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2011年7月24日日曜日

元祖とーべん祭り@440

元祖とーべん祭り
2011 / 7 / 22(fri)下北沢440
<出演>
上原“ユカリ”裕/おおはた雄一/斉藤哲夫/
鈴木茂/バンバンバザール/湯川トーベン
19:00 開場 / 19:30 開演
前売り:3500円 / 当日:4000円(1オーダー500円別)




一昨日に引き続き、本日も贅沢ナイト。
いやぁ、濃かったわぁ。



「じゃあ、始めるよ~!」と、
アコギを持ってトーベンさんが登場。
バンバンの黒川さんにウッドベースで入ってもらって、
『ひょっこりひょうたん島』
で、ここから“元祖”とーべん祭りのスタート。



まずは、おおはたくん。
私、はじめて見たよ、おおはたくんのテレキャス。
なんか意外な取り合わせだな~。

ほぼ知ってる曲だったので、セトリのせときます。

 ハリケーン・ドロシー
時がたてば
波間にて
Don't Think Twice It's All Right
新曲(たぶん『PRAYER』と言ってたような・・・)

こんな間近でおおはたくん観るの、久しぶりだわ。
この前、スターバックス銀座店のフリーライブに行ってみたら、
満員御礼でなんとか入れたものの、全然姿が見えず、
音もよく聴こえなかったので、諦めて店を出ちゃったんだよなぁ。

おおはたくんは、ええ指してますよ。
理想的なギタリスト指だと思う。
そして、ギターが体の一部になったかのような、
RPGの吟遊詩人みたいな雰囲気もあいかわらずだ。

このくらいの距離感で観るおおはたくんが好きだな。
大きいハコより、小さいBARの方が似合ってる。
これ、褒め言葉だからね。



次、バンバンバザール。
なんだかんだいって、ちゃんとしたハコで観るのは初めてだ。
今まで観たのって、屋外のイベントばかりだったわ。
一回、がっつりワンマンというのも観てみたいな。

彼らのライブもハズレはないね。
間違いなく楽しませてくれる、ゴキゲンなバンドだ。

個人的には『恋はねずみ色』が聴けて嬉しかった。
はじめてバンバンを観たときに、やってた曲なので。
ポール・モーリアの『恋は水色』のパクリです、というMC、
そのときも聞いたっけなぁ。

あっ、福島さん、ご長男ご誕生、おめでとうございます。



そして、ここからが、私にとって未知の領域。
未体験ゾーンに突入。
ワクワクするぜ。

ということで、斉藤哲夫さん。
私の認識としては、ニューミュージックな人、だったんだけど、
一人で弾き語りをする斉藤さんは、めっちゃフォークの人だった。
これが衝撃的なまでに、良かったのだ。

YAMAHAのアコギを抱えて、飾り気もなくステージに立つ姿が、
ふっっつーのオジサン。(失礼!)
なんだけど、ギターを2フィンガーでつま弾いて、
語りかけるように歌い始めると、
その世界に惹きこまれてしまうのだ。

さっき、おおはたくんも演った、
ディランの『Don't Think Twice~』を
最近亡くなられた美術作家の永井宏さんの訳詞で
歌ったのだが、これが凄かった。
とても軽やかに歌っているのに、胸にズシーンと響いてくる。
あったかくて、優しくて、泣いてしまいそうだった。



トリは、
鈴木茂、上原“ユカリ”裕、湯川トーベンのスペシャルバンド。

不勉強な私は、はっぴいえんども、シュガーベイブも、
村八分も、まったく聴いたことがないのだけど、
この方たちが、すっごいレジェンドであるということはわかる。

ほとんど鈴木さんのソロ曲だったのかな?
よく知らないので、ゴメンナサイ。

でも、曲なんて知らなくても全然カンケー無い。
演奏が素晴らしかったから。

鈴木さん、たしかに、ボーカルは聴こえにくかったけど、
まぁ、歌よりギターの人だからね。
そして、ギターは、もちろん素敵だった。
コーラスのかかった音色が美しく、
チラッとしか聴いたことない私でも、あぁこの音!という
鈴木さんオリジナルな音が鳴っていた。

ドラムのユカリさん、叩く姿を見ると、
なんか素人くさい叩き方にみえるのに(ホントに失礼!)
目を瞑って聴くと、ビシっバシっと決まっている。
また目を開いてみると、たどたどしく見えるという・・・。
不思議だ。

トーベンさんは、もちろんカッコいい。
あー、あー、もう、他に言葉がありませんっていうくらいに、
カッコいい!!!
どう説明したら伝わるのかわからないのだが、
ベースを弾くトーベンさんのフォルムの美しさは失神ものよ。
キャーーー!
しかも、私のすぐ目の前に立ってるんだよ。
倒れはしなかったけど、頭の中は完全にイカれてたかもね。
あー、もう、あー、もう・・・。

もちろんトーベンさんが素敵すぎるだけではなく、
この3人が鳴らす音が素晴らしくて、イカれてしまったんだよ。
本当に痺れる演奏だったもんなぁ。



と、便宜上、ここで本編終了→アンコールとなるわけだけど、
面倒なので、そのままアンコールの大セッション大会に突入。

今日の出演者全員、ステージへ。
何の曲やったけ?思い出せない・・・。
なんか、それぞれにメインボーカルの曲を1曲ずつやったっけ?
おおはたくんが自分の曲『いつもの珈琲』を歌って、
「うわー、贅沢、贅沢」と言ってたっけなぁ。
最後に、トーベンさんがハンドマイクで『Jailhouse Rock』
私もいつの間にか、立ち上がってツイストしとりました。
会場中(とくにステージの上が?)大盛り上がりだったよ。


盛り上がりすぎたので、これじゃ帰れません、と
アンコールの拍手がおさまらず(出演者陣も相当煽ってたし)
再び、トーベンさん登場。

「早く帰れよ~」と言いながら、
『Satisfaction』を弾き語りで。
「こんな程度じゃ~、満足できない~♪」と、いつもなら歌うところ、
「今日は満足~♪」と歌っていた。

はいはい、本当に、今日は満足いたしました。

また、次のとーべん祭りを楽しみにしてますので、よろしく。

2 件のコメント:

  1. シュッとした、まるで東京タワーのような立ち姿でベースを弾くトーベンさんは、とてもセクシーでしたよ。

    特にニャンコの背中をなでるように、優しく弦の上を流れるトーベンさんの指が、あんなに男っぽい音とリズムを刻むなんて!!

    それにしても哲夫&茂の「大人」になった姿にびっくり!
    私も同じだけ「大人」になっているって事なんだなぁ・・。

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  2. >りーさん
    いやー、嬉しいなぁ。
    トーベンさんのカッコ良さ、わかってもらえましたか。
    そうなのですよ、あの滑らかな指の動きで、
    ぶっといビートを鳴らされると、痺れますよね~。
    あー、今思い出してもドキドキするなぁ・・・。

    「大人」・・・いいじゃないですか。
    みなさん、すごく魅力的な「大人」でしたよ。

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