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2012年2月12日日曜日

フラワーカンパニーズ/東祥吾SwEG!&サンコンJr.@CLUB251

"251presents~Yah! Yah! Yah!"
フラワーカンパニーズ/東祥吾SwEG!&サンコンJr.
2012年2月9日(木) 下北沢 CLUB251
OPEN18:30/START19:00 
adv¥3,000/door¥3,500(+D)




東祥吾SwEG!&サンコンJr.
サンコンは、ミスコニ骨折時にお世話になったし、
ウルフルズだし、よく知っているといえば知ってる。
このユニットの名前は知っていたけれど、
東くんのことはよく知らなかった。

ドラムとギターだけの編成ってことで、
弾語りにドラムが入ったような、おとなしい感じ?
それとも、プログレっぽく前衛的で難解な音を鳴らしてたりして?
なんて、勝手に想像していた。

ところが、出てきた二人が鳴らし始めたのは、
軽快でゴキゲンなロックンロールだった。
ちっとも難解じゃなかった。
いたってシンプル、わかりやすいわ。

ご両人ともMCが得意ではないらしく、曲をたくさん演ります、と。

この後の曲も、ハードロックやパンクのテイストもありながら、
やっぱり、ロックンロールだったなぁ。

東くんのギターの弾き方、というかパフォーマンスがカッコいい。
レスポールを抱えて、ハイキックしたり、
のけぞったり、動きがロックスター。
歌声はちょっとメタルの匂いのするハイトーン・ヴォイスで
ツヤっぽいのにパワフル。

お互いの動き、気配、息づかいを確かめ合いながら
音を転がしていくのが感じられる。

ステージに二人しかいないことが不思議なくらいに
音が熱い、いや、厚い・・・いや、そのどっちも。
二人しかいない、じゃなくて、二人だからこそ、なんだな。
シンプルであるが故の潔さがあるのに、コッテリと濃密な音。
その結びつきの濃さに、ほんのりと淫靡な香りまで漂う。

最近、対バンで初めて見るアーティストに感動してばかりで、
自分で自分の感受性に疑問を抱いているものだから、
あんまり大きな声で言いたくはないのだけれど、
私、ちょっぴり涙ぐんでしまった。
なんでだろ?
サンコンと東くん、二人の姿が本当に美しいと思ったんだよ。

ユニット・・・という響きがあまり好きじゃないから、
二人のこと、イカしたロックンロールバンドだ。
と、敢えて言わせていただく。

サンコンのブログにあったのでセトリ。


コウモリ傘
Mr. バスジャック犯
かもめ
抵抗の星
I am Rock'n'Roll
ちいさなわるいこ
月の光
振り子が止まるとき
恋はくるしいだけ!
Yeah!!!!




フラワーカンパニーズ
圭介は、やっぱり今日もポンチョだった。
ミスコニは、今度こそ、間違いなく青のツナギ!
Gは白シャツ、竹安は黒シャツ。

今日は、ポンチョを1曲目が終わる前に脱いでたよ。
果たしてどんな意味があったのかは、謎のまま。
次のライブはもう春だもんねぇ。

それにしても、今日のセトリはなかなかレアだった。
『切符』→『チェスト』でスタートして、
『上京14才』ときたときには、水戸のセトリをなぞるのかと思った。
とかろが、後半、どんどんマニアックになってったわ。

『世田谷~』いいわ~。
ベースが好き。
で、ここから『野暮天~』への流れが、めちゃくちゃカッコよかった。
あー、そうか、アルバム「世田谷夜明け前」か。
具体的に何が似てる、というわけじゃないけど、
曲の温度が同じなんだなぁ。
だから、繋がりがすごく自然なんだなぁ。

