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2012年2月8日水曜日

フラワーカンパニーズワンマンツアー「秋チェスト冬チェスト」@水戸LIGHT HOUSE

フラワーカンパニーズワンマンツアー
「秋チェスト冬チェスト」
2012/02/05 水戸LIGHT HOUSE
開場 17:30 / 開演 18:00
前売り ¥3,300(tax in) ドリンク代別途



前日の失敗があるので、
家を出てからも、何度も確認をした。
「チケット、よし!」

水戸まで鈍行列車で約2時間半の小旅行。
今回が2回目だ。
この前は一昨年の10月だったよね。
ミスコニが骨折してて、サンコンが代打の一発目だったとき。
そういえば、あのときは入り口のとこに、
ミスコニの千羽鶴が飾ってあったんだよな~(しみじみ)

今日もまた、他人様のおこぼれにあずかるような形で、
竹安前のグッドポジションに何食わぬ顔して収まる。
なんか、前回も似たような所で見てたような気がするなぁ。

久しぶりのワンマンだし、今年初フラカンだし、期待が高まる。



ニワトリのSEが鳴り、メンバー登場。
出た!圭介、噂のポンチョ!
なんかソンブレロが似合いそうな感じだな、メキシカン!?

グレートはオーバーオールではなく、白シャツ。
冬服は、脱オーバーオールでいくとか。(寒いから)
ミスコニは青のツナギで、
(※本当は赤のツナギだったそうです。私の勘違い。)
竹安は目がチラチラしそうな細かーいドットのシャツ。
最近、シャツ率が高いな。

『冬のにおい』でスタート。
あのポンチョって、ひょっとして冬の演出ってことなのかな?
なんてことをチラッと考えつつ・・・、
竹安がいきなりキレキレになっているのを見て、
目が釘付けになる。
初っ端からエンジン全開!?
うわぁー、なんだなんだ?ファイナルだから気合が入ってるのか?
この調子だと、今日のライブ、凄いことになるんじゃないの?
さらに期待値が上がっていく。

ジャジャッ、ジャジャッ、ジャジャッ、ジャジャッ
ひゃっほう!久しぶりの『空想無宿』
(それも『脳内百景』からの『空想無宿』!)
楽しーー!
圭介の振りがキュート!
自由はどこにある?「水戸かーー?」

ちょうど昨日が上京して18年の記念日だったってことで、
これも久々の『上京14才』を“18才”で。
地味に、いい曲だよなぁ。
めったに演らない曲だけど、上京記念日の前後では
演る確率が高くなるって。

《お手紙コーナー》
こんなコーナーいつできたんだ?
手紙を読んでる間のBGMを竹安にせがむ圭介。
これが、なかなか深夜のFMっぽくて、いい感じだったな。
9才の男の子からのお手紙。
好きな曲は『真冬の盆踊り』で、
背が小さいからステージが見えにくいのが悲しいそうだ。
続いて、7才の弟くんからのお手紙。
好きな曲は『俺たちハタチ族』だって・・・なんか渋いなぁ。
「どうして圭介さんはテレビに出ないんですか?」
あー、子供ってストレート。

今日の『青い春』もカッコ良かった。
イントロのギターの音でゾクゾクする。

『涙よりはやく走れ』も超久々。
原曲キーより落として演っていた。
昔の曲はみんなキー高いから、そのまま演るのは無理なんだろう。
圭介のガラスの喉に負担かけられないもんね。
べつにキー下げてもらって構わないので
こういう、しんどそうな曲もちょいちょい聴きたいなぁ。

『この胸の中だけ』の台詞のところは、
圭介を見たいポイントだったにもかかわらず、
つい、目の前の竹安を見てしまう。
ここって、ギターで芸の細かいことをやってるんだもん。
見ちゃうよな~。

今日の『夜明け』は、一段と素晴らしかった。
珍しくスモーク焚いていて、それが照明に照らされ、
4人の姿を白く染め上げていく夜明けそのものだった。
長い長いアウトロで、いつも「終わらないで」と祈るのだが、
そんなことさえ思いつかないくらい、深く深く惹きこまれる。
轟音が鳴っているのに、静寂の中に立っているような・・・。
神聖な領域に立ち入ってしまったような・・・。
音の海の底へ、深く深く意識が潜り込んでいって、
覚醒しているのに夢を見ているみたいだった。

