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2010年4月6日火曜日

【読書メモ】第四の手

最近、本のタイトルが覚えられないという
初期の老化現象に悩まされている。
曲のタイトルも覚えられないんだけど、
これは二十代の頃からなのであまり気にしてない。
えっ、気にした方がいい?

そんなわけで、このブログを活用することにした。
読んだ本のタイトル、内容、感想などを簡単に記しておく。
飽くまでも、個人的なメモなので、内容が支離滅裂だとか、
さっぱり訳がわからん、などという苦情はご勘弁。
もちろんネタバレあり。




『第四の手』ジョン・アーヴィング(小川高義)
The Forth Hand / John Irving



ライオンに左手を喰いちぎられてしまったニュース・キャスターが、
手の移植手術を受け、その手の提供者の妻に恋して、
人生をやり直そうとする話。

言いかえると、

いかにもアーヴィング的な優柔不断な主人公が、
アーヴィング的な災難に見舞われながら、
アーヴィング的幸福を見出していくというお話。

つまり、どこを切ってもアーヴィングってこと。

でも案外、アーヴィングにしては、災難の数が少ない方だね。
最後のまで、パトリックが子供を助けるために
命を落とすのではないかと思いながら読んでいたよ。

話の序盤がちょっと読むのがしんどい感じだったのは、
翻訳のせいかな。
私の慣れているリズムとは違う文章だったようで。
後半は慣れてきたので、わりとスムーズに読めたけどね。


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