圭介が「今日は久しぶりの曲が多い」と言ってたので、
いろいろ期待しながら、聴いていたのだが、
一番驚いたのは『冬の陽』だな。

プルカスとかマンフラとか、その辺のアルバムは
とにかく聴きまくってたので、かなり脳に刷り込まれてるんだな。
だからキーが変わると、なかなか音程がとれなくて、
曲が始まってしばらくは、気持ち悪くてしょうがない。
1コーラス終わる頃には、なんとか追いつくのだが。

それでも『冬の陽』は嬉しかった。
ええ、地味曲マニアですからね~。
圭介には珍しいラブソングだし、胸がキュンとなるんだなぁ。

これも季節感ぴったりの『あったかいコーヒー』
曲の途中で、竹安のギターの弦が切れた。
珍しいなぁ。
メインじゃなくて、トレモロユニットがついてる方のSGだった。

次の『大人の子守唄』も
そっちのSGを使う予定だったんじゃないかと思うんだけど、
メインの方のSGを素早くセッティングして、
あとは、弾きながら細々と微調整してた感じ。

こういうちょっとした機材トラブルに対処してる姿って、
見ていて楽しいんだよなー。
すんません、タチの悪い趣味で。
なんか、職人的なところが男っぽくていいんだよ。

今日が終わると、しばらくライブはお休みして、
レコーディングに入るというフラカン。
2ヶ月もライブがなかったら、体力が落ちるから、
ちゃんと筋トレしとかないと、という圭介。
「筋トレとかやってる?」と竹安にふると、
「するワケないじゃん!!」とキッパリ、力強く言い切った。
竹安、ステキ!

東サンコンかっこいいよねー。
という話から、グレートが少し不安になる、という話へ。
ロックバンドの最小単位は3人だと思ってたけど、
2人でちゃんと成立していて、
「あれ?ベース要らない?」と、みんなに思われるんじゃないかと。
チャットモンチーもメンバーの脱退で、
ベースの子がドラムになって、2人でやってるし。
フラカンだと、圭介とミスコニということかな?

でも圭介は「それは無理」
「音楽的にじゃなく、人間的に無理」なんだって。
お互いB型同士だから、うまくいかないって。
だからフラカンは「4人楽団」で!
というフリから『白目充血絶叫楽団』へ。
そりゃー、ハジけたわ。
圭介が顔を真赤にして叫んでるんだもの。


切符
チェスト
捨鉢野郎のお通りだ
上京14才
世田谷午前三時六分
野暮天ブギ
涙よりはやく走れ
冬の陽
あったかいコーヒー
大人の子守唄
脳内百景
ラララで続け!
俺たちハタチ族

白目充血絶叫楽団
終わらないツアー


アンコールはもう1回あると思ったんだけどな。
Q太郎が出てきて、手でバッテンして、
みんな「ええーっ」って感じだったけど、
案外あっさり諦めてしまってた。
個人的には、しばらくフラカンに会えないことを思うと、
もっと粘りたかったんだけどなぁ。

2 件のコメント:

  1. なんつーセトリ!
    世田谷…私、リクエストしたんだけど…。
    私がリクエストした曲、いつも他でかかる。
    正直ジェラシー。
    いいなぁいいなぁいいなぁ。
    福岡は今日、冬の陽のような気だるい日でした。

    そして、
    サンコンは元気でよかった。
    それぞれちゃんと音楽に携わっていてほしい。
    本当にそう思えるようになってきたんですよ。

    あのとき、イヤだったアルバム、
    あのとき、悲しかったあの人たち、
    時間が経って意味がみえてくると、
    どうしてそのときわかってやれなかったんだろうと、
    そう思います。

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    1. >tokageさん
      いいだろ、いいだろ、いいだろっ!
      自分の行けなかったライブの話をきくと、すごく羨ましくなるのは、みな同じですよね。

      東サンコンは、本当にカッコよかったですよ。
      ライブ中ずっと、「tokageさんに見せてあげたい」と思っていました。
      このブログ読んでもらって、少しでも伝わっているのいいのですが。

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