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2011年7月10日日曜日

「シリーズ・人間の爆発」@渋谷クラブクアトロ

フラワーカンパニーズpresents「シリーズ・人間の爆発」東京公演
2011/07/07 渋谷クラブクアトロ
開場18:00 開演19:00
前売 ¥3,500 (ドリンク代別途必要)
ゲスト:andymori


シリーズ人間の爆発、とうことなので、
最初にグレート&圭介が登場して、司会チックな進行。
「司会のこと忘れとった」というグレートは、
YO-KINGのTシャツに7分丈のダボッとしたデニムに、
カンカン帽、というえらくリラックスした格好で、
圭介に突っ込まれてた。



andymori。
ステージに出てきて最初に、
『深夜高速』のサビを、さらりと歌って、
フロア(とくに前の方)の大多数を占めている
フラカンファンの心をグッと引き寄せる。
なかなかニクイ演出ですわ。
若いくせに心得てるよね。

andymoriは、去年のベリテンで見て以来。
ドラムが替わってから見るのは初めて。
前のドラマーが、すごく良かった印象が強かったので、
ドラマーが替わったときいてちょっと不安だったんだけど、
いやいや、今度のドラマー、岡山くん、めちゃいいわ。
最初はTシャツを着てたはずなんだけど、
3曲目くらいにはもう、上半身脱いでた。
汗で濡れた髪の感じとか、
苦しげな顔しながらも一生懸命コーラスするとことか、
ちょっとカツジとダブりましたわ。
つまり、私好みのドラマーだということ。

andymoriの曲は、みんな短くていい。
気持ちいいくらいにバッサリと終わるんだよね。
ぜんぜん違うかもしれないが、その潔さはパンク。
小山田くんの歌と詞の青さが好きだな。

ベースのメガネ男子のヒロシくんの指は少しゴツっとしてて、
トーベンさんの手に似てたなぁ。
ちなみに、風貌は亀田さん(東京事変)に似てた。
もっとシュッとしてたけどね。

最近の若いバンドは本当に、演奏のレベルが高い。
上手いな~。
それに、かわいいな~。
私があと20年遅く生まれてたら、熱狂しただろうな~。
本当に、いいバンドだわ。
圭介が対バンを熱望したというのが、よくわかる。





フラカン。
圭介は小花柄のシャツ。
竹安はWoodstock(あの黄色いヤツね)のTシャツ。
あとの二人はいつもどおり。

今日の私は、なんだかフワフワしていた。
なんなんだろう、あの感覚。
いつもみたいに音にのめり込めずに、
フワフワと宙に浮いて、俯瞰でステージを眺めるような感じ。
つねに客観的にライブを観ている自分がいた。
そういうのが悪いこととは思わないけれど、
ステージとの一体感がイマイチだったんだよな。
熱くなりきれなかった。

しかし、フラカンの出来が悪かったわけじゃないと思う。
この前の宇都宮が良すぎて、
それを引き摺ってしまっているのかもしれない。
それとも、andymoriのステージが良すぎたのか。



本日のセットリスト。



 ドッチ坊主大会
 脳内百景
 フェイクでいこう
 波の下
 切符
 スマイル
 元少年の歌
 心の氷
 感情七号線
 大人の子守唄
 ラララで続け!
 チェスト
 YES,FUTURE

 深夜高速
 終わらないツアー

 真冬の盆踊り




『ドッチ坊主』のイントロ。
圭介のハープが鳴り響いて、ゾクゾクしたなぁ。
すごくいい導入だったな。

今回も、意外な曲がいくつか。
『波の下』とか、ひょっとしたら、ライブで聴くの初めてかも。
『スマイル』も久しぶりだったね~。

そういえば、久々にグレート前で観たせいか、
ギターの音がいつもより遠かったような気がする。
『スマイル』のソロ、もっとガツーンとした音量で聴きたかったな。
なかなか聴くチャンスがないからねぇ。

新曲『心の氷』聴くのは2回目。
やっぱり、いい。
すごく、いい。
まだ馴れないせいもあるんだろうが、竹安のギターも、
圭介の歌も、すごく丁寧な感じがして、それが良かった。

