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2014年8月25日月曜日

湯川トーベン@KIDBOX (2014/08/22)

湯川トーベン ソロLIVE
8月22日(金) 亀有 music lounge KIDBOX
開店19時 開演19時半 
席料2500円



ギリギリまで、行こうかどうか迷っていて、
当日の朝に「やっぱり行こう!」と決心したのだが、
HPを見ると sold out になっているじゃないか。
がーーーん!!!
おかげで、すっかり仕事やる気が失せて(←こら!他人のせいにするな!)
ドヨーンと沈み込んだまま午前中を過ごした。

お昼ごはん食べて食欲が満たされると、少しダメージが回復。
とりあえず、夕方になったら店に電話してみよう、
直前にキャンセルが出ることだってあるし、
後ろで立ち見でもいいので、とお願いしてみてもいい・・・
と、ちょっぴり前向きになれた。

「今日のライブは、もういっぱいですか?」と電話で訊ねると、
一人くらいなら大丈夫、とのこと。
やったーーー!と、大急ぎで亀有へ向かい、
なんとかスタート前に店へ滑り込んだ。ほっ。

既に10人くらいが座っていて、狭い店内はギュウギュウ。
ムンムンと熱気がたち込めている。
お客さんが少し詰めて下さり、
私のためにスペースを作ってくれたので、座席も確保。
しかし、お店のシステムがよくわからなかったので、
お隣さんに確認したら、精算は後でいいらしい。
ドリンクも、店内の冷蔵庫から自分で好きなのを取り出して、
後精算でいいという。
へぇぇ~、面白いシステムだねぇ。
なんか、下町の駄菓子屋的呑み屋さんといった風情ですな。
店主の佇まいも含めてね。

トーベンさんのギターはYAMAHAのFG-250でしたわ。
これを使うの、かなり珍しいんではないだろうか?
少なくとも私は初めて見たよ。

leteでのライブでは、J-50を使ってることが多いけど、
こうやって生音を聴き比べてみると、ぜんぜん違うねぇ。
言葉ではうまく表現できないのだけれど、
YAMAHAは良い意味で(!)チープな感じ、かな?
褒めてますからね。誤解なきように。
その印象を単語で羅列すると、温もり、愛らしさ、ノスタルジー。
あぁ、そういうことか。
このお店の昭和っぽい雰囲気と見事に調和してるわけだ。
・・・と、これを書きながら気付いた次第。

トーベンさんは、膝がぱっくり開いたダメージジーンズ。
指フェチな私だが、この膝小僧には弱いのである。
つい見ちゃう。で、勝手にドキドキしちゃう。
あれこそ正に、チラリズムってやつだね。
短パンなんかじゃ全然ときめかないのに、
裂け目から覗く肌色には、すっごいエロを感じるんだな~。
なんて、こんなことを熱く書いてしまうと、
トーベンさんが二度とダメージジーンズを履かない、
なんていうことになりかねないので、これからは、
心の中だけで、ひっそりと楽しませてもらうことにしよ。
でも、そっちの方がヘンタイ度が高いような気がする・・・。

店内のエアコンが調子悪いのか、とにかく暑い。
店の扉は開放していて、半分、露店状態になっていて、
通りを行く人は聴き放題という大らかさ。
トーベンさんも、暑い暑いと言いながらのライブ。
おまけに蚊も入り放題だったらしく、トーベンさんも
その餌食になってしまい、痒そうであった。

この日はずっと、ジャカジャン♪ とギターを鳴らして
潔く曲を締めるという「おおはた形式」が採用されていた。
この前のビールフェスタのときに観て、気に入ったらしい。
んーと、よく覚えていないのだけど、言われてみると確かに
その ジャカジャン♪ は、おおはたくんよくやってるかも。
でも、今までそこには注目したことなかったなー。

序盤は『風邪のうた』とか『4060』それに『向山テツの歌』など、
音源になっていない曲が続いたので、
これは、次のアルバムに向けての布石なのではないだろうか?
と、勘ぐってみたりして。

『歩いてる』は、いつ聴いてもグッとくるなぁ。
トーベンさんの声は、なぜにこれほど私をせつなくさせるのか?
いつ、どこで聴いても、泣きそうで、ギュッと顔を歪めてしまう。
胸の奥に刺さったままのトゲを無理やり引っこ抜きたくなるような、
腹の底に溜めこんだドロドロした感情を嘔吐してしまいたいような、
なんとも言えない気持ちは、どこからやってくるのだろうか?

そうそう、フォークロックスからのお知らせ。
11/20に永井ルイさんのバースデーLIVEが代々木ザーザズーであって、
フォークロックスも出演するそうですよ。
今年は、この一本限りだとか・・・。

ザ・タイガースの『ジンジン・バンバン』という曲は初めて聴いたけど、
意味不明な擬音語だけで押し切るサビに、昭和ポップの芳醇さを
感じましたねぇ。
なんだかほのぼのしちゃう。
カワイイなぁ、トーベンさん。

帰り際、支払いをしようと出口にいる店主のところへ行くと、
私が一杯しか飲んでいない前提で料金を言うので、
「2杯飲みましたよ」と自己申告。
すると、「正直な人だな~」とそばに立ってたトーベンさんに
感心されてしまったけれど、いえいえ、普通ですって。
たった数百円のために、後ろ暗い思いをしたくないものねぇ。



2 件のコメント:

  1. 師匠、しばらくです。

    トーベンさんのライブレポありがとうございます。暑い店でライブききながら飲むドリンク(たぶんビール)は最高ですね。
    北海道にもたまに来ているようなのですが、平日に遠くの街だったりするので行けずにおります。来月も札幌の古本屋でやるみたいなのですが、うちのイベントと重なっていて・・。
    だからトーベンさんのCDは最近よくききますYO。

    nemuri師匠も福岡のお弟子さんも、「指先が!」とか「膝小僧がエロい」とかキャッキャいうのは我ら男子にはなかなかできない楽しみだと思います。ちょっとうらやましいです。

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    1. >Daisukeさん
      コメントありがとうございます。
      まともなライブレポじゃなくて、読んでいただくのが申し訳ないのですが、少しでも何か伝わったでしょうか?
      人様に読んでいただくというより、後で読み返したときに自分がニヤニヤできるかどうか、という視点で書いてますので、お許し下さい。

      北海道は広大過ぎて、私の頭の中のものさしでは想像もつかないのですが、同じ道内でも気軽に行けるような距離じゃないですものねぇ。
      しばらくは、CDを聴きながらお待ち下さいね。
      (と、誰目線で言ってるんだろう、私・・・?)

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