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2012年12月3日月曜日

奇妙礼太郎トラベルスイング楽団@渋谷CLUB QUATTRO

奇妙礼太郎トラベルスイング楽団
2012 年内ラストワンマンライブ!!!
11月30日(金) 渋谷CLUB QUATTRO
OPEN 18:00 / START 19:00
前売チケット ¥3,000円(1D別) <SOLD OUT!>



良番チケットだったので、そそくさと最前に陣取ったのだが、
なかなかフロアが埋まらない。
チケットはソールドアウトしたはずなのに。
最近の若者は、ライブを最前列で観たいなんて思ってないの?
気付けば、三桁の整理番号で入場した方が私の隣にIN。
このガッツキは、我々中年女性特有のものなのだろうか?

さすがに開演時間が迫ってくると、
少しづつ前へ詰めて下さーい!という指示も出て、
かなり混雑してきた。


トラベルは、7月に初めて観て以来のライブ参戦だ。
その間に、奇妙くんソロやリトルスイングは観てるけど。
そして今日の編成は、
【vo&gt奇妙、tpサントウ、tbトミー、tbかをり、A.saxますこ、
 T.saxユージェイ、gtシオミ、keyパクシン、org岩井ロングセラー、
 ba安田、drてっし~、percキツネうどん、cho杉瀬陽子】
の総勢13名。(ツイッターより)

メンバーが全員ステージに立つと、それだけで壮観。
この眺めだけで、ワクワクしてくる。

奇妙くんは、白シャツ(うっすらと格子柄だったような・・・)にデニム。
そのシンプルなスタイルのアクセントのように
ウェスト部分から赤いパンツをのぞかせている。
“見せパン”なのか?
チラッじゃなく、もっと大胆にのぞいてて、
あれは、ちょっと見せすぎ。
気になってしょうがないよ、真っ赤なんだもん。
エロいというより、これ以上ずり下がったらどうしよう、と
ハラハラしてしまったわ。

おや、ホーンセクションのところにマイクが一本余ってる。
ん?トミーがいないじゃないか。
と、思っていたら、スーツ姿で途中から出てきた。
仕事帰りに駆けつけたみたい。
カッコいいなぁ、商社マン。

トロンボーンが下手だと言われてることについて、
「顔で選んでるから、えーの」とのこと。
それでも、ソロのとき、二人とも頑張って吹いていたよ。
まるで、我が子の発表会を見てるような気持ちで、
ドキドキしてしまったけど。

奇妙くんがギターを持ったのは、2,3曲だったかな。
『あの娘に会いにゆこう』『サン・トワ・マミー』とあと1曲くらい。
ギターは白のストラト。
エレキを弾きながら歌う姿を見ると、バリバリのロッカーだよなぁ。

後はずっと、ハンドマイク。
小道具のようにダービーハットを脱いだり被ったりしてて、
まるでミュージカルの一コマみたいだったんだが、
そういう動きに嫌味がなく、流れるように自然でキュート。
か、か、か、可愛いぞ・・・。

奇妙くんが歌い始めると、目が釘付けになる。
体から振り絞るようにして歌う姿に、なぜかせつない気持ちになる。
彼が「これで死んでもいい、と思ってライブで歌っている」
と、話していたことを思い出してしまうからなのかもしれない。


何の曲のときだったのか、何故そんなことを思ったのか、
まったく思い出せないのだけれど、
あっ、そういうことなのか、と不意に何もかもが
腑に落ちた瞬間があった。
本当に、漠然とした感覚でしか記憶していないのだけれど、
奇妙礼太郎が求めてやまないものを理解できた気がしたのだ。
もちろん、私の個人的な妄想に過ぎないことはわかっている。
でも、私にとっては、尊い啓示を受けたような甘美な一瞬。
なのに、今思い出せるのは、
ボンヤリとした鈍い光のようなものだけ。
それは、あっという間に通り過ぎてしまったのだ。


