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2010年2月22日月曜日

アバターとゴールデンスランバー

ライブに行かないと、なかなか更新しないこのブログ。
書く情熱が沸かないのだよ。

とりあえず、今月になって見た映画の感想を書いてみたんだけど、
なんか的を得てないし、語彙は貧弱だし、
ぜんっぜん伝わらないだろうという仕上がりになっている。
詳しい内容には触れてないので、ネタバレはないはずだけど、
これから観るつもりの方は、下手な先入観持たずに楽しんで欲しいので、
読まない方がよいでしょう。




『アバター』

それほど興味なかったんだけど、ダンナが観たいと言うので、
3D+字幕で観てきた。
文字が宙に浮いてたよ。
3Dなら、吹き替えを選択するべきだったのか・・・
と思わなくもないが、まぁ良しとしよう。
ところで、3Dって方式がいろいろあるらしいけど、
自分がどの方式で観たのかさっぱりわかってない。
その昔、某ランドの某ジャクソンさんがやってた某アトラクションを
観たときに受けた衝撃があまりにも大きかったので、
今回はたいして感動はなかったかも。
ふぅーん、そうね、3Dね、・・・という感じ。
違う方式だと、もっと凄いのかなぁ。

で、肝心の内容について。
ダンナは「面白かったぁ!」と、感動していた。
私がひねくれ者だからなのか、なんか納得いかん。
説得力が欠けてるのよ。
なんか、人物の描き方もステレオタイプだし。
ファンタジーなのだからって、なんでも許されすぎじゃないかい?
いくら、ナヴィ達に肩入れしてるからって、
同じ地球から来た人間相手に戦争を起こす?
あれは、反乱とかっていうレベルじゃない、完璧な戦闘だよね。
そこに至るまでの動機づけが弱くて、
結局、殺し合いになっちゃうのが、納得いかんのだ。
結末も想像どおりのハリウッド的大団円って雰囲気になってるけど、
これってハッピーエンドなの?
どうも、後味が良くないんだよなぁ。




『ゴールデンスランバー』

原作:伊坂幸太郎、監督:中村義洋、音楽:斉藤和義、主演:堺雅人
こりゃ、見るしかないわな。(まだ、原作は読んでないけど。)

見事なまでに、伊坂ワールド。
堺雅人のお人よしっぷり炸裂の演技が素晴らしいのだけど、
まわりの俳優陣も凄い。
濱田岳とか、渋川清彦とか。
チラッとしか出てこない人たちの存在感も凄いんだな。
中でも、母親役の竹内みどりが、
サラッと素晴らしい演技をしているのが印象的。
設定を見ると、サスペンスであり、バイオレンスな要素が満載。
なのに、そうならないところが、伊坂作品なわけで、
中村監督は、そのへんを上手に料理していると思う。

みんな大人の顔して生きてるけど、子供時代や学生時代の青いものを
引きずって、心の糧として、日常に埋没しながら生活している。
でも決して忘れてるわけじゃないんだよ。
・・・というようなお話。

ささやかな祈りと小さな奇跡が重なりあって、そこに救いが生まれる。
そのストーリーテリングの巧みさに感動してしまう。

最後の最後に、伊坂的時系列のトリックがあったりして、キュンとなる。
そこで「幸福な朝食 退屈な夕食」が流れてきて、せつなさMAXでエンド。

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