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2013年11月18日月曜日

TOWER RECORDS presents Otonano/Oto@O-EAST

"TOWER RECORDS presents Otonano/Oto"
11月14日(木)渋谷 O-EAST
出演:THE GROOVERS、武藤昭平 with ウエノコウジ、SCOOBIE DO
開場18時 / 開演19時
前売 3,200円(税込/ドリンク代別)



SCOOBIE DO
今日の若手№.1はスクービー。

今回の企画が「大人の音」ということなので、
いつものスクービーじゃない、オトナっぽい感じのライブを
依頼されたらしい。
つまり、普段どおりでは“大人”じゃなくて、今のところ
“暫定・大人”という位置づけになるらしい。

・・・というMCを聞くまでは、
「スクービーさん、路線変わったなぁ・・・」と本気で思ってた。
スクービーのコアなファンの方には、たまらん
レアなセトリだったのではないだろうか。

こんな渋くて、シックなスクービーも悪くない。
・・・けど、たまにしか彼らのライブを観ない私としては、
あのアゲアゲで熱いライブが、ちょっと恋しくなってしまったわ。
いや、これはこれでカッコいいんだけどね・・・。

大人といえばブルース。
冬のブルースといえば『スニーカーぶる~す』ということで、
めっちゃシャレオツなアレンジの『スニーカーぶる~す』を
聴かせてくれた。
ブルージーというより、ジャジーだったけどね。

松木リーダー、前よりカッコよくなったんじゃない?



武藤昭平 with ウエノコウジ
ウエノくん、よう喋るなぁ。
こんなに面白い男だったなんて、この武藤ウエノを見るまでは
ぜんぜん知らなかったよ。
みんなもそうでしょ?

自分の誕生日(来年の3月)に、熱海の温泉宿でのライブを
計画しているらしく、呑み放題食事付き一泊で29,000円だとか。
「どう?こういうの、みんな来る?」って。
その問いに対する反応がイマイチだったのを感じ取って、
「・・・考え直そうかな」って。

呑んだくれて、グダグダ喋ってるのは面白いのだけれど、
一旦、プレイが始まると、別人のように輝くんだなぁ。
ただの酔っ払いではない!
ただのアコースティック・ユニットでもない!
なんせ、二人ともリズム隊だから、
とことんパーカッシブに、ラテンのリズムを叩き出す。
ウエノくんが頭を振り乱しながら、
アコベをカッティングで刻むところが、たまらなくセクシィ。

武藤さんは、愛しげにガットギターを抱きしめ、
まるでダンスを踊るようにして、その愛器から
小気味のよいリズムを響かせる。

『スイート・タウン』の「この町にまた立ち寄りたい~♪」の
歌詞を変えて「この渋谷O-EASTに~~~♪」と
気持ち良さそうに武藤さんが歌ってるところに
「いやー、俺らにこの場所は大きすぎるでしょー」と
水をさすウエノくん。で、言いたいことだけ言い終えると、
「ハイ、どうぞ!」と、武藤さんにふっちゃうっていう自由さ。
いいコンビネーションですわ。

ウエノくんが、ずっと「一彦に怒られる」と言いながらも、
きっちりMCで喋りまくる感じが楽しげでよかった。



THE GROOVERS
グルーヴァーズは、いつもどおり。
いつもどおりが“オトナ”ってことなんだね~。

いつもより大きいステージが、よく似合っていた。
3ピースだから、小さいステージでも問題なく収まってしまうけど、
音のスケールからいくと、これくらいのステージが
実はちょうどいいのかもしれないなぁ。

オッサンばかりで、楽屋が臭い。
とくに、武藤ウエノは酒臭いし。
いい匂いがするのは、ナガイケくんだけです。
・・・だそうです。

一彦さんは、福原美穂ちゃんのサポートを一緒にやってるので、
ナガイケくんとは、かなり仲良しさんなんだよね~。

『スマイル』が良かったなぁ。
グレッチの音よりも、今のギターの音色が合ってる気がする。
磐石のリズム隊の上で、遊ばせてもらってるようなギターの音。
こういうのにゾクゾクしちゃうんだよー。

今日のバラードは『奇跡のバラッド』
これもたまらん。
乙女モードに入って、一彦さんを見つめる。
・・・その指を。(←所詮、変態です。)

お馴染みのグレッチが出てきて、ラスト・ナンバーは
『最後の煙草~』
えええぇ~っ、もう終わり!!?
あっという間だったわ。



放浪の運命
今を行け
スマイル
存在理由
無条件シンパシー
ロザリー
グッド・モーニング・シャングリラ
奇跡のバラッド
最後の煙草に火を点ける


 
アンコールは、松木リーダーと武藤さんも出てきて、
『SWEET JANE』が、ルー・リードに捧げられた。
一彦さんとリーダーのギターソロのかけ合いに痺れた。
やっぱりリーダー、前より男っぷりが上がってるよー。
見ててキュンキュンしちゃうじゃないかっ!

そうそう、もう一人、キュンキュンさせてくれる男がいた。
酔いどれステップで、タンバリンを華麗に叩く武藤さん!
ちゃんと歌うのかと思ったら、サビしか歌ってなかった。
一彦が歌う訳詞の歌詞カードを、熱心に覗き込んで、
フムフム・・・と納得したように頷いたりしてたのが、
可笑しいんだけど、可愛かった。

もー、酔っ払いのオッサンのくせに、なんてキュートなんだ!

・・・と、すっかり、武藤さんに心奪われてしまった次第。


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