『ツイストで踊りあかそう』のカヴァー。
奇妙くんは、自分がやりたいと言い出したことをすっかり忘れてたけど
バンドのみなさんは、ちゃんと練習してたらしい。
っていうか、このワンマンの為のリハーサルに、奇妙くんは
一回も参加していないというから驚き。

奇妙くん、サム・クックが好きなんだね~。
「これのベスト盤のLPが家にあったんですよ」と言ってたのは、
『あの娘に会いにゆこう』の中で歌ってる、
黄色いジャケットのレコードのことだよね。

パクシンくんの目の前で見ていたのだけれど、
めっちゃ男前、クール・ガイですね。
彼のピアノプレイが好き。
前回のライブで、もうトラベルで演らないような話だったけれど、
こうやって出てきてくれて嬉しいなぁ。
いつか、カルメラのライブも観てみたい。

『桜富士山』の入りのカウントは、てっし~の
「すし、てんぷら、食べたいなっ」という心の叫びから。
いやー、てっし~、いいわぁ。
てっし~と安田さんのリズム隊が、
ニコニコの笑顔で奇妙くんを見守りながら、
すぐに一人で彼方へ行ってしまう奇妙くんの手綱を握っていたなぁ。
上手く、曲の流れをコントロールしていたと思う。

『SWEET MEMORIES』は、杉瀬さんとデュエット。
杉瀬さんは初めて観たんだけど、声量のあるソウルフルな歌声で
とてもカッコいい。
アルバムでも、英詞の部分を綺麗な発音で歌っててステキだなぁ、
と思っていたのだが、その英詞の部分を歌い始めた途端、
メロディーにのせて・・・「歌詞を~忘れた~♪」と!!!
ええぇーーっ!?
というわけで、その2コーラス目から、もう一度やり直し。
当たりまえだけれど、2回目はちゃんと歌えてた。

なんだか、お茶目な人。
アンコールでのことだが、「ハードコア・パンク出身です!」と
前置きしてから、すんごいデス声で、「NO WAR!」と叫んでいた。
面白すぎる!



アンコールで、サンデーカミデ氏登場。
実は、開場待ちの間に目撃情報を立ち聞きしてしまったので、
出てくるだろうということは、予想していた。

あいかわらず、オモロイにいちゃんですなぁ。
本当に奇妙くんと仲良しなんだよね~。
この日のライブも、数日前に、急に奇妙くんから誘われたらしく、
速攻で代わりのバイトを“山崎さん(20代・女子)”に頼んだそうだ。
「サンキュー!ヤマザキ!」

毎週月曜にUSTをやってるんだけれど、
視聴数が5vewとか、一桁のことも多いらしい。
それでも、開き直って続けて、100回目を迎えたとか。
今度、覚えてたら、見てみようかな。→「月曜プリマ」

『君が誰かの彼女になりくさっても』は、もちろん、
フロアも一体となってシンガロング。
サンデーさんと奇妙くん、二人して、フロアへ下りていったりして
その一体感をより身近に感じようとしていたのかも。

サンデーさんと一緒にいるときの奇妙くんは、いつも楽しげ。
安心しきったような笑顔を見せる。
歌っていても、あのキリキリとするような切迫感がなくて、
聴く側もラクな気分になれるんだよなぁ。



セットリストは順不同。


タンバリア
機嫌なおしておくれよ
わるいひと
風の王国
Baby -夜が明けるまで-
NEWYORK
スイートソウルミュージック
あの娘に会いにゆこう
サン・トワ・マミー
ルージュの伝言
ひとひらり
ツイストで踊りあかそう
桜富士山
SWEET MEMORIES
星に願いを
オー・シャンゼリゼ

Joy To The World!
君が誰かの彼女になりくさっても



ダブルアンコールでは、
またもや「菊正宗~♪」を歌い上げて、去っていた。

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