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2013年12月10日火曜日

水中、それは苦しい「カニと選んだ百人一首ベスト60」@スナック藤

水中、それは苦しい「カニと選んだ百人一首ベスト60」
11/23(土・祝) スナック藤
18:00スタート
チケット4000円(先着20名)
★飲み放題、ママの特製カレーとおつまみ付き
★ライブ後は水中メンバーとカラオケあり



「スタンディングのライブだなんて野蛮なものは卒業して、
大人の女性にふさわしく、エレガントなディナーショーに
行きましょうよ」とセレブなご婦人にお誘いいただいて、
初のディナーショー(食事付きリサイタル)へ
行ってまいりましたのよ。
オホホホ・・・・・・・・。

というは、もちろんウソだが。

水中、それは苦しいのライブは初めて。
スナックでのライブも初めて。
カレー食べながらのライブも初めて。(※フェスは除く)
という、初めて尽くしの経験をさせてもらったのである。



荒木町というディープな場所に店を構えるスナック藤。
これだけでも、ドキドキだ。

リハが押したので、6時を少し過ぎてから入店。
そこは、イメージどおりの“スナック”であった。
妙に懐かしい。

実は、私の母がその昔、スナックをやってた時期がある。
しかし、店をきっちり経営をする才覚に恵まれていなかったので、
あっという間に閉めてしまったのだけれど。
当時は、母親が水商売をやってることで、周囲に対して
引け目を感じたりする年頃だったので、その懐かしさには、
ちょっとした嫌悪感も含まれていたりするのだが・・・。
まぁ、そういうこと全部ひっくるめて、懐かしく思った。

枝豆とチョリソーが出てきて、
それをつまみにビールをガブガブ飲んじゃったので、
メインのカレーが入らなくなるかと思った。
でも、美味しかったので詰め込んじゃった。



さて、ライブ。
お店の真ん中にメンバー3人が立つ。
ボーカルのジョニー大蔵大臣氏は、5月のパンダ音楽祭以来。
甘いマスクのセクシーパスタ林三氏(ヴァイオリン)と、
サイボーグちっくなアナーキー吉田氏(ドラム)は
今回初めてお顔を拝見いたしましたよ。

ドラムセットが小さくて、スティックも菜箸のような細さ。
休憩中にちょこっと吉田氏に尋ねると、子供用のドラムなのだとか。
スペースの関係のようだけれど、スティックが細くて
叩きにくいと言っておられた。
基本、ポーカーフェイスの吉田氏は左利きなのか、
セットの組み方が左右反対になっていたのだけれど、
ドラムの腕は凄腕であった。

音源を聴いていると、ジョニー氏の歌と、
林三氏の華麗なヴァオリンの音色に耳を奪われてしまってたので、
吉田氏がこれほどの凄腕ドラマーだとは気付かなかったのよ。
なんだか・・・申し訳ない。

林三氏のヴァイオリンは、
いわゆるエレキ・ヴァイオリンというモノなのでしょうか?
ボディが枠だけのスケルトンになってるやつでしたよ。

スナックなので、ボーカルのマイクは、カラオケ用のもの。
ヴァイオリンやギターはラインで録っていたから、
簡単なミキサーくらいは入れてたとは思うけれど、
それにしても、最終的な出音は、カラオケセットのスピーカー。
いやー、こんなんでちゃんとライブできるもんなんだねぇ。
凄いわ~。

セットリストは、ファンの方がツイートしておられたのを
コピペさせてもらいました。(無断ですいません)


1.小鳥酒
2.読者モデルに、俺はなる!
3.安めぐみのテーマ
4.マジで恋する5億年前
5.農業、校長、そして手品
6.おっと!オトタケ
7.新谷さん、犬つれて
8.暮らしと安全
9.ロシアの女
10.ブブカ
11.人物伝
12.まじんのおのようこ
13.カミングアウトの撤回
14.サイボーグ
15.セックス悲しいとき~(カバー?w)
16.JAM(イエモン替え歌)
17.あばれチンパンジーゲーム
18.めんた君のテーマ
19.魚卵の唄
20.どこかの折れたエンジェル
21.乙女の祈り
22.クフ王
23.悲しみサンバカーニバル
24.アゲインアゲイン
25.芸人の墓
26.ドラゴンボーイ


まぁ、盛りだくさん。
いきなり『小鳥酒』だし。
(これは、スナックの雰囲気にはピッタリだもんな)
まさか『クフ王』が生で聴けるとは!ちょっと感激。
個人的には、今年の流行語だから「く、ふ、ふ、ふ・・・」が!

15曲目は、いつもここからのネタのパクり・・・いや、オマージュで、
ジョニー氏と吉田氏がファイティングポーズで並んで立ち、
ジ「セックス悲しいとき~」→吉「セックス悲しいとき~」
というリフレイン芸なわけだけれど、
吉田氏に無理矢理下ネタを言わせる為の
羞恥プレイのような趣きで、なんとも楽しかったわ~。
(ええ、私はSですよ!)

リハと本番で、立ち位置を変更した為に、
ジョニー氏の足元にヴァイオリンのエフェクターが置いてあって、
ジョニー氏が次の曲へ行こうとする度に、
林三氏が制し、弓で(エフェクターのスイッチ!)と指示を出すのが
可笑しかった。

とにかく、笑った、笑った。
さすがですわ。ジョニー大蔵大臣。
歌もMCも、最高!
でも、面白いだけじゃなくて、どこかキュンとなるところが魅力。
ヴァイオリンの旋律が泣かせるのよね~。
『芸人の墓』なんて、泣けて泣けてしょうがない。

笑ったり、泣いたり、笑ったり、笑ったり・・・。
めちゃめちゃ濃密な時間を過ごせましたよ。
誘って下さったマダム、本当にありがとう。



考えてみれば、スナックで、水中さんのライブを観ている・・・
カレーを食べながら・・・って、かなりシュールだよな。

2 件のコメント:

  1. 若いお嬢さんたちが下を向いてしまうような下ネタの嵐の中、大声で笑っているのは男性陣と我々だけでしたね。
    おばちゃん、万歳!(あっ、一緒にしちゃってすいません)

    新曲「セックスかなしいとき」の更なるバージョンアップと、フルセットで叩きまくる吉田君を雄姿を、また堪能しに行きましょうね。
    く、ふ、ふ、ふ。

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  2. >りーさん
    今回はお誘いいただきまして、本当にありがとうございました。

    えっ!?あの下ネタ、お嬢様方は笑わずに耐えていたのでしょうか?
    あまりにも大ウケしてたもので、回りのことなんて全然気が付きませんでしたよ。
    いや~、気兼ねなく笑えるミドル・エイジでよかったわ~。
    吉田くんの照れた顔が、かわいかったよね~。
    く、ふ、ふ、ふ、ふ・・・。

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