音楽を聴くというのは、純粋に音(サウンド)だけを
耳で拾う行為ではなくて、そこには聴き手の主観が必ず入る。
聴き手が頭の中で勝手にイメージを膨らませ、
音と重ね合わせて、そのイメージまみれになった音を
咀嚼して味わっているのだ。
そもそも、イメージを作り出す聴き手が存在しなければ、
ただの音の羅列、ノイズでしかなく、音楽という概念も存在しないだろう。
すぐれた音楽というのは、聴き手の頭に
どれだけ豊富なイメージを抱かせるかで決まるのだと思う。
・・・・・・・・・。
私のクールなキャラが崩壊しているというご指摘を受けまして、
ちょっと建て直してみましたが、いかがでしょうか?
・・・っていうか、私そんなキャラだったの???
素っ気ない文章を書くせいかな~?
まぁ、どんな風に思われててもいいのよ、私のことなんて。
なんてったて、愛を叫んじゃったからな~。
やらかしちまったな~、と思わなくもないけど、
書いてスッキリした部分もある。
これから長い目で、あの若者たちを(勝手に)応援していこうと
腹が据わりましたよ。
というわけなので、もうちょっとホトスプをネタに書いていい?
私が、彼らの音にどんなイメージを重ねたのかということを。
これを書き始めてる今の時点では、何のオチも
思いついてないので、書きながら考察していく感じだけど。
ライブでは、ただただロックンロールの勢いに飲まれ、
イノクチくんの目に射抜かれ、バンドの佇まいに見蕩れ、
圧倒的な熱量の渦の中に放り込まれてしまったので、
記憶があまりない。
ただ、ライブの後、「THREE MINUTES GOLD」を聴き返してみると、
感情移入の仕方がゴロッと変わってしまったのだ。
イマイチ、ピンとこなかった曲までビシバシと響いてくる。
とにかく、青臭いのだ。
かつて、自分が若かったときに抱えていた傲慢さや、正義感や、
焦燥感や、無力感・・・そういったもの全部をひっくるめて、
私の鼻先につきつけられてるような感覚になる。
その青臭さに対するノスタルジーと、それらを遠い過去に
置き去りにしたまま惰性で生きてることに対する罪悪感で、
胸がチクリチクリと痛むのだ。
生きるということは、これほどに痛みを伴うことだったのか、
ということを思い出させてくれると同時に、
それを忘れていた自分の感性の鈍さに呆れたりもする。
とにかく、揺さぶられるのだ。
このインタビュー記事。
hotspring | INTERVIEW | WHAT's IN? WEB
インタビュアーが、やや上から目線なのが、どうも鼻について
引っかかるんだけど、言ってることは的を得ている。
イノクチくんの中に“ゆらぎ”を見て、そこが魅力だと言うあたり。
まったく、その通りだ。
私もその“ゆらぎ”に魅せられた口だ。
壊れやすいもの、移ろいやすいもの、不安定なものの中にこそ
美しいものを見出して、心惹かれるのは、人の性なのだろう。
ところで、ライブ後の物販で、1stアルバム「Electric Queen」
を買ったのだが、これを「THREE MINUTES GOLD」と
聴き比べてみると、更に見えてくるものがある。
この2枚の間に、ミニアルバム「VOID」を出しているけど、
まだ手に入れていないので、その隔たりがわかり易い。
東京へ出てきて最初に出したアルバムも、
ストレートでかっこいいロックンロールなんだけれど、
どこか無邪気で、人懐こさを感じる。
イノクチくんの声がささくれてはいるものの、
よい意味で能天気な響きもある。
それから、時間にすると2年か3年がたった「THREE MINUTES~」を聴くと、
その間、ぶつかって、足掻いて、もがいて
それでもロックンロールを信じて進んできた彼らの姿が
目に浮かぶようなのだ。
聴く人が聴けば、それは明らか。
それをこと細かに解説するなんて、無粋なことはやめておこう。
・・・で?
オチは?
とにかく、聴けばいいのだ。
私もまだちゃんと見てないのだけれど、
新しい動画がUPされてたので、貼っときます。
ちなみに、ボーカルの萌えポイントは「天国行きのチケット~♪」の
「ケット」の辺り。
はじめまして。
返信削除スカと申します。
以前からブログを拝読してました。
この度、いよいよ辛抱がきかなくなって初コメントさせていただきます。
何の辛抱がきかなくなったかと言うと、
私もhotspring の爆裂爆進きらめきにやられてるよー!好きだよー!虜になった方を発見できて嬉しいよー!
ということを言いたい衝動にかられたんです。
ステージ上でもまだまだロックンローラーに憧れていて、色んなもんが統制しきれずに飛び出てる様とか、もうそれだけで高揚しちゃいます。
憧れた対象がクッキリ見えてくるところも好きです(その対象に私も心を震わしてきたし!)。
今後もレポを楽しみにしています。
>スカさま
削除はじめまして。
お名前は存じておりましたよ、豊後の方ですね。
地元で、もっともっと原石のときから彼らをご覧になってるなんて、羨ましいです。
まさに、爆裂爆進のきらきらロックンロール!
それにやられちゃったお仲間に加えていただけて、私も嬉しい!
若いうちは、カッコいいと思うもの、憧れるものをどんどん真似て吸収していけばいいの思うのです。
続けるうちに、結局は自分たちにしかない個性がにじみ出るようになりますからね。
きっと、まだまだ転がって大きくなっていくんでしょうけど、どんどん突き抜けていって欲しい!
そう願っております。(←母心)