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2013年3月21日木曜日

湯川トーベン/小山卓治@harness

3/17(日)阿佐ヶ谷 harness(ハーネス)
湯川トーベン / 小山卓治
予約)¥3,500 当)¥4,000+Drink
18:00open/19:00start



阿佐ヶ谷駅で降りたのは、20年ぶりくらいだったかも。
友人、知人が住んでいた町なので、
その当時は、けっこう頻繁に来ていたんだけれど、
今ではすっかり縁遠くなってしまったなぁ。
と、ちょっと感傷的な気分になりながら、地図を確認して
初めてのハコ、ハーネスへと向かった。

ハーネスは、まだオープンして半年ほどの新しいお店らしい。
開演時間の15分前に、店の扉を開けると、
すでになかなかの客入りの様子。
キャパは30人強といったところか。

ステージは、フロアと地続きのフラットな一角に
スペースが設けられている。

一番端の、しかし視界の良さそうな位置を陣取る。



トップバッターはトーベンさん。
実は、トーベンさんのソロのライブを見るのは、久しぶりだな。
とーべん祭り以来か。
でも、あれは、大勢の出演者を交えてのセッション大会だったから、
純粋に一人で弾き語りをするスタイルは、本当に久々。

今日の相棒は、トーベンさんのシグネチャーモデルのアコギ、
通称「茶太郎くん」だ。

一曲目の『パナヌファ』
ジャラーンと鳴った最初の音で、がしっと心を捕らえられてしまう。
なんという迫力なんだろう。
こうやって、毎回、毎回、同じことに驚いているような気がする。

天月の爆音っぷりにも、覚悟してるはずが、
毎回のけぞってしまうもんなぁ。
そういえば、大阪のイベント会場での天月のライブのとき、
一曲目『天使の月』の演奏開始から3秒で、PAをとばしたとか。
爆音で。
・・・という話を前のライブで聞いたのを思い出したので、
書き残してみました。

『アルマジロ』と『フォークロック』が
すっごくカッコ良かった!
残像を残して振動する6弦の迫力よ。
ブンブン鳴ってたもんなぁ。

花粉症が酷いみたいで、声は鼻声のトーベンさん。
歌うのが少し辛そうにも見えたんだけれど、その分、
ギターでガシガシとやっていたのかもしれない。
その姿は、暴れ馬を乗りこなすカウボーイみたいだった。
ギターを調教して、いい音で鳴るように仕向けてる感じ。
もちろん、愛情はたっぷり注いで。
・・・ああ、なんか、この妄想はエロい方へ発展しそうなので、
ここらへんでやめておこう。

レコーディング中ということで、
新曲、というか、まだ音源化されていない曲が多かった。
ライブではお馴染みの曲も多いけれど、
いつも違ったアプローチで演奏されてるので、
どんな風にアレンジされているのか、すごく楽しみなのである。

トーベンさんが、入口付近に座ってた男性に
「巨人の坂本選手に似てる」「坂本くんって呼んでいい?」
と言っていたんだけれど、本当に似ていたなぁ。

パラパラと遅れて入ってくるお客さんが、何人かいて、
気付けば、店の中は超満員になっていた。



小山卓治さん。
もちろん、生で拝見するのは初めて。
デビュー30周年ということは、私が中学生の頃ね。
うん、確かに中高生の頃に音楽番組でPVとか見たことある。
陰のある二枚目で、歌は大人っぽい雰囲気だったよね。
でも、存在感があったことだけは確かに覚えている。

もっと斜に構えた気障な人をイメージしていたのだが、
MCでのお話を聞いてみると、とても親しみやすい感じ。
しかも、はっきりとしたパキパキした口調だったのも
少し意外だったけれど。

ギターはハミングバード。
かなり使い込まれたルックスが素敵。

ごめんなさい、曲はまったく知らないのですよ。
ドラマチックな歌が多かったかなぁ。
ヴォーカルが、ドーンと力強く前に飛び出してきて、
男っぽくて、色っぽい。
このくらいのハコで聴くと、ヴォーカルのパワーは歴然。

トーベンさんとのジョイントについて、
「芸歴30年なのに、今日は“後輩感”が出てしまう」と。

その昔、ヤマハのポプコンの九州大会に出場したとき、
ゲストが子供ばんどだったんだとか。
そして、そのときのトーベンさんの衣装が、ピーターパン!
かなり鮮烈な印象を持っていたらしい。
(ちなみに、タニヘイさんは王子様だったらしい!)
というような、いい話を聞かせてもらいました。



アンコールは、飛び入りで、ヴァイオリンの方と、
ギターの方も入って、ステージに4人。
もうギュウギュウ。
小山さんの曲を一曲演った後、『天国行きのバス』で〆。



帰り道、いつまでもアコギの音が頭の中で響いていて、
早く、自分のギターに触りたくて仕方ない気持ちになってた。
もっと愛情を持って扱えば、
いい音が鳴るんじゃないかという気にさせられたんだよね~。
(腕の問題は棚上げですよ)


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