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2014年6月29日日曜日

とくべん@錦糸町パピーズ (2014/06/27)

とくべん(中野督夫&湯川トーベン)
6/27(金)錦糸町パピーズ
共演:ワントリック・ポニー
OPEN19:00 / START19:30
予約3000 / 当日3500円(D別)



錦糸町は職場から比較的近いので、うっかり残業した上に、
うっかり遠回りのバスに乗ってしまったので、
スタートに間に合わないんじゃないかと、少しばかりヒヤヒヤした。
ま、渋滞がなかったおかげで、なんとかセーフ。


ワントリック・ポニーのお二人、よくトーベンさんのライブに
お客さんとして来られてるので、顔はよく存じ上げてるのだが、
実際にライブを観るのは今回が初めてだったのだ。

独特の世界観、ファンタジーですな。
夜のライブハウスよりも、お昼の屋外イベントなどが似合う雰囲気。
とくに子供には受けが良さそうだなぁ。
こういう、ほのぼの系の歌を聴くと泣けてしまうのは、
年をとったってことなのかもねぇ。



さて、とくべん。

もちろん、とくべんのテーマからスタート・・・
と思いきや、別の曲を演った後に、思い出したように演ってた。

トーベンさんの今日の得物は、シグネチャーModelのアコギ
(茶太郎くん)と水色のサンダーバード(KAMINARI GUITAR製)。
アコギのPUが、しょっちゅう替わってるのが気になる。
飽くなきベストなサウンドの追求・・・なのだろうか?

トクオさんは、いつものように早口の名古屋弁でまくし立てる。
トーベンさんが歌ってるときにも、合いの手のように
なんだかんだと喋ってるし、トーベンさんも吹き出しそうだし。
なんちゅう落ち着きの無さ!

そのトクオさんの自由奔放なフリートークが
私のツボにはまってしまって、バカウケしてたら、
トクオさんに、指さされて弄られてしまった。
やーめーてぇー!
私のことは、そっとしといて下さいよー!
いかん、いかん。
次からは目立たないように、そっと下を向いて笑いをこらえなきゃ。

『夕暮れのうた』
シンプルなメロディと二人のアコギのハーモニーが美しかった。
いや、本当に、アコギの音が重なるとそれだけで、
ぱーっと広がりが出て、ふわーっと気持ちよくなるのよ。
私の体も、このときは少しばかり宙に浮き上がってたかもしれない。

久慈から帰ってきたばかりのトーベンさんだが、
久慈の街中でよく耳にする「まめぶ~まめぶ~♪」という歌
(『久慈まめぶ音頭』)は、実はトクオさんが作曲したものらしい。
ちなみに、作詞は久慈出身のシンガーゆげみわこさん。
トーベンさんも知らなかったらしく、
「知らずに口ずさんじゃったよ~」と言ってた。

トクオさんは、歌いはじめるとまるで別人。
渋くて甘いヴォーカルを聴かせてくれる。
すごくロマンチックな声だよね~。
喋ると、みゃーみゃーと騒がしいんだけどねぇ。

ワントリのお二人が入った『坂道』もよかったな~。
こちらは、声のハーモニーでうっとりさせられた。
『夕暮れのうた』もそうだけれど、トーベンさんが作る
唱歌っぽい曲は、どれもこれも秀逸。
ほどよいノスタルジー加減で、甘くせつない。
何より、私にとってトーベンさんの歌声は特別。
初めて聴いたときからどこか懐かしくて、それからもずっと、
いつ、何処で聴いても、胸の奥深くへと沁みこんでいく。

しかし、今日一番痺れたのは、トーベンさんの水色ベース。
アコギとベース、というシンプルな編成のせいもあるだろうが、
このベースの音の存在感が凄まじかった。
明るくてPOPなんだけど、どっしりとグルーヴィーという・・・。
自分で書いててもワケがわからん言葉の並びなんだけど、
他にどう伝えればいいのか、わかんないのだが。
とにかく、ときめいた!
うきうきと心が躍らされてしまうベースの音だった。
もう、キュンキュンだわ~。

そうそう。
トーベンさんが水色ベースに持ち替えたとき、
トクオさんが「じゃあ、オレも水色にしよー」と言って、
水色のアコギ(トーベン祭りのときに持ってたヤツ)を出してきて、
とくべんが水色コンビになって、ご満悦でしたね。


普段は自由人のトーベンさんが、とくべんになると、
仕切り役になるのが、ちょっとした見所ですな。



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