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2016年8月13日土曜日

湯川トーベン@KID BOX (2016/08/13)

湯川トーベン ソロ
8月13日(土) 亀有 KID BOX
開店18時 開演19時 
席料2500円(別途2ドリンク)



店に着くと、お客さんは一人もおらず(席をキープして
外出されてる方が何人かおられたようで)、
手持ち無沙汰だったので、店主のスミさんと世間話。

ふと、トーベンさんの機材セッティングを見ると、
コンデンサーマイクが一本立ててあったので、
「あれ?今日はマイク使うんですか?」と尋ねてみると、
生音はやり尽くした感じがするので、新しい試みとして
マイクを使おうということになったそうな。

ギターは、このところ出番が多いなぁと思っている
寺田楽器さんの黒のVG-45が置かれていた。
スミさんのお話によると、本当はギブソンを使いたいけれど
チューニングが安定しなくて使いづらくなってるんだとか。
ほう、ほう。
最近めっきりお見かけしないのは、そのせいだったのか。
貴重なお話きかせて下さって、ありがとう。



マイクは立ってるものの、至近距離に座ってる私の耳には
ほぼ生音が入ってくる。
いつもとの違いがよくわからない・・・。
トーベンさんが「今日はマイクを使ってますよー」と
マイクに近付いてMCするときだけ、その存在を思い出す程度。
後ろの席に座ってれば、その差を実感できたのかなぁ?

いつものように、楽しいMCもいっぱい聞けたのだが、
その中で、ちょっと印象深いお話がひとつ。

「あの曲いいね」と人に褒められるのが嬉しいよね、という話で、
ヤッチさんは『島影』を褒めてくれたそうで、
それが特別に嬉しかったんだとか。
アルバム「うた」をリリースした当時、
トーベンさんは「こんなCD出して良かったのかな?」と
少し後悔していて、そんな時にヤッチさんが「これ、いいね」と
言ってくれたので救われた・・・とおっしゃっていた。

確かに、「うた」はとても地味なアルバムで、
音数少なく、ほとんど宅録に近いサウンドで録られていて、
デモテープというか、プライベート録音のよう。
華やかさはないけれど、超シンプルであるが故に
メロディーの美しさだとか、言葉の響きの優しさだとかが際立つし、
ミニマムな音数は聴き手との距離感をグッと縮めている。
そんな素敵な作品だと個人的には思っているのだけれど・・・。

トーベンさんでもそんな風に自信喪失に陥ってしまうことが
あるんだなぁ・・・と、少し驚いた。
私から見ると、いつも大きく構えていて、
泰然自若とした器の大きい方だと思えるのだが、
そんなトーベンさんでも、悩んだり、苦しんだり、足掻いたりして、
それでも平気な顔して歩いてるんだなぁ、と。
そんな至極当り前のことを改めて痛感したわけだ。



予約が入っていたにもかかわらず、来られていないお客さんが
3人ほどいらっしゃったのだが、あと1、2曲で本編終了かという
ライブの終盤に遅れて来られた。
これには、トーベンさんも気の毒だと思ったんだろう。
「じゃあ、リクエストで演ります!」と
急遽リクエスト大会となった。
しかし、みなさん遠慮がちで自発的に声を上げる人がいない。
まぁ、突然のことだからパッと思いつかないというのもある。
さぁ、こんなときこそ、私の妄想習慣が役に立つというもの。
頭の中で何度もシミュレーションしてきてるからね。
あとは、勇気をふり絞って声を出すだけ。
「あの・・・ミュージック・・・」
言えたーーーっ!!!

前に、郡山でディランの『Like a Rolling Stone』を
リクエストしたとき以来、もしもこんな機会がまたあれば
『ミュージック』をリクエストしよう、と心に決めていたのだ。
鼻の奥がツンとするな、甘く、キュートなこの曲を。

私だけの為に歌ってくれてるのだという妄想を勝手に膨らませ、
キュンキュンしながら聴かせてもらいましたよ。
てへっ。

それにしても、リクエストで8曲も。
遅れてきたお客さんのおかげで、大幅増量、ボリュームアップ。
贅沢なライブになったものだ。
ラッキーだったね。


雨の日と金曜日は
ひねもす
ありがとう〈小坂忠)
テツの歌
富士山
一週間
にじみ
夏が来た
歩いてる
朝(はっぴいえんど)
おはよう今日一日 君は何しているの
(男ってもんだろ?)
日の出づる国は
(おやすみ?)

ストロベリーガール
パナヌファ
ミュージック
ハワイへ行くなら
ドライヴ
いらいら
太陽の光
天国行きのバス



こぼれMC。
tico moonの影山さんが「クラガスに入りたい!」と
言っていたそうですよ。




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