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2014年12月9日火曜日

hotspring/最終少女ひかさ@Daisy Bar

hotspring・最終少女ひかさ2マンライブ!!!
12月7日(日)@下北沢Daisy Bar
Open 18:00/Start 18:30
前売¥2,000/当日¥2,300(+D代)



昨日、宇都宮で圭介の目を見て、
「これと同じ目をした若者に、もう一度逢いたい」と思い立ち、
下北沢へ行く決心を固めたのだった。
どちらかというと、行くための理由を探していたという方が
正解かもしれないけれど。

ライブの直前まで予約を受け付けているというツイートを見たが、
ただただ、ひっそり、こっそり、見届けたかったので、
当日券で入場。
ツイッターでリプライなんてしたら、この小っ恥ずかしいブログを
読まれちゃうかもしれないなんてこと考えると・・・。
(自意識過剰でスイマセン)


最終少女ひかさは途中から。
ボーカルの但野くんは、パッと見、
ドレスコーズの志摩くんっぽい雰囲気。
音の方は、得意な分野ではないので、どう表現していいのか
わからないけど、所謂オルタナってやつなのか?
わりとサイケな音をさせていたように思う。

とにかく、但野くんというのが熱い男で、とくにMCが熱い。
ホットスプリングと一緒にツアーをまわってきて、
仲良くなりつつも、闘志を燃やして切磋琢磨してきたことが
よーく伝わってきて、グッとくるものがあった。

ひかさのライブもほぼ終盤というときに、
イノクチくんが、楽屋入口の横、ドリンクカウンターのところから
その但野くんの熱いMCを見ていたところ、
「オマエはもう、楽屋で準備してろよー」と注意されていた。
その言い方に、なんとも言えない男の熱い友情を感じて、
オバさんはウルウルしてしまったよ。

個人的には好きなタイプの音楽ではないけれど、
応援してあげたくなっちゃうバンドだった。


で、hotspring
今日は2マンだし、たっぷり聴けるな~とわくわくしてた。
わくわくしながら、いつもの悪いクセで、
つい前へ前へ(上手へ上手へ)と行ってしまう。
誰だよ、「ひっそりこっそり見守る」なんて言ってたのは!

そんな私のすぐそばで、若くて小柄なお嬢さん達が、
「前に行くの恥ずかしい!」なんて言いながら、
前のポジションを譲り合っていて、なんて可愛いんだ!!!
と、目から鱗の落ちる思いであった。
そんな恥じらいの心を、私はどこに置いてきてしまったんだろう?


4人が出てきて、最初の音が鳴った瞬間、
重力から解放されたように、ふわっと体と意識が浮きあがる。
たった一週間前に始めて触れたその音に恋焦がれ、
もう何十年も待ってたような気がした。

狭いステージの上で、革ジャンを着たフロントの3人が
思い思いに動き回るさまは、とても絵になる。
カッコいい!
その後ろに控えているゴエくんは、モヒカンで
いかついサングラスをかけているくせに、ニコニコと嬉しそうに、
ときに歌いながら、ドラムを叩いている。
カワイイ!

いいバランスのバンドだな~と思った。

イノクチくんのギター(黒のテレキャス)の弦が切れたみたいで、
「但野くん、ギター貸して!」とマイクに向かって言い、
楽屋から但野くんの白のテレキャス(あれ?ストラトだったかな?)
を持って出てきた。
そいつをアンプにつないで、ジャラーンと音を出してみて
「わぁ!さすがUSA!いい音する!」と嬉しそうだったなぁ。

そのイノクチくん。
例のあの狂おしく何かを求める目。
ギラギラとした輝きを放ちながらも濁りのない澄んだ目。
これこそ、私がロックバンドのボーカリストに
求めているものなんじゃないかということに気付かされる。
それはステージの最先端に立ってる人にしか
宿ることのない輝きなのだろう。

『2053』のイントロ。
録音された音源よりも、スローなテンポで始まった。
ライブの持ち時間が長いと、こういう聴かせる系のナンバーも
やってくれるのが嬉しいところ。
ほんの一瞬の静寂(ブレイク)の後、
「いつもと変わらない」のところで、ドカンと楽器が一斉に鳴り、
テンポが上がって、バンドが一気に躍動し始め、
モノクロの世界が色づく。
胸の奥がギューッと締め付けられて、目の前の景色が滲んで、
“その瞬間”を指差しているをイノクチくんを見つめていた。

曲順の記憶があやふやなのだが、
本編ラストは『いかすぜ今夜』だったはず。
このときも、イノクチくんは“この瞬間”だけを
掴みとろうと、必死に腕を伸ばしていた。
この日、彼のその手は何かを掴んだだろうか?





終演後、ゴエくんがすぐに物販へ出てきた。
まだライブの余韻も疲れも抜けていないだろうに・・・。
いい子だな~。

そんなゴエくんから、CDとTシャツを大人買い。
ここが、オバさんの底力の見せ所ですから!
と、意気込んでたわりには、1万円でお釣りをもらう程度に
収まってしまったのが悔やまれる。
タオルとかトートバッグとか買えばよかったなぁ・・・。
もっともっと貢ぎたかったわ。



3 件のコメント:

  1. これがまだ出会って1週間でこのアガリ方してたのですか…感慨深いですなぁ。
    やはり、ホトスプではなくホストクラブ。若さも恥じらいもない我々は、一万円出してお釣りをもらうくらいしかできませんね。
    で、
    もう特定されてますよ、グフフ。

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  2. 日本語おかしかったです。
    はじめの「これが」をトルで。

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  3. >tokageさん
    もう、誰か止めてぇ~!と思うほど、どんどん加速しております。
    で、物販でお買上げするくらいしか、彼らにしてあげることってないですもんね。
    ・・・という考え方が、ホストにつぎ込むオバちゃんと大差ないですね。てへへ。

    最後の意味深な言葉は、気付かなかったことにして華麗にスルー。
    (コワイよー・・・)

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