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2012年3月13日火曜日

夜のストレンジャーズ/踊ろうマチルダ@紅布

3/11(日)新宿 紅布
〈魂列車〉 夜のストレンジャーズ / 踊ろうマチルダ
時間:OPEN 18:30 / START 19:00
前売 3,000円 / 当日 3,500円(税込・1ドリンク別)



今日この日に、夜ストとマチルダの2マンがあると知ってすぐ、
絶対にこのライブは行かなきゃ、と思ったのだ。

この1年間のいろんな思いを抱えたまま、ライブハウスに辿り着いた。




踊ろうマチルダ
実は、生で観るの初めてだったのだ。
いつか夜ストとの対バンで観られると信じて待っていたのよ。
私にとっては、正に待望の2マンだったのだ。

Youtubeなんかの映像でしか見たことなかったんだけれど、
間近で見ると、なかなかの男前やね~。
そのジプシー然とした風貌が、ジョニー・デップみたいだったわ。
かなり小型ではあるけれど。

NHKのドラマの主題歌に使われて、いい波にのってるのかな。
残念ながら、そのドラマ見ていないのだが、NHKもなかなかセンスあるよね。
こういうメジャー街道から外れたところを取り上げてくれるのは
音楽ファンとして、本当に嬉しい。
これからも期待してますよ、NHKさん。

マチルダさん・・・っていうか、ツルベくん、本当にいい声だよな。
MCのときは、それほどハスキーには聴こえないんだけど、
歌ってるときは、しっぶい嗄れ声。
あの声で搾り出すようにエモーショナルに歌われると痺れるわ。

風邪で体調が悪いらしく、鼻水が垂れてくるというので、
お店の人にボックスティッシュもらって、
オンマイクで鼻をかむ姿が、どこかのボーカリストのようだった。

例の主題歌『箒川を渡って』のときだけ、
ギターをアコーディオンに持ち替えていた。
なんとも言えない郷愁をそそる歌に
アコーディオンの音色がとてもよく似合っている。

いや、この曲だけじゃなく、彼の曲は全部、どこか懐かしい。
男臭いノスタルジーがぷんぷんする。
ジャンルは違うけど、
夜ストと同質のロード・ムービー的なザラついた感触。
胸の奥の方がヒリヒリとする。
いい歌うたいだなぁ。




夜のストレンジャーズ
新体制になってから、私が観るのは3度目だっけ?
だいぶ馴染んできたかなぁ。

今回も、やっぱり新曲押しのセトリ。
というか、もはや“新曲”でもないか、音源化してないだけで。
そんな中で本当に初めて聴いた新曲は『Oh!Rain』
あれ?どんな曲だったっけ?
わりとシットリしたミドルテンポの曲だったと思うんだけど、
よく覚えてない。
なんて頼りない記憶力なんだ!

この新曲押しのセトリの中で『Rollin' Stone』は嬉しかった。
人ごみの中で、昔馴染の知り合いに出会ったような懐かしさ。
昔馴染はいいよね、落ち着くというか、ホッとする。

『ホームタウンボーイ』で、涙を流した後、
マキ子さんのベースが、聴き覚えのあるフレーズを奏でた。
一瞬、ヨーホーさんの姿が脳裏を過る。
『ファクトリーガール』だ。

そう、何日か前にシャッフルでかかったこの曲を聴いて、
「マキ子さんのベースが入ると、どんな感じになるんだろう」
と、ボンヤリ考えていたところだったのだ。
そのタイミングの良さに、ちょっとビックリしてしまった。
もちろん、嬉しい驚き。

『ファクトリーガール』は、本当にいい曲だ。
労働階級の若い恋人たちの日常を切り取った短編映画のようだ。
しかも視点がとても優しく、せつない。
あまりのせつなさに、またもや涙があふれそうになる。
一回緩んだ涙腺は、制御するのが難しい。

1月の対バンでギターパンダさんが歌っていた『新しい町』
その時聴いて、気に入ったミウラさんが
その日のうちにパンダ師匠に伝授してもらったそうだ。
元々はカンザスシティバンドの曲らしいのだが、
夏ごろ音源が出るらしいと言っていた。
これが本当に、希望を与えてくれる素晴らしい曲なのだ。
T字路'sもカヴァーするらしいし、
もう、みんな歌えばいいんじゃない?
音楽家のみなさん、ぜひ!
小さい子が口ずさんじゃうくらいの流行歌になればいいのになぁ。

希望を歌うミウラさんの声が、力強くて、頼もしくて泣けてくる。
そう、またもや涙ですわ。
でも構わない。
こんな温かい涙なら、いくら流してもいいじゃないか。

今日という日のせいなのか、
夜ストのライブでこんなに泣かされ続けるとは思ってもなかった。
しかし、最後はやっぱり踊り狂って締めたいよね。
と、オーディエンスは、発射の合図を待っていた。
だから終盤は大爆発。
フロアの温度は急上昇。
そうそう、やっぱり夜ストのライブはこうでなくちゃ。


アンコール。
珍しく、メンバー全員Tシャツに着替えて登場。
前面に大きく「NO NUKES」の文字がデザインされたプリント、
バックは上の方に小さく「魂列車」という文字。
カッコいいデザインで、これは買って帰らなきゃ・・・と思ったら、
「受注生産です。注文受け付けてます!」とのこと。
ええーっ!?普通に売ればいいのに。
結構売れると思うんだけどな。

『ヤング&ヒッピー』は、やっぱり盛り上がるな~。
私なんて「若くて貧乏」を通り越して「老いて貧乏」だけどね。
いや、気持ちの問題か、そうだよね?

そして、再びツルベくんが登場して、
ミウラさんと二人で『おやすみ恋人よ』
アコーディオンの音色がぴったりはまるスローナンバー。
途中、予定外のギターソロを振られたミウラさんが慌てて
多少グダグダになってしまったけれど、それもまた、ご愛嬌。
歌詞がじんわりと沁み込んで、心が温まっていく。


夜ストのライブにしては珍しく、
しみじみと噛み締めるようなエンディングだったなぁ。



DOWN ON THE ROAD
SOUL ON FIRE
ソウル・バーニングラブ
砂浜
Rollin' Stone
ホームタウンボーイ
ファクトリーガール
そばにいて
Oh!Rain
テレサ
新しい町
グッドラックと言おう
Let's Twist Again
サムクックで踊ろう
ソウルフリーター

ヤング&ヒッピー

おやすみ恋人よ



※新曲のタイトルは、サビの歌詞を拾ってるだけなので
正式なものではありません。



帰りの物販は、かなり混んでいたので、帰ってきてしまったけれど、
あのTシャツ欲しいな~。

2 件のコメント:

  1. いい過ごし方でしたね~!
    GWはまた福岡に!!と思ったけど、
    GWは恒例のお客様がみえるので、
    そのスケジュール次第です。
    マキ子さんのベース聴いてみたいです~。
    あれ?小倉がない…。
    仕方ないかなぁ、去年凄かったから。

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  2. >tokageさん
    まぁ、エラそうなこと言ってますが、夜ストのライブに行きたかっただけのことなのかもしれません。

    そう言えば、GWにツアーでしたね。
    スケジュールが合えばいいですね。
    とにかく、3月を無事に乗り切らなければなりませんね、お互いに。

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