メンバー紹介。
竹安「今回、久しぶりの曲も多くて、緊張感を持ってやってたので、
やっと解放されます」的な発言。
小西「水戸は久しぶりに来れて良かったです」的な発言。
圭介の「ドラ~ム、ミスター小西~!」という紹介の後、
ズドドドコドン!と自らドラムを叩くミスコニ。
何それ~!?
自分のときだけ~!?
うわぁ。今、すごいカッコイイ顔しとっただろ!?
と、圭介とGに突っ込まれまくってた。
私も見逃したけど、きっとオットコマエな顔してたと思うよ。

グレートからは、次のツアーの追加公演で、
宇都宮といわきが決まったというお知らせ。
そっかー、宇都宮は行かなきゃな。

あと、圭介にシャツのシワが気になると突っ込まれてたな。
俺がアイロンかけてやるよ、と言う圭介に、
G「じゃあ、顔とか体もかけてもらった方がいいかな」
そうだね、一回ピシッとしてみる?って。

・・・と、気付くと、竹安がステージの端っこに
一人離れて立っている。
照明で暑かったから、当たらないところへ避難してたみたい。

「4人揃ってフラワーカンパニーズ!」

終盤、『切符』→『チェスト』の流れは鉄板だね。

圭介もグレートも、何度も目の前まで来てくれる。
グレートには、いつものように出欠確認されたね。
圭介には、手を踏まれた。
いや、私が圭介の動きを察知して避ければよかったものを
近付いてくる圭介の顔に見惚れてたのですよ、可愛くて。
ステージ前のバーに圭介が足をかけてきたんだが、
ちょうど私がバーを握っている所だったのだ。
痛かったわけじゃないけど、びっくりしてしまって
「あっ!あっ!私の手がっ!!」と心の中で叫ぶ。
そんな私の動揺した表情で気が付いたのか、
圭介は「ごめん、ごめん」というジェスチャーで、
歌いながら離れていった。
こちらこそ、ちゃんと避けられなくてごめんね~。

『恋をしましょう』で、ハープを吹く圭介の目が寄り目になってて、
かなりイッてる感じだったので、酸欠でぶっ倒れるんじゃないかと
心配になってしまった。
そのくらい、今日の圭介は運動量が多かったのよ。


アンコールで出てきて、
圭介が竹安に「なんか面白い話してよ」とムチャぶり。
笑顔を顔に貼り付けたまま固まる竹安がオカシイ。
「じゃあさー、最近作って、おいしかった料理は?」
と助け舟を出すと、
「はんぺんの玉子焼き」だそうですよ。
食べてみたいな、竹安の手料理。
酒の肴には合うだろうなぁ。

最近どうにも『深夜高速』が沁みるなぁ。
歌詞なんて聴いちゃいないんだけど、
すごく魂の入った演奏をしてるんだよね~。
とくに、竹安がガオーっと吼えるあたりが。
周回遅れでやっと、ボンクラで天邪鬼の私にも
この曲の凄さがわかってきたのかもしれない。

『盆踊り』では、
水戸駅、水戸市、水戸通り(あるのか?)と、すぐに手詰まりで、
グレートにバトンタッチ。
グレートは相変わらず、変な節つけて、おもしろヨサホイ。
と、なぜか圭介床に這いつくばり、
足元からグレートの体をよじ登っていく。
そして最後は、グレートにおんぶされながら、子供みたいにヨサホイ。
一体なんなんだ、これは?

アンコールはトリプルまで。
『サヨナラBABY』で大団円。
この終わり方が好きだ。
みんなの笑顔に囲まれて、幸せな気持ちになれるから。

ツアーファイナルならではの高揚感満点のライブだった。



冬のにおい
ロックンロール・スターダスト
脳内百景
空想無宿
上京14才
はぐれ者讃歌
青い春
野暮天ブギ
涙よりはやく走れ
246
元少年の歌
この胸の中だけ
感情七号線
夜明け
切符
チェスト
YES,FUTURE
恋をしましょう
TEENAGE DREAM

深夜高速
ラララで続け!
終わらないツアー

虹の雨あがり
真冬の盆踊り

サヨナラBABY




ここから、指フェチの為のオマケ。
《竹安フィンガーのコーナー》←なんじゃ、それ。

今回の竹安は、珍しく、最初っから激しかった。
ストロークの腕の振りが荒々しかったし、
かなり吼えてたなぁ。ガオーーー!

