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2013年10月22日火曜日

第二回 福島クダラナ庄助祭り

第二回 福島クダラナ庄助祭り
2013.10.5 SAT 開場12時/開演13時(終演20時予定)
会場:なまず亭、Re-Acoustic、ホテル大亀大宴会場、As soon as、
MATCHBOX、Agato、C-moon
料金:共通パス 1500円(1ドリンクまたはフード+庄助お楽しみグッズ付き)


タイムテーブル





行ってきましたよ~、福島!
「クダラナ庄助祭り」だよ!

去年の夏、第一回のときは、ちょっと気になるなぁ・・・、
行ってみようかなぁ・・・、なんて躊躇しているうちに、
同じ職場の同僚が先にお休みを取ってしまい、結局諦めた。
でも、行けないとなると、ますます行きたくなってきて、
その当日は、職場でギギィと歯ぎしりしながら働いたものだ。

はっきり言って、知る人ぞ知る、といった類いの
地味なイベントである。
でもって、今回の第二回は、第一回に比べても、
さらに地味に、規模を小さくしての開催だったようだ。
なんといっても、チケットが1500円というお値打ち価格!
出演者はノーギャラなので投げ銭をよろしく、という告知があったので、
気に入ったら、じゃんじゃん音源を買っちゃうぞ~、
という意気込みで、生憎の雨の中、福島へ。

駅前では、悪天候にも負けず、梅津さん達がチンドンしながら、
告知のビラを配っていたので、
「今から行きますよ~!」と手を振ってアピール。
んー、ワクワクしてきた!

軽く腹ごしらえを済ませた後、会場となっているお店の場所を
確認しながら歩いていると、
ザ・たこさんの安藤さんと山口さんに遭遇。
少しばかりお話したのだが、安藤さんは既にトレードマークの
ひょうきんな髭を装着した状態で、真面目に話してるのが
なんだか可笑しくてしょうがなかったな。

さらにフラフラと歩いていると、タイジと哲くん、寺岡さん、
・・・とミュージシャンとの遭遇率の高さといったらありゃしない。

っていうか・・・。
福島の駅前の閑散っぷりに、胸が痛くなった。
いくら天気が悪いとはいえ、土曜日の昼間だよ。
いくらなんでも寂し過ぎやしないか?
もう、歩いてる人のほとんどが、出演者じゃないかという勢いだった。
(何しろ、出演者の総勢が150名ほどになるそうだからね)



ぐるっとひと回りしてから、なまず亭へ。
まずは、ザ・たこさんを観なくては。

ステージ前の素敵な席を陣取って、ビールをいただく。
で、そのステージの狭さに驚いた。
4人この上に載るのかな?
安藤さんのパフォーマンスに支障があるんじゃないか?
オカウチさんの頭が天井にぶつかってしまうんじゃない?
と、色々心配していたのだが、なんとか載ってましたね。
オカウチさんもギリギリで頭当たってなかったし。

ステージ近いし、安藤さんが近いのなんの。
あのマントをばっさ~とやるときなんて、当たるかと思ったわ。
もう迫力満点のパフォーマンスで、超楽しかった。
当り前だが、演奏は安定の巧さだし。
山口さんのファンク・ギターがカッコよくて痺れたな~。

ライブの終盤、安藤さんが一気飲みをするパフォーマンスで、
私のビール(ラガーの中瓶)が、生贄として捧げられた。
まだコップ一杯しか空けてなかったのに!
でも、いいよ・・・面白かったから許す!
何度もステージを捌けては、安藤コールで呼び戻される姿を見てたら、
どんどん安藤さんが愛しく思えてきた。
お腹抱えて笑ってしまうんだけど、
エンターテイナーとしてのひたむきさに胸を打たれてしまうのだ。

終演後、新譜の「タコスペース」を買って、
安藤さんにサインをいただいた。
「ビール、ごめんね。今度会ったときビール一杯奢るから」
というお言葉をいただいのだが、さて、いつご馳走になれるかしら?



