしい。



ギターパンダ
やっぱり、セットチェンジでシャッターが下りた。
しかし、モニタースピーカーがあった為に、
下30センチくらいのところで止まっていたので、
セッティング中のパンダの毛深い足元は見えていて、
なんだか可笑しくなってきた。


シャッターが上がると、パンダ!
キャーーー!久しぶり。
なんだか久々に見たパンダの顔が、少しくったりしてて、
お疲れ気味に見えたんだけれど、中の人は元気そうだ。

衝撃映像と言って、パンダの頭の下から水を飲んでみたり、
もう、何から何まで、お約束どおりの進行。
しかし、これが堪らんのだ。
予定調和、サイコー!

今回は、ショートバージョンで、
パンダからカルピス・プレスリーへと脱皮。
キャーーー!!!
と、いちいち、心の中で絶叫してしまう私。
カルピス・プレスリーは、私の中でいつの間にか、
本家のプレスリー並みのセックスシンボル的キャラクターに
位置付けられてしまったのである。

そして『とばせロック』でギュイーンと伸び続ける私。
なんという気持ちよさ、開放感。
のりをさんのギターのカッコ良さに、痺れまくる。

今日は、初めて聴く曲が結構あった。
もちろん、タイトルはわからないのだが、
ギターウルフのパロディでギターパンダになった、と歌う曲があって、
その中で、キヨシローが好き過ぎて、
歌い方がそっくりになってしまった、と・・・。
せつなくて、涙が出たよ。

ギターパンダというショーを演じているのりをさんは、
ステージの上で、シリアスな話をしたり、
自分の中にある思いを語ることはしない。
すべて、歌の中に込められているのだ。
本当に伝えたいことは、歌の中にあるのだ。
だから、歌っているときののりをさんは、
鎧を脱いだ戦士のように、生っぽくて、傷つきやすそうに見える。
そして、痛々しほどナイーヴな歌を聴かせてくれる。

そのギャップにやられてしまうんだよね。

なんて、しんみりしてたら「あと1曲」ですと。
「ええぇーーっ!」
と、お馴染みの“永六輔”の件へと突入。
これは、繰り返せば繰り返すほど、可笑しくなっていく、
無限地獄のような深みへと私を誘っていく。
さて、今日はどんなバージョンの「ロクスケ!」が見られるのか、
もうワクワクですわ。

出たっ!
フィッシング・バージョンのロクスケ。
なんで釣りしてんの?と、心の中でツッコミながら、
ゲラゲラと笑った、笑った。

最後に『サイコー』なんて、本当に最高!
派手なグリッサンドが、めちゃくちゃカッコいいのだ。
あれを見ると、キュンと胸が高鳴って、目がハート型になる。
のりをさんの胸元が汗でキラキラしてるのが、
眩くて悩殺されてしまう瞬間なのだ。



店を出る前に、かみぬまゆうたろうくんのCDをゲット。
7曲入り500円の超お買い得盤。
もちろん、ご本人から買わせていただきました。
近くで見ても、可愛かったですわ。


今日もいい一日だったなぁ。


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