『246』では、4弦をピックで、2弦を薬指で
同時に弾くという凄いことやっていた。
ピックの方はダウンだよ。
親指と薬指の指弾きだったら簡単なことだけどね。
凄いわ。

『感情七号線』では、いつものようにネックの7フレットあたりを
ジャキっと鳴らしてたけど、
いつもよりタイトにジャキっとさせて、
それと同時にドヤ顔になる、という新ワザをやってくれた。
あー、顔で弾いてる。

『夜明け』のハーモニクスは美しい。
ネックを覗き込むように俯くさまが、いいね。

『深夜高速』のF系のバレーコードの進行で、
しゃくとり虫のように規則正しくネックを這う指。
この動きが滑らかで見惚れてしまう。

おなじみ『真冬の盆踊り』のDsus4の小指もいいけど、
一瞬入るGの中指がたまらんポイントですよ。

こんなもんですが、ご満足いただけたでしょうか?

6 件のコメント:

  1. あげて頂いたセトリを見ながら、反芻するように一曲、一曲思い出しました。
    予期せぬプレゼントを貰ったような対バンもステキでしたが、やはり好きなバンドのワンマンは格別です。

    え~っと、小西のつなぎは赤ではありませんでしたかね?
    照明のせいでそう見えたのかもしれませんが・・・。
    それから、竹安に「それは伊達巻というんですよ。」と教えてあげられなかったのが悔やまれます。

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    1. >りーさん
      あれっ?そういえば、ミスコニのツナギは赤だったような気がします。
      っていうか、記憶がありません。
      いい加減なこと書いてゴメンなさい。

      ワンマンはいいですよね~。
      曲もMCもたっぷりきけますからね。
      竹安とミスコニの話をきけるのが、密かな喜びだったりします。

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  2. 久しぶりにブログ巡回したら素敵な記事がたくさん!
    カッキンさんのことも書きたいけど、
    やはしフラカンワンマンですね!
    奇をてらってなくていいセトリですね。
    『脳内百景』からの『空想無宿』~!
    YES Sir!脳さ!よかですね~よかですね~!

    変態による変態のための、
    竹安フィンガーのコーナーありがとうございます。
    全、部、目、に、浮、か、ぶ!
    深夜高速のF系のバレーコード~たしかに~!
    感七のジャギってアソコですね~!
    あ、あの夜のように話が尽きないのでこの辺で。

    ライブがないと脳内ホルモンのバランスが崩れるお年頃みたいです。
    このレポで脳内でライブ構築して元気でました。
    ありがとうございました。

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    1. >tokageさん
      おっ、さすが福岡。カッキンさんのことご存じなのですね。
      その話は、また今度じっくりとお願いします。

      竹安の指レポ、まだまだあるんですけどねぇ。
      Aのコード押さえたときにピーンとのびる人差し指とか・・・。
      もうキリがないですね。
      こんなんで元気出してもらえたのなら、おやすいご用です。

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  3. 遅ればせながら、コメントさせて下さい(汗)。

    水戸も宇都宮も、羨ましいようなハコがありますねぇ~。地元は遅れをとっていることが判明!頑張って欲しいものです(^_^;)

    先日、恒例の苗場詣でに出掛けたのですが・・・あろうことか、ベーシストの手元から目が離せない!という怪奇現象が起きました。憧れの女王様のお姿より気になるなんて(゚o゚;
    指フェチって感染力が高そうです。怖っ!

    石巻から戻ったばかりの私には、四人揃って音を鳴らすこと、それだけで奇跡に思えました。妙にかっこいいバンドに見えましたよ。

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    1. >サフィレットさん
      苗場からお帰りなさいませ。
      指フェチも伝染するのですね?知りませんでした。
      しかし、これは完治することのない不治の病ですから、
      サフィレットさんも覚悟しておいた方がいいですよ。
      この先ずっと、ミュージシャンの手元を見つめながら生きていかねばならないのです。

      4人で音を鳴らすことの奇跡は、私もよく感じています。
      バンドというのは、奇跡の積み重ねの上に存在してるのだと思うのです。

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