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2012年3月27日火曜日

藤井一彦 THE HIKIGATARI JOURNEY 2012@風知空知

藤井一彦弾き語りワンマン
"THE HIKIGATARI JOURNEY 2012@下北沢"
3月25日(日)下北沢 風知空知
17:00開場/18:00開演
前売3,000円/当日3,500円(ドリンク別)



ここ最近、メール予約のライブばかり行ってたので、
チケットというものの存在を忘れてしまっていた。
またもやチケット忘れるところだったよ、危ない危ない。

少し早めに下北に着いたので、
古着屋さんなどを物色して、女子気分全開で浮かれていたら、
りーさんからメールが。
「席とってありますよ~!」って。
あれ?もう中に入っちゃったの?
ええっ??
と、チケットを取り出し確認してみた。
すっかり開場時間を勘違いしていたようだ。
ああぁぁぁ、やっぱり粗忽の罠から這い上がれないのだ、私は。
りーさん、あなたのおかげで助かりました、ありがとう。



さて、一彦さんの弾き語りは、去年の12月の440以来か。
あのとき、ヤックさんと“藤熊一一”を結成したんだよね。
それはそれで良かったんだけど、何か物足りなくて、
もっとじっくりと一彦さんのソロを見たいなぁ、と思った。
だから、今日のワンマンはとても楽しみにしていたのだよ。

風知空知は、いかにも下北沢という雰囲気の
雑多な感じがうまく溶け込んで、妙に居心地のいいカフェ。

時間を間違えていたことに気付いて焦ったせいか、
なんだかすごく空腹感を覚えたので、私にしては珍しく
ライブ前にガッツリとパスタなぞをいただいた。
満腹になり、準備OK。



一彦さんは、弾き語りでも座らずに立って弾くんだよね。
おかげで、手元がよく見えて嬉しい・・・
・・・あれ?何か視界を遮るものが・・・。
あーっ、やられたっ!
譜面台の罠にはまってしまった。
右手が・・・見えないじゃないか!
いや、しかし。
一彦さんが立っていて動いてくれたから、
まったく見えない、ということにはならなかったけれど。
でも、邪魔だよ、譜面台めっ!

そういえば、新入りの相棒、ヤイリ君(K.Yairiのギター)。
初めて拝ませていただいた。
なかなか派手なピックガードが付いていて、ルックスはGOODですな。
音の方は・・・、エレアコの音って違いがあまりわからない。
年季が入ると、もっといい音になっていくのかなぁ。
一彦さんも、まだまだ馴染んでないようで、
「ギターが変わると、見える景色が変わるんだよ」と
曲の入りをやり直すという場面も。
「俺はそこそこギター上手いんだけど、ヤイリ君が粗相をするかも」
「何かあったら、俺じゃなくて新人のヤイリ君のせいだから」
と、期待の新人に厳しい発言。(または責任転嫁ともいう)
途中で少々トラブってたようで、ノイズがのったりしてたのは、
ヤイリ君というより、シールドのせいだったんじゃないかなぁ。

『clover』大好きなんだよなぁ。
ってことで、私的覚書き。カポは5フレット。
もちろん、いつか私がこの曲に挑戦するときのための覚書き。

カバー曲コーナー。
「港町限定で歌ってます」というRCの『よそ者』
東京も東京湾とか東京港とかあるし、大きく括れば港町でしょ、
と無理矢理に持ってったな。

古いアナログ盤を引っ張り出して、最近よく聴いているという一彦さん。
ずっとLP盤を聴いてたんだけど、ついにはEP盤にも手をつけ始めたとか。
高校生の頃に買ったという拓郎の『唇をかみしめて』
刑事物語の主題歌だよね~。
この一彦さんの歌が、すごくハマってて良かったよな~。
あの迫力のある訛り言葉が、スーッと沁みこんでくる。

レコーディング(というかデモ作り?)作業を始めているそうだ。
そのせいもあり、かなり新曲押しのセットリストだった。
バンドでは、どうアレンジされるのか、たいへん興味深い。
楽しみな曲ばっかりですわ。

それはそれ。
お馴染みの曲は、やっぱりアガる。
『ウェイティング・マン』とか『無敵の日々』とか。
Do you love me~♪のところは、フロアも合唱。
もちろんアコギでも、ちゃんと16分のカッティング入れてて、
ウキーーっとなる。
ううぅ、カッコいい。

『何者』は渋かった。
どっぷりブルースのアレンジで。

そうそう、今日の萌えポイントは、
エレアコの上部にあるボリュームつまみを几帳面に合わせる手つき。
これ、わかる?
俯きかげんになるところと、繊細な動きをしてる手元が、
なんか色っぽいのよ~。
誰にも伝わんないか。

『確信犯的ストレイシープ』は、いつだってカッコいい。
弾き語りという響きからはかけ離れたパフォーマンス。
何を弾いても、一彦さんが弾くとロックなのだ。
生粋のロック・ギタリストなのだ。
最後のハイキックもバシッとカッコ良く決めてくれた。

アンコール。
『MOON RIVER』のハーモニクスに胸がキュンとなる。
『最後の煙草~』は、バンドの必殺チューンなだけに、
まさか弾き語りで聴けると思ってなくてビックリ。

二度目のアンコールは、
「ちょっと出てくるの早すぎた?」と本人が言ってたけど、
確かに早かったわ。



セットリストは、わかった曲だけ。
他にも新曲が2、3曲くらいあったかな。

NIGHT AND DAY
夕闇ウォーカー
ウェイティン・グマン
憂国の口笛
路傍のダイヤモンド
LAZY FELLOW
ジェミニ
よそ者(RCサクセション)
唇をかみしめて(吉田拓郎)
clover
何者
Better Than Life
無敵の日々
確信犯的ストレイシープ
美しき人よ

MOON RIVER
最後の煙草に火をつける

サムタイム




今回は、たっぷりと一彦さんの弾き語りを堪能させてもらった。
満足満足。

しかし、一つ満足すると、他が欲しくなる。
人間って欲深い生き物だね~。
というわけで、グルーヴァーズがやけに恋しくなる帰り道なのであった。

3 件のコメント:

  1. 堪能しました。ステキ過ぎました。

    結構長い時間、それも変な姿勢で座りっぱなしで、腰が痛くなりませんでしたか?次回は勇気を出して最前に座りますよ、絶対。

    新曲の数々、早く「グルーヴァーズ」で聴きたいですね。
    5月まで待てない~!

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  2. ジャガジャッとあの歯切れのいい音が聞こえるようなレポをありがとうございます。
    ああ…ヒトが行ったライブって何でこんなに輝いているのでしょうか。
    うふふふ…「エレアコの上部にあるボリュームつまみを几帳面に合わせる手つき」ですね。
    わかります。
    大騒ぎして弾いてて一転、
    真剣に俯いてじっとつまみいじくってるのを、
    息を殺してみてましたよ。
    あのラインは美しいですね。
    ギター弾いてないときも指見てる人のことを、
    ド変態というのでしょうね。

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  3. >りーさん
    腰は大丈夫でしたよ。
    ただ、着席のライブだと踊りたくてムズムズするのに、
    それを我慢して座ってることに苦労しますね。

    一彦さんのソロは素敵だけれど、アコギだけというのは少し物足りないような・・・。
    グレッチの音が恋しくなります。

    >tokageさん
    あっ、私、いつの間にか“変態"から昇格して“ド変態”になっていたのですね。
    そうかー、気付かなかった・・・。
    これからも、変態道を窮めるべく精進したいと思います。

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