パンダ食堂にて、良元優作さん。
ミウラさんが、やたらとツイッターで賞賛してたので、
お名前は知っていたのだが・・・。
一瞬にして、やられてしまった!

どこのメーカーかわからないクリーム色のセミアコで、
何をどう弾いたのかわからないけど、
奏でられる音符のひとつひとつが、とにかくブルースだったのだ。
憂歌団の木村さんのように、音節を短く切るというか、
詰まらせるような歌い方は、情感たっぷりなのに、
ベタつかないクールさも合わせ持って、深く胸に染み入っていく。
うっわー、すっげー。
鳥肌が立てながら、ウルウルと潤んだ瞳が釘付けになってしまった。

ええ、そうですよ。
お察しのとおり、またもや恋に落ちましたとさ。

4、5曲演ったのかな。
もう終わっちゃうの?と、せつなくて泣きそうになったけど、
この後、ミウラさんと一緒にセッションする
という情報を聞きつけていたので、それを楽しみにしつつ、移動。



ほんのちょっとだけ、インディーズ電力をチラ見して、
Re-Acousticへ。
小ぢんまりとした店内へ入った瞬間、既視感を覚えたのだが…、
そうか、トーベンさんもここでライブしてたんだ。
そのステージの写真か動画を見たことがあるんだわ。
そのせいもあってか、アットホームなお店の佇まいが
とても気持ちよく、ビールがぐいぐいとすすんだね。

ミウラさんと良元さんのステージは、あっという間。
3曲だけしか演らなかった。
でも、お互いにリスペクトしあってる空気が心地よくて、
いいステージだったなぁ。
良元さんがミウラさんに向ける人懐っこそうな笑顔に
胸キュンでしたわ。

その入れ替わりでステージに上がったのは、
ようこさんとヒロナリさん。
これは、タイムテーブルにも載ってない展開。
昨夜、電話で突然頼まれたんだとか。
しかも驚くべきことに、ようこさんとヒロナリさん、
今日が初対面なんだって!!!
それで、いきなりのセッション。
凄いよな~。

ようこさんの歌は、力強く、凛としてて、
聴いてるこちらも襟を正さなきゃって思っちゃう。
大好きだー。

ヒロナリさんのギターも、超ブルージーで、
気持ちよく堪能させてもらいましたよ。



ここで、集合写真タイム。どーん!!




もちろん、私もどこかに写っている。
(自分でも確信もてないけど・・・)

あっ、説明してなかったけど、このお面が、
今回のイベントの入場フリーパス券になっていたのである。
このクダラナさこそが、このイベントの持ち味、というか、
むしろメインテーマと言うべきか。



そして、再びRe-Acousticへ戻り、
ある意味、今回のメインイベントである夢野カブさんのライブへ。
被りまくってたので、泣きながら(←大げさ)夜ストも
ギターパンダも諦めて、満を持しての夢野カブさんなのである。

あー、一人ロックンローラーだわ。
いい声だし、カッコいいわ。(本当にオトコマエなのだよ)
旅を続けながら、毎夜、どこかでロックを鳴らす、
こういう由緒正しきバンドマンが、私は大好きなのだ。
彼らが背負っている旅の荷物、人生の荷物が
そのまま音になって響いてくるような気がして、
胸が熱くなってしまうのである。

また一人、愛すべきバンドマンを見つけることができた。
嬉しいことだわ。



さて、ついに大トリ。
ここも迷ったんだけれど、カンザスシティバンドをチョイス。

こちらも、さすが。
お客の掴み方を心得てらっしゃるわ~。
オトナの色気と茶目っ気に魅了されたね~。
今日一日を締めくくるには、ピッタリの
ゆる~く楽しい盛り上がり方だったもんねぇ。



あー、楽しかった。
楽しかった、楽しかった!!!

変わり映えしない顔ぶれが並ぶ商業嗜好の濃いフェスなんかより、
ずっとずっと、今の私にはしっくりとくるイベントだった。
できれば来年も、このユルさのまま開催されるといいなぁ。

きっと、また行くぜ!福島!!


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