ページ

2011年5月28日土曜日

妄想カフェ(仮)

漠然と老後のことを考える。
私くらいの年になると「将来=老後」だからね。

夢とか将来への展望とかいうものは特になく、
なんとな~く、惰性のように生きてきたといってもいい。
こつこつ努力するのが苦手だし、三日坊主だし。

この年齢になって、今更だとは思うけど、
夢を見ながら生きていきたいなぁ、と思った。
なんか、突然、そう思った。
今までのようにのほほんと
考え無しに生きていくのがしんどいのかもしれない。
いろんな価値観が転換していく中で、
無限の可能性を信じて夢想できるような若さもないし。
幻でもいいから、ささやかな理想郷を目指したいのだ。
一種の現実逃避と言えなくもないけれど。



ぼんやりと浮かんでくる夢・・・みたいなもの。
夢と呼ぶのもおこがましい、曖昧な幻影のようなものを
思い描くことがある。

で、そのままぼんやりと過ごしていると、
その幻影もさらさらと手のひらから砂がこぼれ落ちるように
跡形もなく消えていってしまう。
消してしまうのも、もったいないので、ここに書き留めておこう。
イメージトレーニングでもある。
できるだけ具体的に詳細に思い描くことで、
何かの拍子にチャンスが転がり込んできたときに、
迷わず捕まえてモノにできるかもしれないしね。

たとえ実現しないとしても、
自分の小さな理想郷を頭の中で構築していくのは、
それだけで楽しいし、ワクワクする作業だよね。



というわけで。
《妄想カフェ(仮)》はじめます。
もちろん、オーナーは私。

細部については、
これからどんどんイメージを膨らませていくことにして、
とりあえず、ざっくりとした輪郭と断片を。



都会から少し離れた田舎町。
何屋さんでもいいんだけど、音楽のあるお店。
小さなステージがあって、毎夜ステキな音楽が奏でられる。
・・・といっても、田舎だから、プロのミュージシャンは無理かな。
普段は、近所の音楽好きな常連さん達が好き勝手に音を出して、
陽気なセッションで盛り上がったりする、という感じかな。
あるいは、お気に入りのレコードを持ち寄って鑑賞会になることも。

週に一度か、月に一度か、
たまに、渡り鳥のように旅するバンドマンがやってきて、
素晴らしい演奏で、最高にゴキゲンな夜をプレゼントしてくれる。

彼らが帰っていった翌日は、
「あの歌は最高だったね」
「あそこのギターソロ、こんな感じだったけ?」とか言いながら、
さっそくコピーしてギターを弾く人がいたりして、
また、わいわいと盛り上がる。


こんなお店、いいでしょ?

みなさんも遊びに来ませんか。

5 件のコメント:

  1. ああ、昨夜はよかったですね。
    …といっても、ジントニックを飲み過ぎて、
    最後の方は斑記憶。
    でも、
    しつこいほどのclapのためにまだ熱い掌と、
    耳の奥で鳴いている蝉、
    未だ身体に残る震えが、
    昨夜の音が本当だったと憶えています。

    返信削除
  2. いいなぁ・・・。
    遊びに行きますよ。
    ヘルパーさんに車椅子押してもらって。
    耳はかなり遠くなっているだろうから
    爆音系でも耳栓無しで大丈夫です!

    お店のメニューは乾き物中心で、
    ママさんはビールばっかり飲んでいそうだわ・・。

    返信削除
  3. >tokageさん
    ギタリストをガン見できるように、特等席をご用意したのですが、
    満足していただけたようで、よかったです。
    今度は、tokageさん率いる8Sのライブを楽しみにしてますからね。

    >りーさん
    当店の床はフラットでバリアフリーになってますので、
    車椅子でも大歓迎ですよ。
    フードメニューは目下、開発中です。
    看板メニューになりそうなものないでしょうか?
    ぜひ、リーお婆さんのお知恵を貸して下さい。

    返信削除
  4. サフィレット2011年5月29日 14:04

    ロック婆さん達が集う、渋いお店になりそうですね。

    隅っこの席の予約をお願いします!

    その頃には精巧な3Dが見られるようになっていて、臨場感たっぷりのライブ映像が楽しめるかも‥‥。

    いくつになっても、音楽と共に毎日を過ごしたいし、好きなバンドの新譜を待ち望んでいたい!
    コレって、意外と贅沢な夢ですね。

    お婆ちゃんのときめきのために、彼等には80歳まで頑張ってもらいましょう!

    返信削除
  5. >サフィレットさん
    いえいえ、そんなに渋くありませんよ。
    若いお客さんにも来てもらわないと困りますからね。
    近くの学校から、軽音楽部の発表会に使わせて欲しいという
    引き合いもきてるんですよ。
    なんと、ブルーハーツのコピーをしてるんですって。
    サフィレットさんのために隅っこの席をとっておきますので、
    ぜひ、お越し下さい。

    返信削除