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2012年2月21日火曜日

石橋凌スペシャルライブ@タワーレコード渋谷店

石橋凌 スペシャルライブ
2012年02月19日(日) 18:00~
タワーレコード渋谷店 B1「STAGE ONE」



タワーレコードのこの地下のスペース、すごいね。
初めて来たけど、まるっきりライブハウスの造りだ。
フロアの広さもあるし、
キャパで言うと300人以上は入りそう。
某サイトによると、この日集まったファンは160人とか。

ステージ前にパイプ椅子が3,4列並んでいた。
なんてったて今回、奇跡の整理番号一桁を引き当てたワタクシ。
遠慮なく、凌さん前カブリツキに行かせていただいた。
うー、近いぞ。

それにしても男子率高し。
しかも40~50代と思しき、いわゆるオジサンがたくさん。
れっきとしたオバサンの私が言うのもナンですが。
みなさん熱かったよねぇ。

凌さんと魂署の面々が登場。
ビシッとシャツにベストというスタイル。
50年代アメリカのギャング映画みたいな雰囲気。
こうやって並ぶと、絵になる男達だなぁ、と感心する。
ほんと、みなさんカッコいいわ。
凌さんも、ずいぶんと、そのぉ、恰幅が良くなられて、ド迫力である。

音楽の舞台に戻ってきました。ただいま!
という凌さんの言葉に「おかえりー!」という歓声が上がる。
とても嬉しそうな表情で「その言葉が一番聴きたかった」と凌さん。
すると、更に多くの「おかえりー!」の声が飛び交う。
「その言葉を全身に浴びたい。『おかえり』で頭を洗いたい。」
なんとも可愛らしい発言だが、胸にグッとくるよなぁ。

メンバーを一人ずつ紹介して、最後にもう一人、
「前から、ソロをやるなら、絶対一緒にやろうと思っていた」
という梅津さんを呼び込んで、演奏が始まった。


一彦さんのグレッチは、いつもどおりのキレキレの音色がして、
この馴染みのあるギターの音を聴いたら、
テンション上がるのは当たり前として、
なんだか妙な力みのようなものが抜けた。
閉じていた扉がパーッと開いたような、そんな気がした。
自分でも気付かないうちに、身構えていたみたいだ。
どうにも“考え過ぎ病”に罹っているようで、最近。

目の前で魂こがすように歌う凌さんが、すごく大きく見えた。
力強い歌声は、若い頃よりも艶っぽい響きがする。
そして、客席に向ける眼差しが愛しげで、とびっきり優しい。
その優しい眼差しは、ステージの上のメンバーにも向けられていて、
愛を感じたなぁ。

音源で聴いてるときより、一彦ギターの冴えが一際目立っていた。
歌わない分、グルーヴァーズのときよりも
ギタリストの顔で、クールだったわ。

ミキオさんは終始ニコニコ笑顔で、可愛かったなー。
一彦さんとアイコンタクトを交わしながら、
楽しそうに弾いてたのが印象的。

『乾いた花』のとき、明らかに私に向かって歌ってくれたのだ。
まぁ、妄想かもしれないが。
キャーーー!!
あれ?ちょっと待てよ。
それって、私が“乾いた花”だってことなのか?
「夢も見栄もしぼんだ花」って・・・、その通りかもしれないが。
ふふん、それでもいいや。
私の目を見て歌ってくれたんだもんっ!凄いじゃん。(←妄想!)

『形見のフォト』で、凌さんが
「シートベルトの着用サインは消えました」と言ってくれて、
立ち上がることができたので、ステージ前のバーのとこまで詰め寄る。
ますます近くなる。
サビのとこで、ラララララ~とフロアで大合唱がおきて、
その間に、ミキオさんはアコーディオン、一彦さんはマンドリン、
圭一さんはアコギに持ち替えて、ステージの前方へ。
池畑さんの持ってたバスドラを皮だけにしたみたいな楽器は何?
即席ジャグバンドになって盛り上がる。
楽しい!

『Dear my soulmate』は、アルバムの中では一番好きな曲。
魂署のバンドとしての完成度の高さが
非常にわかり易く表れてる一曲だと思うのだよ。
ライブで聴くと、更にいいな。
と、ノリノリで盛り上がったところに、キタ!!
『ダディーズ・シューズ』!!!
アルバムにも収録されてなかったARBのナンバー。
まさか、ここで聴けるとは思ってなかったな。
すっっっごい嬉しくて、飛び上がってしまった。

CD聴いて「あー、ARBじゃないんだなぁ」なんて
感傷に浸っていた自分が、ARBのナンバーがかかって
飛び跳ねて喜ぶなんて呆れちゃうよね。
しかし、そうなんだもん、しょーがない。

やっぱりライブじゃなきゃダメなんだよ。
目の前に転がってる生の音を感じなきゃダメ。
余計な邪念の入り込む余地なんてないくらいに
ギュウっと密度の高い、熱い爆音に曝されてみなきゃわからない。
私って、やっぱりボンクラだな~。

アンコールは『Route66』から始まった。
おおっ、カヴァーか。
こういう定番ロックンロールナンバーを
さらりと決めるところが、まったく憎らしいほどカッコイイ。

凌さんは、ステージの端から端まで移動して、
端の方にいるファンの声援も受け止めて、握手してたりして。
あのー、真ん中の方にいる私は?握手は?
なんてチラッと思ったりもしたけど、まあいっか。



終わってみると、1時間ほどしかたってなくて驚いた。
なんか濃かったなー。



最果て
乾いた花
Respect the night
形見のフォト
ベサメムーチョ
Dear my soulmate
Daddy’s shoes
喝!
我がプレッジ

Route 66
R&R AIR MAIL
Tokyo Shuffle

2 件のコメント:

  1. 本官は魂署所轄の乾いた花であります。
    大捜査されましたね。
    ニヤニヤして読んじゃいましたよ。
    「シートベルトの着用サインは消えました」って!もう、凌さんのダンディズム☆
    ああ、行きたかったなぁLOGOS……とか思いながら、
    私は主なきカツ丼のナベの店を守っておりました。
    あれ?まむしの潤二とカツ丼のナベの描写……?

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    1. >tokageさん
      今年はできるだけ多くのステージに立ちたい、と凌さんが言ってましたよ。
      きっと、近いうちにチャンスは巡ってくるはずですので、お見逃しなく!

      圭一さんも、池畑さんも、梅津さんも、カッコよかったのですが、
      ついついステージ上手の方へ目がいってしまって、あまり見てないのです。
      でも、その音はしっかりと全身で受け止めましたよ。

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