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2010年10月29日金曜日

感情七号線

『感情七号線』のPVを視聴した。

以下、ちょっと辛口部分もありますので、
心臓に持病をお持ちの方とか、肋骨を折ってる方とかは
ご遠慮下さい。



はっきり言って、全然期待してなかった。
むしろ、おかしなことになってるんじゃないかと心配だったのよ。
あの「アリなし」のエンディングで20秒ほど流れたのが、
ちょっと衝撃的だったから・・・。

でね、やっぱりサビのストリングスのアレンジとか好きじゃないし、
圭介の歌声も、好きじゃない。
あの歌い方はたぶん、亀田さんに「こういう感じで歌ってみて」と
要求されたんだろうな~と想像できる。
なんだか今どきのJ-POPの匂いがプンプンするんだもん。

リリース前で、いろんなとこでインタビューを受けているのを見ると、
彼らは“名盤”といわれるようなものを作ろうとしたらしい。
ということは、元々のファンじゃない層を取り込まなきゃならないわけだ。
そう思うと、こういうアレンジとかになっちゃうのかなぁ。
つまり、ファンが求めてる旧来のバンドサウンドとは、
どうしても乖離してしまうということなのか。

私は狭量な心の持ち主であり、偏見に凝り固まった保守的な人間なので、
新しいものや革新的なものを受け入れるには、時間がかかる。
たぶん、あと数カ月、数年すれば、
『感情七号線』のサウンド、ええわ~!と言えるようになる・・・かも。

・・・とまあ、さんざん辛口で毒を吐いてしまったけど、
実は、泣かされてしまったんだよ。

あのPVは、いい。

何がいいって、あの高山さんの風貌が素晴らしい。
彼の表情を見てるだけで泣けてくるんだよ。
もう、堪らない気持ちになる。

あと、車の中の圭介の呆けたような顔がいい。
リアルな41才の表情だ。これも泣ける。

全体のつくりとしては、かなりベタな設定だし、
なんかコテコテだよな~とは、思うけど、
このコテコテさ加減に耐えうるバンドというのは、
そうそういないだろう。
そういう意味で、こりゃフラカンじゃなきゃできないPVなのだ。

ただ、竹安のギターソロは、ちゃんと聴きたかったな。

2 件のコメント:

  1. グーグルで感情七号線のPVを探してココに来ました。
    私は感情七号線のTV、日々のあぶくを伊集院光さんのラジオで
    聞き、フラワーカンパニーズを知りました。
    確かに、泣かされますね色々と調べてきましたが私にはこの曲からこのバンドもっと知りたいと思わせられた一人です。
    名盤を作り新しい人?に引っかかりコメントしたわけですが、
    他のJ-POPにない哀愁があってまた別格か感じがします。
    このブログを書いている人には嫌かもしれませんが、新しい層、それを嫌わないで下さい。色々と言いたいことがありますが、一音楽ファンとしてこれからも宜しくお願いします。
    PS 長文失礼しました。

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  2. >匿名さん
    はじめまして。

    気分を害されたでしょうか?
    申し訳ありません。

    なにしろ私は、保守的なエゴイストなので、
    新しいものを受け容れるのに時間が必要なのです。
    ちょっとストリングスのアレンジが入っただけで、
    何度も何度も繰り返して聴かないと、
    本質を見抜くことができなくなってしまうボンクラなのです。
    ダメですね。

    ライブだと、こんなボンクラな私にもストレートに
    むき出しの彼らが伝わってきます。
    匿名さんも、フラカンに興味を持たれたのでしたら、
    ぜひ、ライブに足を運んでみてください。

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