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2012年7月23日月曜日

寿司 天ぷら 芸者 桜富士山

ついに、フラカンのNewアルバムが正式に発表になったね。
10月3日発売「ハッピーエンド」

何?この思わせぶりなタイトルは?
普通なら、これがラスト・アルバムになるのか!?
みたいなことをチラッと邪推してしまうところだけれど、
今のフラカンじゃ、それはあり得ないないから、
ヘンな心配はしないけれど。
それにしても、らしくないタイトルだから、
いったいどんな仕上がりになってるのか、非常に楽しみ。




さて、誰が喜ぶのかわかりませんが、
奇妙礼太郎トラベルスイング楽団のNewアルバム
「桜富士山」のレビュー(みたいなもの)を書いちゃうぞ!
ま、そんなのが書きたくなるほど気に入ってるということよ。
気になっている人は、ぜひお買上げ下さい。


これより以前に私が聴いていた音源は、ライブ盤で、
それを聴いて惚れ込んで、初ライブに乗り込み、
そこで更に夢中になってしまって、今日に至るわけだ。
つまり、ちゃんとしたスタジオ録音の音源を聴くのは、これが初めて。
そんなわけで、奇妙くんが丁寧に歌っているな~、というのが第一印象。
ライブだとフェイク入れまくりだからね~。























1. E列車で行こう~イントロダクション~
とびきりワクワクさせてくれるオープニング。
奇妙くんの語り口が、なんか可愛い。

2. わるいひと
先行でPVが公開されてたので、すでにお馴染み。
イントロのベースから始まって、ホーンセクションも、ピアノも、
すべてが小気味よい演奏。
女歌を歌う奇妙くんに萌えますわ。

3. 桜富士山
これはライブで聴いて以来、サビが頭から離れなかったんだよね。
ライブでは、もう少しテンポアップしたアレンジだったんだけれど、
こちらは、情感を押し出した聴かせる曲に仕上がっている。
けど、エンディングのフェイド・アウトは、なんか勿体ない。
もっとアウトロをたっぷり聴かせてもいいのでは?

4. 出発しよう
地味だけど、昭和感に溢れた名曲。
美しく覚えやすいメロディー。
中村八大的世界観に、坂本九的直球ストレートの歌唱で
挑んでいる奇妙くんに男気を感じる。

5. あの娘に会いにゆこう
シンプルなエイトビートのロックンロール。
歌詞の雰囲気と、奇妙くんの押さえ気味の淡々としたヴォーカルが、
なぜかブルーハーツの匂い。
聴けば聴くほど、ヒロトが歌ってる姿が目に浮かんで仕方がなく、
ひょっとして私の知らないブルハの曲のカヴァーなのか?
と、クレジットを確認してしまったわ。
もちろん、トラベルのオリジナルだったんだけれど。

6. 風の王国
これも珍しくストーンズみたいなブルース・ロック。
このロックなテイストに絡むホーンセクションがカッコいい。
自転車で疾走するという歌詞は、どうしても、フラカンの
『丑三つのライダー』を思い出してしまうんだよな~。

7. Baby~夜が明けるまで~
しっとりとしたバラード。
キャバレーだったら、間違いなくチークタイムだね。
さりげなく入ってるギターの音色が好き。キュンとなる。

8. スイートソウルミュージック
ノリの良いファンキーなグルーヴにのせた切ないメロディーが
胸を切り裂く。
徐々に盛り上げながら、エンディングへと登りつめていく感じが
とてもエモーショナルでエロい。
ライブだと、もっとヒートアップして激熱なので、
トーンをグッと落としてる分、録音の方がさらにエロいかもしれない。

9. SWEET MEMORIES
あっ、これも女歌だね。
聖子ちゃんのカヴァー。
ホーンが映える曲だね~。
こんなこと書くと怒られるかな?オリジナルより断然いいよ!
英詞の部分を歌ってる杉瀬陽子さんも素晴らしい。

10. 喫茶アラジン
これは、鍵盤のパクシンさんの作詞作曲。
(他の曲は、複数メンバーで作曲したものに奇妙くんが詞をつけている)
個人的にちょっと苦手なパターンの曲。
細かい描写が連なった、小説的な歌詞が苦手なのだ。
言葉ばかりに気をとられてしまって、音楽が入ってこなくなちゃうの。
アコーディオンの音色とか、アレンジは好きなんだけどね~。
それでも結局は、奇妙くんの歌の力でねじ伏せられてしまう私なのだが。

11. はずれた九時のブルース
仮タイトルは『はんぶんしんでる』だったらしい。
メイキングの映像の中で、メンバーがそう言っていたから。
その仮タイトルどおりのヘヴィなブルース。
なんだけど、演奏は逆説的な陽気さで。
そのヤケクソ気味にハジけてるところがいい。

12. スキット音頭~ジャズはアメリカ・ニューオーリンズ~
これは、まぁオマケみたいなトラック。
とにかくバンドの楽しそうな雰囲気が伝わってきて、
思わず、顔がニヤけてしまうな。
こういうトラックがあるというのは、バンドが上り調子だという証。

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