圭介がモズライトのギターをセッティングしてるときに、
ひょっとしたら、この曲かな~なんて思ってたら当たった。
『大人の子守唄』
久しぶりに聴きたかったんだよ。
途中で「どうして大人には原発が要るんだろう」と替えて歌って、
これについては、賛否両論あるでしょうが、詳しくは前の記事を参照。
個人的には、圭介がそういう立ち位置でいく、という決意を感じて、
おおっ、そっか、そっかー、と
納得できたので良かったと思ってる。

andymoriのイントネーションについて。
普通は、アンディ(→)モ(↑)リ(↓) なんだけど、
グレートが言うと、アンディ(↓)モリ(→) と、
ラッシャー板前、とか、ナンシー関、みたいになってしまう。
本人たちに確認したところ、どっちでもいいと言われたらしい。
ちなみに、andymoriの名前の由来は、
アンディ・ウォーホール+メメント・モリなのだとか。
なんだかカッコいい。
フラワー+カンパニーズとは、エラい違いだ。

そうそう、大事なこと。
11月22日、23日は、恵比寿リキッドルームで、
「被り曲なしの2DAYS」だって。
ヒャッホー!
と、これを聞いて、お客のテンションが上がったのに反比例して、
圭介-竹安のラインで、表情が曇る。
グレートに「なんか、暗い顔になってるなぁ」と言われて、
「別に、5曲や10曲被ったっていいんじゃないの?」
とクレームをつける圭介。
この企画、かなり大変だというのは、よーくわかってるよ。
でも、ファンとしては本当に嬉しい企画なんだよね~。
フラカンのライブは、やっぱりワンマンが嬉しいし、
被り曲なし2DAYSなら、さらに、さらに嬉しいのだ。
ああ、もう、待ち遠しいぃ~。



どこかで、余計なエネルギーを使ってしまったらしいので、
今回は、こんなもんで許してくだされ。

4 件のコメント:

  1. ありがとうございます。
    色んな噂に翻弄されても、nemuriさんのレポを読むとピタッと不安がおさまります。
    nemuriさんの目を信用しています。

    そういえば去年、
    みんなでいろいろ心配していたのに、
    大分TOPSで私がライブ見たとたん、
    ピタッとみんなの不安が収まったことがあったなぁと思い出しました。(後にひどい骨折してたことが判明したけど)

    なんかこう…こみあげてきます。
    やっぱり見ないとダメだなと思います。
    次はフォー爆。
    ちゃんと自分で見ます。

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  2. >tokageさん
    こんなにファンに心配されるフラカンって・・・。
    それだけ愛されてるということですよね。

    結局のところ、ライブに行って、
    生で観て聴いて感じなきゃダメなんでしょうね、私達の方が。
    ライブ依存症なのでしょうか。
    もう、一生、依存して生きてく覚悟でいますけどね。

    返信削除
  3. サフィレット2011年7月12日 14:41

    レポ、ありがとうございます。
    風が強い日は、ある数値が気になって、
    雨が降り始めれば、いち早く傘をさして、
    あのモンスターの存在が、いつしか生活の一部になっています。

    夕暮れ空の下で、僕らはわからなくなってゆく‥‥。圭介さん、惑いの歌に気持ちを託したのですね。
    声高に反対を叫ぶわけではなく、まっすぐな思いを素直に。

    現在の節電事情は、社会的弱者と呼ばれる方々に、一層厳しくのし掛かっています。
    天才・圭介さんの目には、そんな現実も映っていますように。

    昭和に酒に原発‥‥あちこちに興味を向けながらも、最終的にはフラカンらしく、楽しい音を響かせて欲しいなぁ~と願っています☆
    大阪野音、期待しましょう♪

    返信削除
  4. >サフィレットさん
    レポ、ちゃんと書けてなくて、すいません。
    いつも思ってることですけど、
    私みたいな素人が文章で何かを表現するのは、難しいですね。

    圭介の歌は、ひねくれてて、卑屈だけど、なぜか真っ直ぐに届いてくるのですよね。
    特別なメッセージを込めてるわけじゃないのに、
    何かが伝わってくるように感じるのは、
    ソングライター・圭介の才能なんでしょうかね?

    大阪の夏は暑くて、熱いことでしょう。
    しかし、お天気だけは気がかりです。

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