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2013年3月27日水曜日

"ゆうたろうくんと王舟さん。" @7th FLOOR

3月25日(月) 渋谷 7th FLOOR
"ゆうたろうくんと王舟さん。"
出演:かみぬまゆうたろう/王舟
open/start 19:30/20:00
前売り/当日 ¥2,300(+1D)/¥2,800(+1D)



年度末って、忙しい人が多いと思うんだよ。
だから、この時期のライブは、集客で苦労するよね~。
確か、去年の3月も、ライブハウスでそんなことを考たなぁ。


初めてのハコ、7th FLOORは、O-WESTの上の七階のお店。
今年で20周年らしい。
えっ、そんなに古いのか、とびっくり。
ということは、まだ“ON AIR”だった頃からあるんだね~。
知らなかったなぁ。

時間があったので、すでに腹ごしらえを済ませていたのだが、
ちゃんとしたFOODメニューもあったので、
次の機会には、オーダーしてみようかな。



最初は、王舟さん。
(オウシュウさん、と読むようです)
はじめまして。

アコギの弾き語りで、ラインは使わずにマイク収音。
ほとんどが英語の歌だったのと、その歌い方のせいで、
そのヴォーカルは、ただの音色としての存在感が際立っていた。

ちょっと鼻にかかった甘くやわらかい歌声は、
白人のカントリー歌手みたい。
ふわーっと空気に漂うような、気持ちのいい響き。

かみぬまくんが働いていたライブハウスに、よく出ていたそうで、
そこで知り合ったらしい。

音楽的にも、フォークとか、カントリーとか、
私の好きな色合いが濃かったので、
いい感じで、まーったりとさせてもらった。



かみぬまくんは帽子を被っていた。
そういえば、王舟さんは椅子に座っていたんだが、
かみぬまくんはスタンディングなのね。

ギターは「アメリカ生まれのおじいさん」
マーティンの“シングルオー”で、すっごく古いものらしい。
ボディーが小さくて愛らしい形。
そして、枯れたいい音がする。
(当然、この曲も演ってくれたのだ。)

『昼寝』からスタート。
この曲、CDの一曲目に入っているのだけれど、
キャッチーなメロディーが覚えやすく、歌いやすいので、
私の鼻歌ヒットチャート<最新版>では、TOP3に入っている。

イントロの口笛に、おおっ!と思ったのは『傷口』だったかな。
本当は、ハーモニカだったんだけれど、
持ってくるのを忘れてしまったらしく、
「口笛で対応しました」と、律儀なMCがあった。

「酷い歌シリーズ」というのが、あるらしい。
『欲張りな男』という曲の前フリで言っていた。
確かに、一人称で歌われてる“僕”は酷い男かもしれない。
でも、自分の欲望に素直なだけとも言える。
「酷い」というよりは、ちょっぴり「だらしない」だけの
かわいい男に思えてくるのは、かみぬまくんのキャラのせいだろうか。

こんな息子がいたら、かわいくて仕方ないだろうな。
と、なぜかお母さんのような気持ちにさせられてしまう
好青年っぷりが、MCでの迷いのない、
はきはきした口調に滲んでいる。

どちらかというと、ちょっとぼんや・・・いや、おっとりして見える
かみぬまくんだが、真剣な眼差しでギターを弾いてる姿は、
職人っぽくて、カッコいい。
考えてみたら、女の子に対しては、ずいぶん身勝手なことを
歌っているのに、ギターに対しては、かなり一途で、
まるで求愛してるかのような歌を歌っているんだよなぁ。
そこからも、彼のギター愛の深さが推し測れよう。
そういうとこ、大事。

歌声もいい。
前に、曇り空みたい、というわけのわからない例えをしたけれど、
決して、声がこもってるとか、そういうわけではなく、
前方にパーンとよく響く、いい声なのだ。
ただ、根っからの陽性という感じがしなくて、
曇り空という表現をしたのだけれど・・・。


動画を貼っておきますので、
どうぞ、自分の耳で確かめてみて下さいな。








あー、かわいいなぁ。




<後日追記>
かみぬまくんのブログにセットリストがUPされてたので、拝借御免。


1.昼寝
2.シルエット
3.あかい町
4.傷口
5.ハローグッバイ
6.汚いお前の顔
7.涙と鼻水
8.アメリカ生まれのおじいさん
9.欲張りな男
10.新曲(タイトル未定)
11.迷子
12.天気予報

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