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2010年8月15日日曜日

フォークの爆発@SHIBUYA PLEASURE PLEASURE<前編>

フラワーカンパニーズ
フォークの爆発 ~座って演奏するスタイルです。~
2010/08/13(Fri)
Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
開場:18:30 開演:19:00
前売 ¥3,500(ドリンク代別)




予想どおりだけど、長かった。
3時間超、ほぼ笑いっぱなし・・・ってお笑いのライブか?
この前の広島とは、まったく別物だけど、
このお腹いっぱい感は似てるかもね。
そして、私の記憶のいっぱいいっぱい感もね。

さて、どこまで思い出せるかな。



いつものSEが鳴って4人が登場、そして着席。
SEの音量が下がらないので、第一声を出すタイミングを
逸してしまう圭介。
見兼ねてマエさんが「喋ればいいじゃん!」って。
「こんばんは、フラワーカンパニーズです!」

フォークの爆発では、普段のライブではやらないような
地味な曲が取り上げられて、
隠れた名曲たちが日の目を見られるという素敵な企画。
つまり「フラカン入門」の真逆のマニアックな選曲。

というわけで、私も聴くのが初めてだった曲もあったりして、
いろいろ書き残しておきたいので、
だいたい時系列で、ダラダラと書いていきまっせ。


1曲目「蜃気楼」
初めて聴いた。
どこかで(誰かのブログで?)竹安くんが、
この曲が大好きだというのを読んだことある。
・・・と、どんな曲だったのか、私すでに忘れかけてるんだけど、
鈴木圭介氏の名著「イッツオンリーロッキュンロール」を片手に
一生懸命記憶を呼び醒ましているのだよ。
圭介らしい曲。
オリジナルのアレンジは知らないけど、
アコースティックが似合う曲だったな。

「すきま風」「サンデーズ・フィクション」
かなりレアな選曲が続く。

「サンデーズ・フィクション」の曲の入りで、
ステージ上全員が竹安くんに注目。
そして、固まる竹安くん。
入り方が思い出せないらしい。
苦笑いしながら、ギターのコードを探るように
左手を動かして考えていた。
マエさんが「ipod持ってこようか」と、
舞台袖のスタッフにお願いしようとしたところで、
なんとか思い出して弾き始めた。

これも初めて聴いた曲。
サンデーズ・フィクションって語呂だけで、仮歌を作ったのが
そのまま残ったらしく、圭介も「意味わかんないもん」て。

アンティノス時代のアルバムが再発されたときに、
C/W曲とかでもボーナストラックで収録されたりしたんだけど、
やめときゃ良かった、と圭介。
売れなくなってから「完全版」として
BOXセット作って売れば良かった。
そうしたら、コアなファンが5万円とか出して買ってくれる、と。
マエさん曰く「売れなくなってたら、誰も買わないじゃん」

「どこへいこうかな」
意外にも、ライブじゃあんまりやってない?
でも、前の3曲に比べたら、小慣れた感があって、
安心して聴けたかも。

「忙しすぎたから」
RCのカバーですね。
歌詞にゴキブリを出しといて、人に歌わせるとこが凄い清志郎。
ゴキブリ、といば「トラッシュ」だけど、
元々のタイトルは「ゴキブリ」だったらしい。

「夏の空」
アコースティックのアレンジもいい感じ。
ボトルネックも光ってました。

「最低気温」
本邦初公開の新曲。
例の「ポカリのCMが見えた」とかいう
フラカン史上もっとも爽やかな曲らしいよ。
歌詞を見ると・・・ポカリではないよね、圭介だもん。
軽快なテンポで、若々しい感じの曲だったな。
レコーディングではどんな仕上がりになってるのか楽しみ。

