次々と夏フェスの出演情報が出てきているけど、
どうせ行けないと思っているので、胸が痛むんだなぁ。
はっきり言って嫌いな季節なのである。
おっ、クロマニヨンズ・・・つるロックフェスって、何じゃ?
これなら行けるかも・・・。
どうしよう・・・。
・・・と、思い迷いつつ、読書メモを3連投。
ただの覚え書きであって、内容は無いので、あしからず。
「だれも猫には気付かない」No One Noticed The Cat
アン・マキャフリー 赤尾秀子=訳
なんの予備知識もなし。
ただただタイトルと装丁が気に入ったので借りてきた。
お手軽に読めるファンタジー。
ちょっと軽すぎて、物足りなかったかな。
このボリュームじゃしょうがないか。
もっと猫っぽいもの(なんだそれ?)が読みたくなった。
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「青銅の悲劇」笠井潔
読むのに疲れた。
疲れたといっても、肉体的にキツかったという意味。
なんせ、800頁弱もあるハードカバーの本は、重い。
きちんと机に向かって読むのならいいけど、
ソファに沈み込んで、腕で本を支えながら読んでいるとズッシリくるよ。
せめて、上下巻の二分冊にして欲しかったわ。
もちろん、持ち歩くのも嫌になる重さとサイズだから、
家に居るときにしか読めず、時間をかけて読み上げた。
本書は、矢吹駆シリーズの続編にあたるのかな。
ナディアは出てくるけど、カケルは登場しない。
どうやら、カケルがナディアの前から姿を消してしまい、
ナディアはカケルを捜し求めているようだ。
一番、気になるのは、本の扉に書かれていた文章。
「私は矢吹駆を殺すために日本へ来た(N.M.)」
本編の殺人事件は解決するけれど、この一文の謎は残ったまま。
この後の展開への伏線というところなのか。
メインテーマは推理小説(本格?)なんだけど、
肝心の謎解き部分は、瓶Aだの瓶Bだのと、無機質に取り上げられていて、
途中から面倒臭くなってしまった。
もうひとつの裏テーマとして、イデオロギーだの思想史だのが語られるんだが、
こっちの方がこの物語の面白みであり、スラスラと読みやすい。
結局のところ、この物語全体が大きな伏線になっている気がするんだけど、
カケルシリーズ・・・ちゃんと、完結するんだろうか、心配だなぁ。
「長いお別れ」The Long Goodbye
レイモンド・チャンドラー 清水俊二=訳
今更だけどチャンドラー。
本当は村上春樹のバージョンで読みたかったんだけど、
この前まで超ぶ厚い本を読んでたおかげで疲れちゃったので、
文庫本のがいいや、ってことでこちらを選択。
フィリップ・マーロウだよ。
ハードボイルドって、嫌味な感じするかなぁと
敬遠してきたんだけど、思ったよりいけた。
なんというか、シニカルな語り口なんだけど、
ちゃんとユーモアも効いてるから、嫌味ではなかった。
これ、一応、ミステリーだよね。
やっぱり、謎解き云々よりも、時代背景、社会背景を
感じさせる描写の方が面白いんだよな。
けど、やっぱりマーロウ、格好良すぎ。
それに加えて、登場する女がみんな薄っぺらなお人形のようで、
現実感がないねぇ。
結局ハードボイルド小説に、女は不要ってことか。
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