"251presents~Yah! Yah! Yah!"
フラワーカンパニーズ/東祥吾SwEG!&サンコンJr.
2012年2月9日(木) 下北沢 CLUB251
OPEN18:30/START19:00
adv¥3,000/door¥3,500(+D)
東祥吾SwEG!&サンコンJr.
サンコンは、ミスコニ骨折時にお世話になったし、
ウルフルズだし、よく知っているといえば知ってる。
このユニットの名前は知っていたけれど、
東くんのことはよく知らなかった。
ドラムとギターだけの編成ってことで、
弾語りにドラムが入ったような、おとなしい感じ?
それとも、プログレっぽく前衛的で難解な音を鳴らしてたりして?
なんて、勝手に想像していた。
ところが、出てきた二人が鳴らし始めたのは、
軽快でゴキゲンなロックンロールだった。
ちっとも難解じゃなかった。
いたってシンプル、わかりやすいわ。
ご両人ともMCが得意ではないらしく、曲をたくさん演ります、と。
この後の曲も、ハードロックやパンクのテイストもありながら、
やっぱり、ロックンロールだったなぁ。
東くんのギターの弾き方、というかパフォーマンスがカッコいい。
レスポールを抱えて、ハイキックしたり、
のけぞったり、動きがロックスター。
歌声はちょっとメタルの匂いのするハイトーン・ヴォイスで
ツヤっぽいのにパワフル。
お互いの動き、気配、息づかいを確かめ合いながら
音を転がしていくのが感じられる。
ステージに二人しかいないことが不思議なくらいに
音が熱い、いや、厚い・・・いや、そのどっちも。
二人しかいない、じゃなくて、二人だからこそ、なんだな。
シンプルであるが故の潔さがあるのに、コッテリと濃密な音。
その結びつきの濃さに、ほんのりと淫靡な香りまで漂う。
最近、対バンで初めて見るアーティストに感動してばかりで、
自分で自分の感受性に疑問を抱いているものだから、
あんまり大きな声で言いたくはないのだけれど、
私、ちょっぴり涙ぐんでしまった。
なんでだろ?
サンコンと東くん、二人の姿が本当に美しいと思ったんだよ。
ユニット・・・という響きがあまり好きじゃないから、
二人のこと、イカしたロックンロールバンドだ。
と、敢えて言わせていただく。
サンコンのブログにあったのでセトリ。
コウモリ傘
Mr. バスジャック犯
かもめ
抵抗の星
I am Rock'n'Roll
ちいさなわるいこ
月の光
振り子が止まるとき
恋はくるしいだけ!
Yeah!!!!
フラワーカンパニーズ
圭介は、やっぱり今日もポンチョだった。
ミスコニは、今度こそ、間違いなく青のツナギ!
Gは白シャツ、竹安は黒シャツ。
今日は、ポンチョを1曲目が終わる前に脱いでたよ。
果たしてどんな意味があったのかは、謎のまま。
次のライブはもう春だもんねぇ。
それにしても、今日のセトリはなかなかレアだった。
『切符』→『チェスト』でスタートして、
『上京14才』ときたときには、水戸のセトリをなぞるのかと思った。
とかろが、後半、どんどんマニアックになってったわ。
『世田谷~』いいわ~。
ベースが好き。
で、ここから『野暮天~』への流れが、めちゃくちゃカッコよかった。
あー、そうか、アルバム「世田谷夜明け前」か。
具体的に何が似てる、というわけじゃないけど、
曲の温度が同じなんだなぁ。
だから、繋がりがすごく自然なんだなぁ。
圭介が「今日は久しぶりの曲が多い」と言ってたので、
いろいろ期待しながら、聴いていたのだが、
一番驚いたのは『冬の陽』だな。
プルカスとかマンフラとか、その辺のアルバムは
とにかく聴きまくってたので、かなり脳に刷り込まれてるんだな。
だからキーが変わると、なかなか音程がとれなくて、
曲が始まってしばらくは、気持ち悪くてしょうがない。
1コーラス終わる頃には、なんとか追いつくのだが。
それでも『冬の陽』は嬉しかった。
ええ、地味曲マニアですからね~。
圭介には珍しいラブソングだし、胸がキュンとなるんだなぁ。
これも季節感ぴったりの『あったかいコーヒー』
曲の途中で、竹安のギターの弦が切れた。
珍しいなぁ。
メインじゃなくて、トレモロユニットがついてる方のSGだった。
次の『大人の子守唄』も
そっちのSGを使う予定だったんじゃないかと思うんだけど、
メインの方のSGを素早くセッティングして、
あとは、弾きながら細々と微調整してた感じ。
こういうちょっとした機材トラブルに対処してる姿って、
見ていて楽しいんだよなー。
すんません、タチの悪い趣味で。
なんか、職人的なところが男っぽくていいんだよ。
今日が終わると、しばらくライブはお休みして、
レコーディングに入るというフラカン。
2ヶ月もライブがなかったら、体力が落ちるから、
ちゃんと筋トレしとかないと、という圭介。
「筋トレとかやってる?」と竹安にふると、
「するワケないじゃん!!」とキッパリ、力強く言い切った。
竹安、ステキ!
東サンコンかっこいいよねー。
という話から、グレートが少し不安になる、という話へ。
ロックバンドの最小単位は3人だと思ってたけど、
2人でちゃんと成立していて、
「あれ?ベース要らない?」と、みんなに思われるんじゃないかと。
チャットモンチーもメンバーの脱退で、
ベースの子がドラムになって、2人でやってるし。
フラカンだと、圭介とミスコニということかな?
でも圭介は「それは無理」
「音楽的にじゃなく、人間的に無理」なんだって。
お互いB型同士だから、うまくいかないって。
だからフラカンは「4人楽団」で!
というフリから『白目充血絶叫楽団』へ。
そりゃー、ハジけたわ。
圭介が顔を真赤にして叫んでるんだもの。
切符
チェスト
捨鉢野郎のお通りだ
上京14才
世田谷午前三時六分
野暮天ブギ
涙よりはやく走れ
冬の陽
あったかいコーヒー
大人の子守唄
脳内百景
ラララで続け!
俺たちハタチ族
白目充血絶叫楽団
終わらないツアー
アンコールはもう1回あると思ったんだけどな。
Q太郎が出てきて、手でバッテンして、
みんな「ええーっ」って感じだったけど、
案外あっさり諦めてしまってた。
個人的には、しばらくフラカンに会えないことを思うと、
もっと粘りたかったんだけどなぁ。
なんつーセトリ!
返信削除世田谷…私、リクエストしたんだけど…。
私がリクエストした曲、いつも他でかかる。
正直ジェラシー。
いいなぁいいなぁいいなぁ。
福岡は今日、冬の陽のような気だるい日でした。
そして、
サンコンは元気でよかった。
それぞれちゃんと音楽に携わっていてほしい。
本当にそう思えるようになってきたんですよ。
あのとき、イヤだったアルバム、
あのとき、悲しかったあの人たち、
時間が経って意味がみえてくると、
どうしてそのときわかってやれなかったんだろうと、
そう思います。
>tokageさん
削除いいだろ、いいだろ、いいだろっ!
自分の行けなかったライブの話をきくと、すごく羨ましくなるのは、みな同じですよね。
東サンコンは、本当にカッコよかったですよ。
ライブ中ずっと、「tokageさんに見せてあげたい」と思っていました。
このブログ読んでもらって、少しでも伝わっているのいいのですが。