「みんななかよし」「明るいなかま」
これ、わかるかな?
NHKの教育テレビで小学生の道徳教育のための番組があったの。
(今は、道徳の時間が無いって、ホント?)
そのテーマ曲。
と読んでも、ピンとこないでしょうが、
同世代の人なら聴けば“知ってる”はず。
「あの日の教室~さわやか3組 NHK子ども番組テーマ集」として
CDも発売されている。
これが圭介のお気に入りで、年末の兄弟船のときも
SEでガンガン流していたし、車で移動の渋滞中に催したときにも
車内のBGMでかけてもらうと、ガマンがきくのだとか。
ま、とにかく嬉しそーに、はりきって歌っとったよ。
ミスコニの口笛の音程が怪しかったけど、まっ、ご愛嬌ですな。

「いろはにほの字」
うわー、やったー、大好き。
もう名曲も名曲、究極のラブソングでしょう。
フェスじゃやれないね「死にーたいぃー」って、と言ってた。
確かに「死にたい」を連呼だもんなぁ。
その前段の部分を聴かなきゃ、ただの自殺願望の歌だよ。


圭介が夢を見たんだって、フラカンが解散する夢を。
ハローワークに行っても職がなくて途方にくれたそうだ。
だから、メンバーのこと、これからはもっと大事にする、と。
「カレーパンも買いに行くよ」と。
でも、フラカンを続けて行くために一番必要なのはヒット曲。
だから「売れる曲を書くよ」と圭介。
そして「新曲を作ってきた」と。
おおー、これはメンバーも知らなかったサプライズ。

売れてる曲を聴いて、圭介は考えたらしい。
歌というのは、何十年も残っていくものだから、
流行の言葉は使わない、と思っていたんだけど、
今売れなきゃ、何十年後も残ってないんだから、意味がない。
だから、流行りの言葉をいっぱい入れて作ったという新曲。
「夏物語」(タイトルは昭和チック)を弾き語りで披露。

これが、もう爆笑もん。
“メールが来ない”に始まって“中目のスタバで”
“加藤ミリヤの着うたをダウンロード”“嵐の新曲がやばい”
“ニノより櫻井の方がキテる”・・・。
そしてサビは“夏ってクサイよね、夏ってウザイよね”
もう、面白すぎて、ひっくり返ったわ。
マエさんも「新機軸の1曲として、アルバムに入れようか」と。

圭介はファンに手紙をもらっても絶対に返事を書かない。
その理由。
昔は、ちゃんと返事を書いていた。
そうすると、また手紙がくる、また返事を書く・・・と、
一時に十数人と文通してるような状態になってしまったという。
おまけに、そのやり取りが10回くらい続くと、
最後には「付き合って下さい」と告白される。
それを断ると、その友達が出てきて、
「その気がないんだったら、最初っから返事書くな!」
と凄まれる。
しかも、その隣に刺青入れたコワい人が立っていたりとか。
そんなことがあって、返事書くのはやめたんだって。

「せんちめんたるお月さん」で、第1部終了。

去年の渋谷のフォークの爆発で、休憩なしの
ぶっつ続けでやったら、スタッフからダメ出しされたみたい。
というわけで、10分休憩。
でも、今回のプレジャープレジャーは、椅子が良いので、
(元映画館だからね)ホント、楽チン。

後半戦も、盛りだくさん。

長くなりそうなので、一旦終了。

2 件のコメント:

  1. フラカンの文字に反応して毎回すみません。
    ああああ!メチャクチャ楽しそう!!
    知らない曲聴いてみたい。
    俺たちハタチ族はオリジナルしかもってないけど、
    +9欲しくなりました。
    +9部分ばかりじゃないですか(^_^;)
    こういう古いファン蔑ろ感がフラカンの魅力でしょうか。

    けいすけが高らかに「口笛吹いて~空き地へ行った~♪」「なかま、なかま、なーかーまー♪」と歌ったのが目に浮かびます。
    もちろん同年代ド・ストライクわかりますよ。
    一回フォークの爆発行ってみたいです。

    後半楽しみにしています。

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  2. >tokageさん
    さすがtokageさん、道徳のテーマ曲、ご存知ですね。
    フォークの爆発は楽しいですよ。
    あの空気感は、なかなか伝わりづらいんですけど。
    後半は、さらにさらにヒートアップしていきますよ。
    まもなく公開予定。
    お楽しみに。

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