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2015年9月14日月曜日

斎藤誠 Presents 「ライブ!つまり俺たち、ギターが好きなのよ。」Vol.2@THUMBS UP

斎藤誠 Presents
「ライブ!つまり俺たち、ギターが好きなのよ。」Vol.2
斎藤誠 x おおはた雄一
9月11日(金)横浜THUMBS UP
OPEN 18:00 / START 19:00
ADV ¥4500 / DOOR ¥5000



セトリのメモとか一切残ってないので、レポとしては
落第点の雑文となりますことをご容赦下さい。


ライブの流れとしては、
初めの2、3曲を二人でやって、それぞれのソロコーナーがあって、
また最後に二人で一緒に演奏する・・・という構成。

おおはたくんは、NEWアルバムを中心としたセトリ。
それに『Don't Think Twice~』をやったっけ?
誠さんは『歌えよヒッピー』『或るグレイな恋の場合』なんていう
古めの選曲で始まって、胸がキュンとなったなぁ。

二人で何を演ったのか・・・という肝心なところを覚えていなかったりする。
何を観てたんだ?とお叱りを受けそうだな。(誰に?)
えーっと、高田渡さんの『生活の柄』とか、おおはたくんの
『おだやかな暮らし』は、間違いなく演りましたよ。
『おだやかな暮らし』については、誠さんが大好きな曲なので、
リクエストしたらしい。
「うわぁ、やられたな!」と、初めて聴いたときに思ったそうだ。

で、つまり、私はこのライブで何を観ていたのかというと、
二人の演奏スタイルの違いというものを観ていたのだ。
誠さんは、予め細部までキッチリと構成を考えて、ライブを組み立てる。
それとは対照的に、おおはたくんは、その場の空気を感じ取りながら
有機的にライブを進めていく。
この夜のステージの上に、この対象性を見出して、愛でていたのである。
面白かったー。

誠さんの楽曲は、基本的にはPOPだ。
すべての人に対して、大きく扉を開いて招き入れる。
そうしたポピュラリティを大切にしながらも、入ってきた人たちを
どんどん奥へ奥へと連れていき、最終的には、
なかなかマニアックなロックの真髄へと誘っていく。
そのロックの真髄こそが、誠さんの音楽の核となっている
ある意味、非常にパーソナルな部分である。
つまり、ポピュラリティからパーソナルへと、求心的に展開するのが、
誠さんのメソッド。

おおはたくんは、おそらく彼自身の心の真ん中で湧き出す泉から
掬い上げるようにして音を紡いでいく。
(今回のアルバムでは特に、生々しいほどに曝け出している印象)
決して大風呂敷を広げることのない小さな個人の物語が、
オーディエンス一人一人の胸に届き、種を落とし、芽吹いて、花を咲かせる。
個人的な物語から、誰しもに共通する普遍的な観念へと。
水面に波紋が広がるように、外側へ外側へと拡散していく。
それが、おおはたくんの奏でる音。

核(コア)へ引き寄せようとする力と、外へ広がり続けようとする力。
美しいまでに対照的な二人の在り方に魅せられてしまったのだ。



・・・なんて、ちょっと小難しく語ってみたけど、
正反対に見えるお二人が、ステージ上でわちゃわちゃしてるを見て、
ふふふ・・・と笑っていただけのこと。
ギター少年が正しく成長するとこうなるんだ、
というサンプルのようでとても微笑ましかったのだよ。



そうそう。
誠さんの新春バースデーライブの告知が密やかにされた。
1月3日ではなくて、4日で、角田さんのバースデーも一緒に兼ねて・・・
みたいな話だったのだけれど、4日は月曜日で仕事始めという方が多いのか、
会場内がなんともいえないビミョーな空気に包まれた。
「えっ!?ダメなの!?」
「・・・わかった。もうちょっと考えます!」
と保留にされていたのだが・・・。
10月28日に発表されました!
1月3日に、どどーんと決定!!!・・・でしたね。




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