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2013年3月6日水曜日

Maria McKee@Billboard LIVE TOKYO(3/1)

Maria McKee
3/1(金) ビルボードライブ東京
サービスエリア 7,500円 カジュアルエリア 5,500円
1stステージ 開場17:30 開演19:00



六本木ミッドタウンだなんて、私には敷居の高い場所。
そこに、ビルボードライブがある。
うひゃー、緊張する。

私が予約したのは、2DAYSのうち初日の1stステージ。
席はカジュアルエリア。
要するに一番後方の席なんだけれど、
これが、超俯瞰でステージを見下ろすポジション。
高所恐怖症の人には、ちょっとお薦めできないかなぁ。
それでも、武道館の2階席なんかとは違って、
ステージまでの距離は近い。
悪くない見晴らし。

お客の入りは、あまり芳しくない。
カジュアルエリアは3分の1ほどしか席が埋まっていなかった。
だいたい、私が電話したのも2日前だもんなぁ。
2ndステージの方が人気なのかもしれない。



マリアの他にもう一人、バッキング・コーラスの背の高い女性が
一緒にステージへ登場。
マリアのアコギ(ハミングバードかなぁ?)の弾き語りに
華を添えていただけじゃなく、仲良さそうな雰囲気で、
マリアをリラックスさせる役目も果たしていたように思う。

二人並んで、スタンドマイクの前に立ち、
数曲を披露。
私が知っていたのは『I Can't Make It Alone』くらいかな。

そしたら、マリアのMC。
自分の英語力の無さが、本当に悔しい。
誰か同時通訳してぇ~!・・・と心の中で叫びつつ、
必死でヒアリングしていたのだが、単語の一つ一つが聞き取れても、
文意がわからない~。
my brother(確か有名なバンドで活躍された人ですよね?)が
どうした、こうした・・・で、「country song」という曲紹介から、
Lone Justiceのナンバーで『Don't Toss Us Away』

これには、ズキューンときた。
英語オンチの私でも、鼻歌で歌えるくらいに、
歌詞もメロディーもシンプルに綴られているこの曲。
実際、このライブの日の朝から、私の鼻歌はエンドレスで、
これをヘビロテしていたんだよ。

しかもレコードと同じように、
「darlin' please~」の「ダァリン」の「ァ」のとこで
声を裏返す歌い方が、そのまんま!
もうダメ~、泣ける~。
・・・なんて、この曲で泣き始めたようなこと書いてしまったけど、
実は、マリアがが歌い始めた瞬間から、泣いていたのだった。
まさか、この歌声を生で聴ける日がくるなんて・・・と、
その第一声から、感慨ひとしおだったのよ。

中盤の3~4曲は、ピアノの弾き語り。
Lone Justiceの曲では『Wheels』を演った。

再びギターに持ち替えて、3曲くらい?
本編最後の曲は『Shelter』
えーっ!?もう終わり?
まだまだ、聴き足りないぞー。
という思いを込めて、アンコールを要求する手拍子を叩いた。

アンコール。
マリアがギターを抱えて、ジャンと鳴らすと・・・???
あれ?
なんか様子がおかしい・・・。
マリアの「broken・・・」という言葉だけが聞き取れた。

そうか。
さっき、本編の最後にギターを下ろして、スタンドに立てかけたときに
バターンと倒してしまったから、
どうやら、その衝撃でネックが折れてしまったようだ。

代わりのギターを誰かが持ってくるのかと思ったら、
どうも代わりは用意がない様子。
というわけで、急遽、ピアノでの弾き語りに変更。

まったく予想してなかった事態で、
さぁ、何の曲をやろうかしら・・・というようなことを喋っていたと思う。
そこで客席から『You Are The Light』という声が上がった。
それを聞いたマリアも、それはいいと思ったようで
「OK!」と、そのリクエストに応えてくれた。
いやー、嬉しいわぁ。
リクエストしてくれた人、グッジョブ!!!
これも『Don't Toss Us Away』同様に、シンプルで
マリアの歌声が沁みる、いい曲なんだよね~。

マリアは、ギターが壊れたというのに、
機嫌良さそうに、よく喋っていた。
意外にも(?)気さくな姐さんなのかもれない。

なんてことを考えていたら、
『Sweet Sweet Baby』を歌い始めて、うわっ、うわっ!!
なぜか動揺してしまうくらい・・・本当にびっくりした。
Lone Justiceの代表曲、とてもアッパーな盛り上がる曲で、
もちろん私も大好きな曲。
でも、まさか、ピアノの弾き語りで聴けるなんて思わなかった。
マリアのヴォーカルもキレッキレなイメージだし・・・。

見て聴いてもらうとわかると思うけど、
こんな感じなんですよ。↓↓



おそらく、ピアノで演るのは初めてだったんじゃないかな。
途中でコードを探り探り弾いてたから。
なので、歌は、サラッと流しただけといった印象で、
ちょっと物足りなかったなぁ。残念。
それでも、声のハリは当時と比べても遜色なく、
歌い方だけが円熟した、落ち着いたものになったくらい。

ラストナンバーは『Life Is Sweet』
ソロの3rdアルバムのタイトル・チューン。
このアルバム自体が、異色なグランジ風なサウンドで、
どちらかというと、私は苦手なんだけれど、この曲は好き。
弾き語りのようなシンプルなアレンジになると、
より一層、曲の良さが際立つなぁ。
マリアの声が心に響いてくる、いい曲だ。


ハプニングも含め、いいライブだったと思えるのは、
マリアの歌声に衰えを微塵も感じなかったことと、
終始、機嫌よくリラックスしたステージ進行だったこと、
この二つが大きいんだろうな。
贅沢を言えば、もっと間近で見たかった・・・。
もし、次の機会があるなら、今度は下のフロアで観ようと思う。


それにしても、2ndステージはどうしたんだろう?
ギター・・・。

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